「社会科学部」って?“地域と人を支える”知識と行動力を育てる学び
親: 社会科学って聞くと、ちょっと抽象的で難しそうだけど…どんなことを学ぶの?
子: 吉備国際大学の社会科学部は、ざっくり言うと**「社会のしくみを知って、人と地域の未来を考える」**学部なんだ。経済や法律、福祉、まちづくりといった、暮らしに直結する分野をバランスよく学べるよ。
親: 公務員とか福祉の仕事にもつながるのかな?
子: うん!まさにそこが強みで、自治体やNPO、企業、福祉現場まで幅広い進路が選べるようになってる。地域課題に向き合う力を、実習やゼミでじっくり育てられるんだ。
学びの柱|「社会を知る・動かす・支える」ための3本軸
● 地域政策・行政・法律
・自治体のしくみ、地域課題の解決方法、政策立案などを学ぶ
・地方創生やまちづくりに関する実践的演習が充実
・公務員試験対策や法学基礎も丁寧にサポート
● 経済・経営の基礎知識
・身近なお金の流れからマクロ経済まで、経済の動きを理解
・地域ビジネスや起業、NPO経営にも応用できる内容
・ICTや会計など、ビジネススキルも身につくカリキュラム
● 社会福祉・多文化共生
・少子高齢化、貧困、障がい者支援など、現代社会の課題に向き合う
・福祉施設での実習やボランティアを通して、支援の現場を体験
・外国人支援や多文化理解についても幅広く学べる
学びの流れ|理論と実践を行き来する4年間
● 1年次:社会科学の基礎を幅広く学ぶ
・法律・経済・福祉・心理・地域課題などをバランスよく履修
・グループワークや地域見学を通して“学ぶ楽しさ”を体験
・公務員試験や進路に応じた学習サポートも開始
● 2年次:分野ごとの専門性を深める
・行政・経済・福祉・地域創生など、興味のある分野を選択
・地域フィールドワークや実習型授業が増加
・学外の団体や自治体との連携プロジェクトも始動
● 3年次:ゼミ・実習を通じて現場力を養成
・所属ゼミでテーマを深掘りし、地域課題への企画・提案を実施
・NPO・自治体・地域団体でのインターンシップも可能
・プレゼン・報告書作成・ディスカッションなど実務力も向上
● 4年次:卒業研究+進路決定へ
・自らの関心をもとに卒業論文を執筆
・地域活性・福祉支援・多文化共生などをテーマに選ぶ学生が多い
・公務員・企業就職・大学院進学に向けた個別支援も手厚い
実践の場|“地域に入り込む”経験を重ねる4年間
- 市役所・県庁・議会での政策提言型インターンシップ
- 空き家活用プロジェクトや地域商店街活性化演習
- 福祉施設・子育て支援NPOとの連携活動
- 外国人住民への生活支援ボランティア
- 地元住民との協働ワークショップ(高齢者・若者など)
子: 「現場に入る」ってちょっと緊張するけど、やってみるとすごく学びが深い!人との関わりからしか学べないことがたくさんあるよ。
学生の雰囲気|まじめで“地域思い”な仲間が多い
- 公務員や福祉職を目指している学生が多く、目標意識が高め
- 地元や地元企業に就職したいと考える“地域志向”の学生も多数
- 穏やかで協力的、ゼミやグループ活動が盛んな雰囲気
- 他学年とのつながりもあり、相談しやすい空気がある
就職・進路|「社会を支える仕事」に直結!
● 主な進路分野
・地方自治体(市役所・県庁)などの行政職
・社会福祉協議会・NPO・地域支援センターなど福祉関係
・地域金融機関・商工会・地元企業の企画・総務・営業職
・教育・出版・流通など“人と社会をつなぐ”民間企業
・大学院進学(社会学・公共政策・福祉学など)
● 就職支援・資格サポート
・公務員試験対策講座(面接・筆記・模擬試験)
・社会福祉主事任用資格(所定単位履修で取得可能)
・キャリアセンターによる個別指導&インターン紹介あり
・地域就職希望者へのUターン支援も充実
保護者の方へ|どんな子に向いている?
- 地域や社会の役に立ちたいという気持ちがある子
- 将来は公務員・福祉職・地域支援などを考えている子
- 幅広い分野を学びながら、自分の進路を探したい子
- 人と関わるのが好きで、実習やフィールドワークに前向きな子
- コツコツと取り組むことができる、まじめな子
親: 「社会を支える」って、大きく聞こえるけど、地域の課題を一つずつ解決していくことなのね。
子: うん。自分の暮らしてきた町や、これから暮らす地域のために何ができるかを考える学びなんだよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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