「人間情報学部」って何を学ぶの?“人とテクノロジー”の関係を読み解く文理融合の学び
親: 「人間情報学部」って、ちょっと珍しい名前ね。どんなことを学ぶの?
子: 一言でいうと、「人間の心や社会の仕組み」と「情報技術やデータ」をつなぐ学問だよ。心理学・情報学・メディア論・統計・デザインなど、文系と理系の境界を越えて、人と情報の関係を深く学べるのがこの学部なんだ。
親: 情報系って聞くと理系っぽいけど、文系の子でも大丈夫なの?
子: 全然大丈夫!プログラミングや数理的な内容もあるけど、最初からやさしく学べるし、「人と情報の関係」に興味があれば文系の子にもぴったりなんだ。
幅広い学びのフィールド!4つの視点から“人×情報”を探究
子: この学部は、以下のような4つの視点から人間と情報を多面的に学んでいく構成になっているよ。
① 情報と社会:情報化社会で起きている課題や変化を分析
- SNSのリスク、AIと労働、デジタル社会の倫理などを学ぶ
② 情報と人間:心理・認知・コミュニケーションの理解
- 人の心の動き、メディアにどう影響されるか、行動と情報の関係などを扱う
③ 情報と技術:プログラミングやデータ分析の基礎
- Python、R、Excelを活用したデータ処理や視覚化の演習
- IoTやWebアプリなど“仕組みを動かす”技術も習得
④ 情報と表現:メディア制作・情報デザイン・プレゼン能力の強化
- 映像編集、Webデザイン、企画書づくりなど実践スキルも育てる
親: 一つの分野だけじゃなくて、いろんな角度から“情報”を捉えるのね。
子: うん、だから就職先も広いし、自分の得意を見つけて伸ばすことができる学部なんだ。
文理融合型のカリキュラム!“考える・つくる・伝える”をバランスよく学ぶ
1年次:心理学・情報学・統計・プレゼン技法などの基礎を広く学習
2年次:興味に応じて「データ分析」「メディア制作」「行動観察」など専門性を深める
3年次:ゼミ所属+グループワーク・プレゼン演習など実践型学習が本格化
4年次:卒業研究・就職活動・大学院進学への準備
子: 座学で知識を学ぶだけじゃなくて、「データを読み解いて」「企画を立てて」「人に伝える」まで一貫して学べるのが特長だよ。
親: 知識だけじゃなくて、実際に“社会で使える力”がつきそうね。
子: うん!たとえば企業と連携したマーケティングプロジェクトや、公共機関向けの提言活動などにも参加できるよ。
学生の雰囲気は?柔軟で、探究心が強い子が集まる学部
親: どんなタイプの学生が多いの?
子: 穏やかで、でも自分の好きなことにはすごく熱中するタイプの子が多いよ。
- データやSNSに興味がある
- 人の気持ちや行動を分析するのが好き
- プログラミングや動画編集に挑戦してみたい
- 新しいことを自分なりに表現したい
親: “オタクっぽい”って意味ではなく、“探究心が強い”って感じね。
子: そうそう!得意がバラバラでも、授業で自然にかみ合っていくような雰囲気があるんだ。
就職はどう?情報・企画・教育・公務員など文理にまたがる多彩な進路!
主な就職先
- IT・通信(SE、Web制作、情報管理など)
- 広告・出版・映像制作(編集、デザイン、企画職など)
- 一般企業のマーケティング・人事・営業
- 教育関係(ICT支援員、学校事務など)
- 公務員(行政職・図書館・自治体職員など)
取得可能な資格
- 高等学校教諭一種免許状(情報)
- 認定心理士(所定単位を取得)
- ITパスポート、MOS、基本情報技術者などもサポートあり
支援体制
- ゼミ単位の個別進路指導
- 就職支援課との連携で履歴書・面接対策も万全
- プレゼン・企画力を生かしたポートフォリオ指導もあり
親: 進路の幅が広い分、方向性を見つけるのが大変そうね。
子: だから1・2年のうちから、キャリア系の授業で「自分の得意」を発見する機会がたくさんあるよ!
保護者の方へ〜どんな子におすすめ?
親: 愛知淑徳大学の人間情報学部って、すごく今の時代に合った学部なのね。
子: うん!この学部は、
- 「人」と「情報」の関係を多面的に学べる
- 文系・理系どちらの子も活躍できる文理融合型カリキュラム
- データ分析・ICT・プレゼンなど社会で求められる力が育つ
- メディアや心理など自分の“好き”から将来をつくれる
- IT・企画・教育・行政など幅広い進路に対応できる
親: どんな子に向いていると思う?
子: 「情報に関心がある」「人の行動や心に興味がある」「幅広く学んで、将来の選択肢を広げたい」――
そんな**“柔軟で探究心のある子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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