「社会学部」って?“人と社会の関係”を見つめ直す、やさしいまなざしの学び
親: 社会学って、なんとなく「いろんなことを広く学ぶ学問」って印象だけど、何を目指すの?
子: 一言で言えば、「人が生きやすい社会をつくるために、今ある課題やしくみを見直す学問」だよ。大谷大学の社会学部では、社会調査や実地学習を通して、“人に寄り添う視点”を大切にした学びが展開されてるんだ。
親: 京都にある落ち着いた大学って聞いてたけど、そんなに実践的な学びもあるのね。
子: うん。フィールドワークとか、地域活動、NPO体験なんかも多くて、「社会と関わる」って実感を持てる学びができるんだ。
社会を構成する“テーマ”ごとに学ぶ|2専攻の幅広いアプローチ
【地域福祉専攻】
- 少子高齢化、貧困、障害福祉、介護など、現代の福祉課題を多角的に学ぶ
- 社会保障制度・政策、地域包括ケア、生活困窮者支援などにも対応
- 京都市内や近隣地域での実習・ボランティア活動が豊富
【コミュニケーション社会専攻】
- メディア、文化、若者、ジェンダー、SNSと社会のつながりを考察
- 多文化共生、教育、地域メディア、サブカルチャーまで扱う自由度の高い学び
- 調査・インタビュー・映像制作・発信など表現力も磨ける
子: “制度や支援”を学びたい人も、“メディアや文化”に関心ある人も、自分の興味に沿って深めていけるよ。
親: 広いテーマだけど、自分の関心に合わせて専門性も育てられるのは安心だわね。
京都という立地を活かした“現場とつながる”学びが魅力!
- 地域のNPO、行政、学校、福祉施設と連携したプロジェクト授業
- 実際にフィールドワークで人に話を聞いたり、地域イベントを企画したりする授業も
- 社会調査士資格の取得を目指すカリキュラムあり
- データを読む力+人に寄り添う感性を両立した「文系の実学」が特徴
子: 京都って文化だけじゃなくて、社会課題の“縮図”でもあるから、学びの現場がすぐそばにあるんだ。
親: “大学の中だけで完結しない”っていうのが、これからの時代にはすごく大事ね。
学生の雰囲気は?あたたかくて落ち着いた、“人に関心のある子”が集まる
- 穏やかで聞き上手、人の話をよく聞く学生が多い
- 福祉・教育・文化に関心のある子が多く、話題の幅が広い
- 地元・関西出身者が中心で、地域活動にも積極的
- 少人数のゼミや対話型授業が多く、人間関係もあたたかい
- 「人の役に立ちたい」「社会を少しでも良くしたい」という志向の学生多数
子: 話を聞いてくれる先生や仲間がたくさんいるから、自分のペースで深く学べるよ。
親: 競争じゃなくて“対話と共感”がベースの学びって、心の土台も育っていきそうね。
卒業後の進路は?福祉・教育・公務員・一般企業まで幅広く活躍!
主な進路例
- 社会福祉法人・福祉施設(相談員、支援員、地域包括支援センターなど)
- 地方公務員(福祉・子育て・地域活性部門など)
- 一般企業(人事・企画・販売・サービス・広報など)
- 学校・教育関連(支援員、スクールソーシャルワーカー、通信教育関係など)
- NPO法人・地域団体・国際協力団体など
- 大学院進学(社会学、教育、福祉、心理など)
取得できる資格・活かせるスキル
- 社会調査士(資格取得サポートあり)
- 傾聴力・インタビュー力・対人理解力
- データ分析・レポート作成・プレゼン力
- 社会を“構造から見る”視点と“人に寄り添う”感性
親: 文系でもここまで“実践力”がある学びをしていたら、就職の時にも安心ね。
子: “人と社会の間で悩み、考える力”は、どんな職場でも役に立つんだよ!
保護者の方へ〜どんなお子さんに向いている?
- 社会の仕組みや課題に関心がある子
- 人の声を聞くのが好きで、共感力が高い子
- 支援や福祉、地域づくり、教育に関心のある子
- 本やメディア、文化、ジェンダーなどに興味がある子
- 地に足のついた社会人として成長したい子
子: 「人と社会の関係をじっくり見つめたい」って子には、本当にぴったりの学部だと思う!
親: やさしさと知性をあわせ持った学び――人として大きく成長できる4年間になりそうね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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