「保健医療技術学部」って?“人の健康と生活”を支える専門職を育てる場所
親: 保健医療技術学部って、具体的にどんなことを学ぶの?
子: 簡単に言うと、「人の健康と生活を支える専門職」を目指す学部だよ。佛教大学の保健医療技術学部には、理学療法学科、作業療法学科、看護学科の3つの学科があって、それぞれ理学療法士、作業療法士、看護師・保健師を養成しているんだ。
親: 医療現場で活躍する専門職を目指すのね。
子: うん。少人数制で、実習や演習が充実していて、即戦力となる力を身につけられるよ。
学びの構成|3つの学科で専門職を目指す
● 理学療法学科
- 運動機能に支障をきたした人に対し、運動療法や物理療法を用いて治療を行う理学療法士を養成
- 解剖学や生理学などの基礎医学から、疾患別の理学療法まで段階的に学修
- 地域リハビリテーションやスポーツ分野など、多様な領域に対応
● 作業療法学科
- 心身に障がいのある人に対し、作業活動を通じて機能回復を支援する作業療法士を養成
- 1年次から臨床現場を体験できる実習科目を開講し、段階的に実践力を養成
- 医療施設だけでなく、介護老人保健施設や訪問リハビリテーションなど、幅広い領域に対応
● 看護学科
- 看護師・保健師を養成し、全人的なケアができる確かな臨床実践力を育成
- 1学年65名の少人数体制で、充実した設備と手厚い指導を展開
- 保健師国家試験受験資格課程の定員は最大15名で、所定科目を修得すれば、養護教諭2種の免許状の授与申請も可能
学びのステップ|段階的に専門性を高める4年間
● 1年次
- 基礎医学(解剖学、生理学など)や専門基礎科目を学修
- 入門ゼミや見学実習を通じて、専門職への理解を深める
● 2年次
- 専門科目や実習・演習を通じて、実践力を養成
- 模擬面接やロールプレイで対話力・観察力を磨く
● 3年次
- 疾患別の専門的な知識と技術を学修
- 臨床評価実習や総合臨床実習を通じて、実践力を強化
● 4年次
- 卒業研究や国家試験対策に集中
- 臨床実習を通じて、学んだ知識と技術を臨床現場で実践
実践的な学び|“生きた現場”で学ぶリアルな支援
- 医療施設や福祉施設での臨床実習を通じて、実践力を養成
- 地域リハビリテーションや在宅医療など、地域に根ざした実習も充実
- 学内の実習室やシミュレーション設備を活用した演習で、技術を磨く
親: 実習が充実しているのは安心ね。
子: うん。現場での経験を積むことで、即戦力となる力を身につけられるよ。
学生の雰囲気|まじめでやさしい、行動力のある仲間たち
- 医療や福祉に対する高い志を持った学生が多い
- グループワークや実習を通じて、協調性やコミュニケーション力を育成
- 教員との距離も近く、安心して学べる環境
子: 同じ目標を持った仲間と切磋琢磨できるのが魅力だよ。
就職・進路|“支えるプロ”として社会の最前線へ
● 主な進路
- 理学療法士、作業療法士、看護師、保健師として医療機関や福祉施設へ
- 公務員(保健師、福祉職など)
- 大学院進学(保健医療分野など)
● 国家試験合格率(2024年3月卒業生実績)
- 理学療法士:95.1%(全国平均89.3%)
- 作業療法士:88.6%(全国平均84.4%)
親: 高い合格率は心強いわね。
子: うん。国家試験対策やキャリアサポートが充実しているから、自信を持って臨めるよ。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 医療や福祉の分野で人の役に立ちたいと考えている子
- 実践的な学びを通じて、専門職を目指したい子
- 少人数制の環境で、きめ細やかな指導を受けたい子
- 国家資格を取得して、安定した職業に就きたい子
子: 人の健康と生活を支える仕事は、やりがいがあるよ。
親: 専門性を身につけて、社会に貢献できるのは素晴らしいわね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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