【親向け】南山大学 経営学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「経営学部」って?会社の仕組みと人の動かし方を学ぶ学部

親: 経営って、社長がやることじゃないの?学生が学ぶものなのかしら。

子: 確かに「経営=トップの仕事」って思われがちだけど、実は、企業の中のすべての活動(人・モノ・お金・情報)をどう動かすかを学ぶのが経営学部なんだ。マーケティング、会計、人材育成、戦略立案、国際ビジネス……全部経営に含まれるよ。

親: それって、将来どんな仕事につながるの?

子: ほぼ全部って言ってもいいくらい(笑)。南山の経営学部では、理論と実践をバランスよく学びながら、将来のリーダーシップも育てる教育が行われてるんだ。


経営を“実務×理論”で学ぶ3つの専門領域

● 経営マネジメント領域

  • 企業組織の動かし方、リーダーシップ理論、人材育成の考え方を学ぶ
  • グローバル経営やCSR(企業の社会的責任)もカバー
  • 「どうすれば人と組織がうまく動くか」を実例を通して考える

● マーケティング領域

  • 商品企画、広告戦略、ブランド戦略、顧客分析など実務直結の内容
  • 実際に企業と連携してプロジェクトを立ち上げる演習もあり
  • デザイン・心理・データ分析など多分野融合が特徴

● 会計・ファイナンス領域

  • 財務諸表、原価計算、経営分析など企業の“お金の流れ”を学ぶ
  • 税理士・会計士を目指す学生向けの支援体制あり
  • 管理会計・国際会計・ESG投資まで網羅

1年次から段階的にビジネスセンスを磨くカリキュラム

● 1年次|経営の世界へ入門

  • 経営学概論/マーケティング基礎/会計リテラシー入門など
  • プレゼン・レポート・統計演習など“使える基礎力”を育成
  • 企業見学やビジネスゲームなど体験型授業が多数

● 2年次|理論を深め、応用力を鍛える

  • サプライチェーン論/人的資源管理論/データマーケティング
  • 会計ソフトの操作演習/企業会計の実例研究
  • 複数のプロジェクト型授業がスタート

● 3年次|ゼミ活動と実務体験で社会とつながる

  • 1人1ゼミ配属制。各ゼミで企業課題を扱うグループワークあり
  • 市場調査・ブランド分析・IR戦略立案など、実務に限りなく近い体験
  • 学内ビジネスコンテスト、起業アイデア発表会なども開催

● 4年次|キャリア設計と卒業研究

  • 就活+卒業論文の両立を支援する専用カリキュラムあり
  • 「自社の将来戦略」「ESG経営の現状分析」などのテーマも多数
  • 学会での学生発表や学外プレゼン経験も可能

実践主義の南山経営|プロジェクトベースの学びが豊富

  • ATグループと共同で自動車販売店舗の改善提案
  • 愛知県企業と共同開発のコーヒーブレンド商品企画
  • 地元中小企業へのインターン派遣/経営改善提案
  • NPOと連携した「非営利組織の資金運用」分析

親: えっ、そんなこと学生のうちからできるの?

子: 南山の経営学部は“本物の現場”とつながってるからね。「教科書」よりも「現場の課題解決」って感じなんだ。


学生の雰囲気|協調的でプレゼン慣れ。地元志向も国際志向も強い

  • プレゼン・グループワークをこなす学生が多く、議論や資料作成に慣れている
  • 就職意識が高く、3年次からOB・OG訪問や説明会が活発
  • 地元志向(名古屋本社企業狙い)と国際志向(外資系志望)の両方が共存
  • 数字にも強く、文系ながらExcel・PowerPointのスキルが高い学生も多い

就職・資格|大手志向も資格志向も、両方に対応できる体制

● 主な進路先

  • トヨタ・アイシン・名鉄・デンソーなど地元大手
  • 三菱UFJ・名古屋銀行・SMBC日興証券など金融系
  • 三井住友海上・JR東海・リクルートなど多様な業種
  • 外資系メーカー(P&G/ボッシュ)や商社・ITベンチャーなど

● 資格対策講座

  • 日商簿記2級・1級/ファイナンシャルプランナー
  • 中小企業診断士/販売士/TOEIC 800点対策
  • 会計士・税理士を目指す学生のための進学支援

保護者の方へ|どんな子におすすめ?

  • ビジネス・マーケティング・会計などに興味がある子
  • 人と関わる仕事、組織を動かす立場を目指したい子
  • 起業や企画に関心がある創造型の子
  • 地元企業で安定した就職を狙いたい子
  • 英語や国際ビジネスを活かしたキャリアを築きたい子

子: 経営学部は「幅が広すぎて困る」って声もあるけど、それって逆に“未来の可能性が多い”ってことなんだよ。

親: 決めつけずに“伸びしろを育てる”っていう選択肢として、すごく良さそうね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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