【親向け】南山大学 法学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「法学部」ってどんな学部?社会の“しくみ”を学び、人を守るルールを理解する

親: 法学部って、やっぱり「弁護士を目指す学部」っていうイメージがあるんだけど、それだけなのかしら?

子: 弁護士ももちろんいるけど、それはほんの一部だよ。法学部では「社会を支えるルール=法律」を学び、それをどう使って人や社会を守るかを考える学問なんだ。南山大学の法学部は、特に“人間性”や“倫理観”を重視した法教育で知られていて、ただ知識を覚えるだけじゃなく、「どう使うか」「なぜ守るか」まで深く考えさせられる学部なんだよ。

親: 「ルールを知る」ことが目的じゃなくて、「社会と人のつながりを考える」ことが重要なのね。

子: そう!南山の法学部は、キリスト教的人間観に基づいて、“正義って何?”“法の意味って?”という深いテーマにも向き合えるんだ。


南山大学 法学部のカリキュラムの特色|法を超えて「人間を学ぶ」

1〜2年次|法的思考力の基礎をじっくり育てる

  • 憲法、民法、刑法、商法など基本6法を丁寧に学習
  • 条文を読む力・判例を理解する力・論理的に考える力を養う
  • キリスト教的価値観や倫理学、社会学、政治学も学べる多角的な教養教育
  • 小論文、プレゼン、ディスカッション形式の授業も多い

3〜4年次|専門性と応用力、そして“実社会との接点”を育成

  • 労働法、環境法、国際法、ジェンダー法、家族法、知的財産法など応用分野を選択
  • 法学ゼミでは、少人数で1テーマを深く掘り下げ、卒論まで取り組む
  • 法律相談実習、模擬裁判、現場体験型演習など実務的学びも導入
  • 公務員、企業、法曹、NPOなど進路別のサポート体制が充実

子: 単に知識を詰め込むんじゃなくて、「法とは何か?」を常に考えさせられるよ。

親: 法学って“暗記勝負”のイメージだったけど、ここまで人間的で深い学びだとは思わなかったわ。


社会の課題に向き合う|南山法学部の“人間味ある”法教育

  • 南山大学の理念「人間の尊厳」を重視し、法と倫理・宗教・社会正義を総合的に扱う
  • ジェンダー平等、環境正義、災害法、難民支援など「今、社会が直面している問題」に焦点を当てた科目群が充実
  • 海外の法学教育や人権教育と接続した国際法的視野も持てる
  • 実際の裁判所見学・弁護士インタビュー・模擬立法など、リアルに近い学びが展開される

子: 「弱い立場の人にとって法はどうあるべきか?」って視点を常に問われるのが南山っぽいなって思う。

親: 法律を“振りかざす”のではなく“寄り添う”ツールとして学んでいるのが伝わってくるわ。


学生の雰囲気は?まじめだけど柔らかい、対話を大切にする空気感

  • 読書や議論が好きな“思索型”の学生が多い
  • 正義感が強く、「社会の役に立ちたい」と考える志のあるタイプ
  • 学年を超えてゼミや課外活動で交流が盛ん
  • ゼミやプレゼンを通して、コミュニケーション能力も自然と高まる
  • 自分の進路や生き方について深く考えている子が多い

子: 授業のあとに「正義って何?」を真剣に語り合える友だちがいるのが、南山法学部のいいところ!

親: 真面目だけじゃなく、“あたたかさ”や“信頼”を感じる仲間と出会えそうね。


卒業後の進路は?社会の正義・調和・ルールを支える多様な進路

主な就職先

  • 地方公務員(行政職、福祉、観光、企画など)
  • 国家公務員(法務省、国税専門官、裁判所事務官など)
  • 民間企業(法務部、総務、人事、営業、金融業界など)
  • 法科大学院(ロースクール)への進学 → 弁護士・検察官・裁判官
  • NPO・NGO、国際協力機関など公共的なキャリアも

活かせる資格・スキル

  • 行政書士、宅地建物取引士、法学検定、社会福祉士との併用履修も可能
  • 論理的思考力、課題解決力、傾聴力、文章構成力、法律リサーチ力
  • 社会における“弱者”や“問題”に向き合う倫理的姿勢

親: 安定した進路も描けるし、何より“社会的に意義のある仕事”に結びついているのがうれしいわ。

子: 「人のために動ける力」が、自分の中に育っていく感覚があるよ!


保護者の方へ〜どんなお子さんに向いている?

  • 社会の正義やルールに関心がある子
  • 困っている人の役に立ちたいという気持ちがある子
  • 論理的に考える力を磨きたい子
  • 読書や議論が好きで、知的探究心がある子
  • 公務員や法曹、社会貢献型の仕事に関心がある子
  • 落ち着いた環境でじっくり自分を育てたい子

子: 「社会を良くしたい」「誰かの役に立ちたい」って気持ちを形にしたい子には、ぴったりの学部だと思う!

親: 知識と人間性、その両方を大切にする教育なら、きっと安心して任せられるわね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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