「経済学部」って何を学ぶの?“社会のしくみ”を数字と理論で読み解く力を育てる
親: 経済学部って、お金のことを学ぶの?
子: お金のことも学ぶけど、それは一部にすぎないよ。中京大学の経済学部では、「社会全体のしくみを“数字と理論”で読み解く学問」を学ぶんだ。たとえば物価や景気の動き、国の財政、雇用、国際貿易、貧困格差など、私たちの暮らしに直結するテーマを扱うよ。
親: なんだか難しそうだけど、将来には役立ちそうね。
子: そう!だからこそ、経済学部での学びは“ニュースの見え方”が変わるって言われてるんだ。
どんなことを学ぶの?マクロからミクロまで“経済の本質”を理解する
中京大学経済学部の学びは、理論と現実のバランスがとてもよく、以下のようなテーマを幅広く扱っているよ。
- ミクロ経済学:個人や企業の行動、価格のしくみ、消費と生産
- マクロ経済学:GDP、失業率、景気と不景気、国の財政・金融政策
- 国際経済学:為替、貿易、海外との経済関係
- 公共経済学:税金や年金、政府の役割
- 環境経済学:持続可能な社会、再生可能エネルギーと経済
- 行動経済学:人の心理と経済行動の関係
親: 教科書の中だけじゃなくて、現実社会の問題にも対応してるのね。
子: うん、実際に「コロナ後の物価上昇」や「最低賃金引き上げの影響」みたいなテーマを分析する授業もあるよ。
実践力を磨くカリキュラム!データ×課題解決のアプローチも充実
子: 中京の経済学部では、“机上の理論”だけで終わらせない実践的な授業がとても多いんだ。
- 経済データ分析の演習(Excelや統計ソフトも使う)
- 地域経済活性化の企画立案
- 調査プロジェクト(アンケート設計・分析・政策提言)
- 現役経済人・行政職のゲスト講義
- ゼミでのディスカッションやプレゼン訓練
親: プレゼンとか実習って、理系っぽいのね。
子: そうそう、今の経済学って“数字と論理と行動”を組み合わせて考える学問だから、実際の仕事に直結してるって言われてるんだ。
学びの軸は自分で選べる!関心に応じたテーマを深掘り
中京大学経済学部では、明確なコース制ではないけれど、ゼミや専門科目の選び方で以下のような方向に進めるよ。
- 金融・財政分野:銀行・証券・保険業界を目指す人に人気
- 国際・貿易分野:商社や外資系企業を見据える人向け
- 地域経済・まちづくり分野:自治体や公務員を目指す学生に人気
- 環境・社会課題分野:SDGsやESGに関心がある学生に合っている
- マーケティング・消費分析分野:民間企業志望の学生に人気
親: 入ってから自分の関心に合わせて進めるのね。
子: うん。2年次から専門が本格化するから、1年のうちにしっかり方向性を探れるようになってるよ。
学生の雰囲気は?落ち着いていて、就職意識の高い子が多い
親: 経済学部って、どんなタイプの学生が多いの?
子: 真面目で落ち着いた子が多い印象だよ。あと、数字や時事ニュースに興味がある子や、「将来の安定を考えて選んだ」って子も結構いる。
- 新聞やニュースをチェックする習慣がある
- 公務員や金融系志望で着実に準備してる
- 数字やグラフに苦手意識はない
- コツコツ考えて分析することが得意
親: 進路を意識して、堅実な選択をする子が多いのね。
子: うん、ただし最近は“起業したい”“マーケティングで新しいことやりたい”っていうアクティブな子も増えてきてるよ。
卒業後の進路は?金融・公務員・一般企業など幅広い活躍の場
主な就職先(例)
- 銀行・信用金庫・証券・保険などの金融業界
- メーカー・流通・IT企業などの経営・営業・企画職
- 国家・地方公務員(経済政策・市役所・税務職など)
- コンサルティング会社・調査会社
- 大学院進学(経済研究、教育職など)
サポート体制
- 公務員試験対策講座
- 金融業界研究・模擬面接講座
- ゼミ単位での就活支援・ES添削・模擬面接
- 卒業論文=自己PRとして活用されることも多い
親: 専門性を活かして就職に強いのね。
子: そう、「数字が読めて、論理的に説明できる人」は、どこでも必要とされるからね。
保護者の方へ〜どんな子におすすめ?
親: 中京大学の経済学部、現実社会とつながった実践的な学びが印象的ね。
子: うん!この学部は、
- 経済やお金のしくみに興味がある子
- 数字に苦手意識がない or 得意な子
- 将来は金融・公務員・企画職を考えている子
- 社会の課題を“データと理論”で解決したい子
- 就職に役立つ専門性と柔軟性を身につけたい子 におすすめ!
親: どんな子にぴったりだと思う?
子: 「世の中のしくみを深く知りたい」「数字を使って説得力のある意見を持ちたい」「将来を見据えた力を身につけたい」――
そんな**“論理性と現実感覚をあわせ持つ子”**にぴったりだよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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