「文学部」って?言葉と思想を通して“自分と世界”を深く見つめる学び
親: 文学部って、本をたくさん読むイメージだけど、将来につながるのかちょっと不安だわ。
子: 四国学院大学の文学部は、“ただ読む”だけじゃなくて、哲学・宗教・芸術・心理などの視点から、人間の内面や社会を深く考える力を育てる学部なんだよ。言葉や考えを通して「人を理解する力」や「自分を表現する力」が身につくから、就職にもちゃんとつながっていくんだ。
親: なるほど、「何を考え、どう伝えるか」が大切な時代だものね。
学びの特徴|“考える・感じる・表現する”を軸にした自由で深い学び
● 文学・哲学・宗教・芸術・心理を融合した独自のカリキュラム
- キリスト教精神に基づく人間理解・他者理解を重視
- 哲学・宗教・芸術・演劇・映像・文化人類学など、多角的に学べる
- 心理学やカウンセリング技法など、**“心に寄り添う学び”**も豊富
● 少人数で対話中心のゼミ・授業
- 教員との距離が近く、一人ひとりの考えや表現を大切にした授業
- 自分の興味に合わせて、テーマを掘り下げる「問いの深掘り型学習」
- プレゼン・レポート・対話型授業で思考力+発信力を育成
● 芸術や表現の実践的な学びも充実
- 映画制作、演劇上演、朗読、詩の創作など、実技的な授業も多数
- 地域や福祉現場と連携した「アート×ケア」プロジェクトも展開
- 言葉だけでなく、“表現”そのものを通じたコミュニケーションを学べる
カリキュラムの流れ|「自分で考え、つくる」力を育てる4年間
● 1年次:人間と社会の本質を探る導入期
- 哲学入門/宗教学/文学概論/表現演習/異文化理解など
- 「人とは?社会とは?自分とは?」を多角的に問い直す時間
- 初年次ゼミで少人数の対話を重ねる中、自分の関心を育てる
● 2年次:学問領域を深めながら、表現力を磨く
- 倫理学/心理学/宗教思想史/映像文化論/詩作演習など
- 思考と言葉、芸術と社会、感情と表現を自由に行き来する学び
- 発表・討論・レポートで、論理的思考+創造力を磨く
● 3年次:自分のテーマを探求し、社会とつなげる
- ゼミでの探究活動が本格化し、卒論テーマの準備に入る
- 地域での朗読イベント企画や、学生映画制作なども経験
- 他学部との連携プロジェクト(福祉×芸術など)に参加する学生も多い
● 4年次:卒業研究と自己表現の集大成
- 卒業論文または創作・制作による卒業プロジェクトを選択可能
- 自分の言葉・表現で社会にメッセージを届ける
- キャリア支援と連動し、自己分析・文章力を活かした進路選択へ
実践フィールド|「人」と「社会」をつなぐ創造的な活動
- 地域福祉施設と連携した朗読・演劇ボランティア
- 学生映画祭での短編作品制作・上映
- 地元アートイベントでの作品発表や展示企画
- 教会・NPOとの協働による哲学カフェや対話イベント
- 小中高校生向けの「哲学ワークショップ」など教育活動も展開
子: 「考えるだけ」で終わらずに、「人に伝える」「表現する」ところまで学べるのが、すごくおもしろいよ!
親: 自分の内面を深めながら、人と関わる力も育てられるって、すごく豊かな学びね。
学生の雰囲気|自分のペースで深く学ぶ、“静かな情熱”を持った仲間たち
- 本が好き、考えるのが好き、人と語り合うのが好きな学生が多い
- 個性的だけど穏やかな雰囲気で、お互いを尊重し合う空気
- 学びも表現も自由度が高く、「自分らしい学び方」ができる環境
- 少人数で先生とも話しやすく、孤独にならずに知的に成長できる
就職・進路|「考える力・伝える力」を活かして多彩な進路へ
● 主な進路
- 一般企業(営業・企画・広報・出版・教育・人事など)
- 福祉・医療・教育業界(表現活動支援/対話型支援など)
- 地方公務員、NPO・地域団体職員
- 大学院進学(文学・哲学・宗教・文化研究など)
- アーティスト・ライター・映像・演劇などクリエイティブ職もあり
● 支援体制
- 就職支援講座、自己分析・面接対策・ES添削など手厚い支援
- 教員・職員によるキャリア相談も1年次からスタート
- 卒業制作(論文・作品)は就職活動時のポートフォリオにも活用可能
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 本や文章、哲学・芸術など人文学に興味がある
- 自分の考えを深めたり、人と語り合ったりするのが好き
- 感受性が豊かで、自分の言葉や作品で表現したい
- 将来の職業はまだ決まっていないけど、**“じっくり考えたい”**と思っている
- 社会の中で“人と人をつなぐ存在”になりたいという思いがある
子: 自分のことも社会のことも、“言葉”を通して理解できるようになるのって、本当にすごい体験だと思う。
親: 「考える力」は、一生使える武器よ。あなたらしく、ゆっくり深く学んでいってね。応援してるわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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