サイト内検索

【親向け】ノートルダム清心女子大学 文学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「文学部」って何を学ぶの?――“言葉を通して人を知る”静かで深い学びの場です

親: 文学部って、昔ながらの学部という感じがあるけど、実際にはどんなことを勉強するの?

子: ノートルダム清心女子大学の文学部では、英語・日本語・文学・哲学・思想・宗教・文化など、“人間とは何か”を問い直す学問が中心なんだ。単に古典を読むだけでなく、現代社会に通じる人間理解や表現力を深める学びだよ。

親: なるほど。“教養”や“心の豊かさ”を育てる学部なのね。

子: そう。女性の視点を大切に、知性と感性を磨きながら、社会に向き合える人を育てるのがこの学部の特色なんだ。


スポンサーリンク
スポンサーリンク

英語・日本語・思想・文化を軸に、“読む・考える・伝える”力を育てる

● 英語圏文化・英語運用能力

  • 英米文学・英語学・異文化理解などを通して、英語のことばと文化の奥行きを学ぶ
  • 英語の表現力・論理的読解・プレゼンテーション能力を重視
  • 英語で“何を語るか”までを育てる「思考する英語」の授業が充実

● 日本語と日本文化の再発見

  • 古典文学・近現代文学・日本語学・伝統芸術・メディア表現などを横断的に学ぶ
  • 書く力・読む力・伝える力の土台としての「ことばの感性」を深める
  • 日本文化を世界に発信する視点も獲得

● 哲学・思想・宗教・倫理

  • 西洋哲学・キリスト教思想・生命倫理・教育思想などを通して、**「生きるとは何か」**を問い続ける
  • 多様な価値観を知り、相手を理解するまなざしが育つ
  • 宗教的バックグラウンドをもつ大学ならではの、人間教育としての学びが根づいている

子: 文学って、“過去の物語”を学ぶんじゃなくて、**“自分を深め、他者を理解するための道具”**なんだって気づいたよ。


学びのステップ|読む→考える→表現するを積み上げていく4年間

● 1年次:広く学び、教養と基礎力を養う

  • 英語・日本語・哲学・宗教・芸術・社会などの教養を幅広く履修
  • 少人数のゼミ型授業で、文献の読解や自分の考えを伝える練習を重ねる
  • レポートの書き方、発表の仕方、批判的思考の方法など“学び方そのもの”を学ぶ

● 2年次:専門の軸を定め、探究を深める

  • 英語・日本語・思想・文化など、自分の関心に沿った専門領域へ
  • 文献読解だけでなく、ディスカッションやプレゼンなどアクティブな学びが増加
  • キリスト教教育の授業では、“人と社会をどう捉えるか”を考える時間も大切にされる

● 3年次:ゼミ活動と社会との接点が広がる

  • 各ゼミでの研究テーマに取り組み、深い思索と共同探究を行う
  • 地域との連携、学校教育、文化発信、国際交流などの実践活動にも参加可能
  • 学芸員・司書課程や教職課程、英語検定対策など資格取得支援も本格化

● 4年次:卒業論文と進路形成の総仕上げ

  • 卒論テーマ例:「児童文学にみるジェンダー観」「日本語における敬語と距離感」
     「キリスト教思想と現代社会の倫理」「グローバル時代の英語教育の可能性」など
  • 教員やゼミ仲間と密に協働し、「自分の言葉で世界とつながる」力を完成させる
  • 就職活動も個別支援体制が整っており、進路選択を丁寧にサポート

ノートルダム清心女子大学ならではの“心を育てる文学教育”

  • キリスト教的価値観に基づく教育で、「他者を尊重する姿勢」と「静かに考える力」が育つ
  • 女性のキャリア形成に配慮した支援制度と、丁寧な少人数指導
  • 図書館や学内施設も充実/静かな環境で学ぶことを大切にしたキャンパス設計
  • ただの知識習得ではなく、「生き方」を学ぶ時間が豊かに用意されている

親: 技術や資格ばかりが注目される時代だけど、“人間力”を深く育ててくれる学びがあるって、安心できるわ。

子: そう。知識を積むだけじゃなくて、どう生きたいかを考えられる場所なんだと思う。


学生の雰囲気|おだやかで芯のある、聴き合いながら深め合う仲間たち

  • 落ち着いていて、読書や対話が好きな学生が多い
  • 派手さはないけれど、「言葉にまっすぐ向き合いたい」という意志を持った人が多い
  • 英語が得意な人、哲学に関心のある人、小説が好きな人…興味の幅もさまざま
  • 女子大ならではの安心感のある空気感と、支え合う文化が根づいている

主な進路|“ことばと思索を活かす力”を生かして、教育・文化・社会へ

● 教育・公務員・学芸員

  • 中学校・高校(国語・英語)の教員免許が取得可能
  • 公立図書館・学芸員・公務員(文化行政・国際課など)
  • 教育・福祉・文化発信に関わる公的な仕事に進む人が多数

● 一般企業・出版・情報サービス

  • 出版・印刷・放送・IT・広告など“ことばを扱う業界”での就職実績あり
  • 一般企業(営業・事務・広報など)で活躍する卒業生も多い
  • 落ち着いた対応力・対話力が評価される傾向が強い

● 大学院進学・研究職

  • 国文学・英語教育・倫理・宗教・文化研究などの大学院へ進学
  • 高校非常勤講師→常勤教員・研究者としてのキャリア形成も

保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです

  • 本や文章を読むことが好きで、ことばに対する感性がある子
  • 自分の考えを深めたい、伝える力を身につけたいという意欲がある子
  • 哲学や思想、人間の心について考えるのが好きな子
  • 静かな環境で、丁寧に学びを進めたい子
  • 将来は教育・文化・福祉・公共性のある仕事に関心がある子

子: 文学部って、“すぐに役立つ知識”ではないかもしれないけど、“長く生きる力”になる学びだと思う。

親: 社会で本当に信頼されるのは、深く考え、きちんと伝えられる人よね。
 文学部で育つ力って、時代が変わっても必要とされ続けると思うわ。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

コメント