人間教育学部って?「心」と「知」を育てる教育のプロをめざす学び
親: 「人間教育学部」って、ちょっと変わった名前ね。何を学ぶ学部なの?
子: 一言で言えば、「子どもを育てる力」と「人を支える力」の両方を育てる学部だよ。桃山学院大学の人間教育学部は、小学校の教員を中心に、教育の現場で活躍する人を育てる学部なんだ。
親: 教員免許が取れるってこと?
子: そう、小学校教諭一種免許状を取得できるカリキュラムが整っていて、実習や体験もたっぷりあるよ。子どもとしっかり向き合いたい人にはぴったりの学部だね。
学びの特色|子どもの「心」と「成長」に寄り添う教育者を育成
教育の基礎から実践まで一貫した指導
- 教育心理学、発達心理学、教育原理などを基礎から学習
- 各教科(国・算・理・社・音・体・図工など)の指導法を細かく指導
- 模擬授業や教育実習を通して「教える技術」+「人と向き合う力」を習得
実習・現場体験が豊富
- 1年次から地域の小学校・児童施設での観察やボランティア活動がスタート
- 3・4年次には教育実習や特別支援学校での体験もあり
- 現場の教員や地域の子どもと関わることで“生きた教育”を学べる
「人間力」と「対話力」を大切にする教育
- 子どもの気持ちを受け止め、安心感を与える力の育成
- 教師としてだけでなく、人として信頼される人格の形成を重視
- 学生同士・教員との距離が近く、対話を通じて成長できる環境
子: 単に「教える」だけじゃなく、「子どもに寄り添う」力を大切にしてるんだ。
4年間の学びのステップ|教育者としての成長を丁寧に積み重ねる
1年次:教育の基礎と“子ども”を知る
- 教育学入門/発達心理学/教職概論などを学ぶ
- 地域の小学校でのボランティアや観察活動もスタート
- 教職の責任や魅力にふれることで、目標を定める時期
2年次:教科指導の基礎と模擬授業の経験
- 国語・算数などの教科ごとの指導法を本格的に学習
- 模擬授業や学内演習で“伝える力”を実践的に育成
- 子ども理解・教育評価・学校運営のしくみも同時に学ぶ
3年次:本格的な教育実習とゼミ活動
- 実際の小学校での教育実習を経験(事前指導・事後ふりかえりを含む)
- ゼミでは教育現場での課題や支援の方法を深く探究
- 教員採用試験に向けた対策や面接練習もスタート
4年次:卒業研究+教員採用試験対策
- 教育実践の中で感じたテーマをもとに卒業論文を作成
- 教職に向けて、面接・小論文・模擬授業の練習を集中実施
- 合格後の「現場への心構え」までサポートする就職指導体制
学生の雰囲気|あたたかく、子ども思いの仲間たちが集まる学部
- 子どもが好き、人の役に立ちたいという気持ちを持った学生が多い
- 穏やかで協力的、でも教育に対する意志はしっかり持っている
- 実習や演習を通じて、互いに支え合いながら成長する文化
- 学生と教員の距離が近く、安心して相談できる環境
親: 子ども相手って、思ったより大変そうだけど、仲間がいれば乗り越えられそうね。
子: うん、教育実習もみんなで準備してふりかえりもするから、励まし合えるんだ。
主な進路・就職実績|“子どもと関わる仕事”へまっすぐにつながる
就職先の一例
- 公立小学校教員(大阪府・和歌山県・奈良県など)
- 私立小学校教員、特別支援学校教員
- 児童福祉施設・放課後デイサービス・学童保育
- 一般企業の教育・人材育成・子ども向けサービス部門
- 大学院進学(教育学・心理学分野)も一部にあり
教員採用試験サポートが充実
- 採用試験対策講座(筆記・面接・小論文・模擬授業)
- 卒業生との交流会・現場教員の講演会など多数開催
- 教員就職率も高水準を維持(近年は関西圏を中心に実績あり)
子: 教員って、「試験がゴール」じゃなくて、「そこからがスタート」って感じるよ。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 子どもが好きで、支える仕事に就きたいという気持ちのある子
- 人の気持ちに寄り添うやさしさと責任感を持っている子
- 教育の現場で、実際に役立つ力を身につけたい子
- 話を聞くのが得意で、丁寧に人と関われるタイプの子
- 将来の夢が「先生」や「子どもに関わる仕事」である子
親: 教育って、“教える”だけじゃなく、“寄り添う力”もすごく大切なのね。
子: うん、桃山の人間教育学部は、“人と人をつなぐ教育”を大切にしてる学部なんだよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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