文学部ってなにを学ぶの?“ことばと文化”を通して人を深く理解する学部
親: 文学部って、昔からあるけど、いまの時代にどう役立つのかピンとこないわね。
子: たしかに理系とか就職直結型の学部と比べて、分かりづらいかもしれない。でも文学部は、「ことば」「文化」「思考」「表現」の力を磨く学部で、人と人がわかり合うための力を深く育ててくれるんだよ。
親: じゃあ、文学作品を読むだけじゃないのね?
子: うん、それも一部だけど、愛知淑徳大学の文学部では、日本語や英語、文化や思想、教育などを広く学んで、「読む・書く・話す・考える」を本気で鍛えていくんだ。
学びの特徴①:日本語・英語・国際文化を軸に、多様な領域を探究
日本語を深く学ぶ「日本語・日本文学分野」
- 古典文学から現代文学まで幅広く学習
- 言語学、語用論、文章表現、作文・論文技術の習得
- 日本語教育(外国人向け)にも対応
子: 文章力や読解力をつけたい子には、この分野がぴったりだよ!
世界とつながる「英語・英米文化分野」
- 英語圏の文学、文化、歴史、メディアを幅広く学ぶ
- スピーチ、プレゼン、ライティング演習も豊富
- 英語で議論する力、読む力、伝える力を育てる
親: 英語って就職にも活かせるスキルだし、将来性があるわね。
子: 英語で“内容を考える”っていう力が育つよ。TOEICや英検の対策にもなる!
グローバルに文化を学ぶ「国際文化・比較文学分野」
- 日本・アジア・欧米の思想・宗教・芸術を横断的に学ぶ
- 国際社会や多文化共生を考える視点を育てる
- 社会問題や現代メディアも文学的・文化的に読み解く
子: 一見難しそうだけど、「今の世界を知りたい」って思う子にはすごく面白いよ!
学びの特徴②:少人数ゼミ+豊富な表現・発信の機会
ゼミナールで“自分の問い”を深掘り
- 2年次から本格的なゼミに所属
- 自分のテーマで研究し、卒論までつなげる
- 本の読み方、考え方、伝え方をトレーニング
表現型授業も充実!
- エッセイ・評論・リポート・プレゼンテーション演習
- 模擬授業やワークショップ形式の授業もあり
- 学内発表会・小論集の作成なども実施
子: 文章力とプレゼン力、両方がしっかり伸ばせるよ!
学生の雰囲気は?静かだけど芯が強い、“ことばに強い”人たち
親: 文学部って、まじめでおとなしい子が多いイメージだけど…?
子: うん、たしかに派手な子は少ないかも。でも、本が好き・考えるのが好き・自分の考えを大切にしたいっていう子が多いから、知的で落ち着いた空気だよ。
親: なんだか信頼できそうなタイプね。
子: そう!話すとみんな優しいし、意見をきちんと聞いてくれる子ばかり!
学びの特徴③:教職・日本語教員・出版・観光など幅広い進路に対応
取得できる資格・免許
- 中学校教諭一種免許(国語/英語)
- 高校教諭一種免許(国語/英語)
- 日本語教員(養成課程あり)
- 図書館司書・学芸員資格
主な就職先
- 教育(中学・高校教員、塾講師)
- 出版・編集・新聞社・放送局
- 観光・旅行業(添乗員、空港グランドスタッフなど)
- 企業(広報、一般職、営業、総務)
- 公務員(市役所、文化行政、国際交流員)
- 大学院進学(文学・教育・言語学・文化研究など)
子: 文学部って就職に不利と思われがちだけど、「書ける・話せる・考えられる」って強みは、実はどこでも役立つんだ!
親: 地味だけど、どんな仕事でも通用する土台が育つのね。
保護者の方へ〜こんなお子さんにおすすめ!
親: 文学部って、派手じゃないけど、すごく深い学びができるのね。
子: うん。だから、こんなお子さんにぴったりだよ:
- 本を読むのが好き、文章を書くのが得意
- 言葉の意味や使い方に興味がある
- 英語を使って世界とつながりたい
- 将来、教員や言葉を使う仕事に就きたい
- コツコツ学ぶタイプで、考えるのが好き!
親: 自分の考えを育てて、発信する力を持った大人になれそうね。
子: まさにそれ!**「言葉を深く学び、人とつながりたい」**って思う子にとって、文学部は最高の場所だよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント