文学部って何を学ぶの?文字の世界から人間理解を深める4年間
親: 文学部って、昔からある学部だけど、今の時代にどう役立つのかしら?
子: 実は、今の時代だからこそ「読む力・書く力・考える力」が大事なんだよ。四天王寺大学の文学部では、日本文学や文化、歴史を通して、人の心や社会の成り立ちを深く見つめる視点を養うんだ。
親: 国語の授業みたいなイメージ?
子: うん、近いところもあるけど、もっと幅広いんだ。古典文学を読む中で歴史や価値観を学んだり、現代文学から社会の課題を読み解いたり。自分の考えを表現する文章力も鍛えられるし、将来の進路に直結する学びがたくさんあるよ。
学びの特徴|古典から現代まで、言葉で世界を探求する
- 古代~近代~現代まで、日本文学の流れを深く学ぶカリキュラム
- 文章表現・読解演習・批評の技術を通して、思考力と表現力を育成
- 歴史や文化にもふれながら、日本社会の成り立ちや価値観を探究
- 他者の考えを尊重し、自分の意見を持つ力を身につける少人数ゼミ
子: ただ本を読むだけじゃなくて、「どう感じて、どう考えて、どう伝えるか」っていう力を身につけられる学びなんだ。
実践的な授業と体験学習も充実
- 書道・古典朗読・地域フィールドワークなど、体感型の授業も多数
- 学芸員課程、日本語教員養成、教職課程などの資格取得も可能
- 地域の小学校・中学校での教育実習、文化施設での実地研修もあり
- 奈良・京都など歴史的地域との連携で、実物にふれながら学べる
学生の雰囲気|本が好きなだけじゃない、多彩な個性が集まる空間
- 読書や歴史が好きな学生が多いが、表現活動や文化イベントに興味のある子も
- 教員志望、出版・編集、伝統文化への関心など、進路もさまざま
- 穏やかで協調性があり、じっくり物事を考える学生が多い印象
- 少人数で和気あいあいと学ぶゼミ形式が中心で、人間関係もあたたかい
親: 地味なイメージがあったけど、文化イベントとか実習もあるのね。
子: そうそう。実は意外と“動きのある文学部”なんだよ。
主な進路|「言葉と心」に向き合う仕事へ
● 教育・学びの分野
- 国語教員(中学・高校)
- 日本語教師(国内外)
- 学校事務・教育支援職
● 文化・出版・表現の分野
- 出版社・編集プロダクション
- 図書館司書・学芸員
- 文章作成・広報関連業務
● 一般企業・その他
- 地元企業や行政での一般職
- 旅行・観光・サービス業界
- 大学院進学(文学・文化研究・教育学など)
● 資格取得支援も充実
- 中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)
- 学芸員課程、日本語教員養成課程
- TOEIC対策など語学サポートもあり
子: 文章力と読解力は、どの業界でも重宝されるスキルなんだよ。
保護者の方へ|こんなタイプのお子さんにおすすめ!
- 読書が好き、物語を深く考えるのが好きな子
- 教育や文化に興味があり、人に伝えることが得意な子
- 自分の考えを言葉で表現するのが好きな子
- 歴史や古典、日本文化への興味がある子
- 落ち着いた環境でじっくり学びたい子
親: 本を通して、社会を知る力、言葉で伝える力が育つのね。
子: そうだね。文学って、人の心を知る力をくれるんだよ。
それが、仕事や人生にもきっと役立つと思う。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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