【親向け】徳島文理大学 音楽学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「音楽学部」って? 音で人と社会をつなぐ“表現と支援”の学び

親: 音楽学部って、ピアノや歌を学ぶだけの場所なのかしら?趣味の延長ってイメージもあるけど…。

子: それが全然違うんだよ。徳島文理大学の音楽学部では、演奏家や音楽教員を目指すだけじゃなくて、作曲・音楽療法・音楽ビジネスなど“音楽の力で社会とつながる”多様な進路に対応してるんだ。

親: なるほど、ただ上手に弾くだけじゃないのね。将来にちゃんとつながるのか、気になっていたのよ。

子: うん、個別レッスンも充実してるし、演奏技術と同時に“自分の音楽を社会でどう生かすか”を学べるカリキュラムになってるよ。


学部の特徴|技術・表現・教育・支援を融合した“現代型音楽教育”

● 専門実技と理論を徹底的に磨く個別指導

  • ピアノ・声楽・弦・管・打楽器・作曲・音楽理論などに分かれ、1対1の実技レッスン
  • レッスンは週1回以上、指導教員と密なやりとりで継続的に成長
  • 副科ピアノやアンサンブル指導もあり、多角的な技術が身につく

● 音楽を「伝える」「教える」「活かす」力を育てる

  • 教職課程により、中高の音楽教員免許を取得可能(中学校教諭一種・高等学校教諭一種)
  • 音楽療法コースでは、障害者・高齢者・児童への音楽的支援を実践的に学ぶ
  • 地域コンサートや施設訪問演奏など、「人の前で音楽を届ける」経験が豊富

● 学内ホールと演奏機会の充実

  • 学内に複数の本格的コンサートホールを完備(600席・250席など)
  • ソロリサイタル、室内楽、オーケストラ、合唱、定期演奏会などに出演機会多数
  • 演奏を「披露する場」が多く、実践の中で学ぶスタイルが徹底されている

学びの流れ|技術×表現×教育×支援をバランスよく育てる4年間

● 1年次:音楽の基礎を徹底的に磨く

  • 主科実技(例:ピアノ・声楽)を軸に、楽典・ソルフェージュ・音楽史などを学習
  • 毎週の個人レッスン+グループレッスンで基礎技術を固める
  • 学内演奏会や公開レッスンで、人前で弾く経験を早期から積む

● 2年次:表現と理論を深めるとともに進路を意識

  • 作曲・アンサンブル・教育学・音楽療法基礎など、将来に向けた専門科目が本格化
  • 地域イベントや学校訪問、介護施設での音楽活動など“社会との接点”も始まる
  • コンサート出演・伴奏経験など、実技を社会に向けて発信する機会が増加

● 3年次:ゼミ配属と応用実践へ

  • 進路ごとにゼミに所属し、自分のテーマ(演奏・教育・支援)を深掘り
  • 教育実習・音楽療法実習・自主公演企画など、責任ある経験に挑戦
  • 作曲系は他学生の演奏で作品発表を行い、協働での音楽づくりを実感

● 4年次:卒業演奏・研究とキャリア形成の総仕上げ

  • 卒業演奏会(実技)・卒業論文(理論・教育・療法)いずれかで成果を発表
  • 就職活動支援・オーディション準備・大学院進学対策を個別にサポート
  • 自分の「音楽のかたち」を社会にどう届けるか、実践的に学ぶラストイヤー

学生の雰囲気|自分の表現を追求しつつ、協調性にも富むあたたかな環境

  • 演奏に対して真剣に向き合う“職人肌”の学生が多い
  • ジャンルや楽器を超えて刺激し合い、合同演奏やアンサンブルが活発
  • 先生との距離が近く、「練習方法から進路の悩みまで」相談しやすい雰囲気
  • 音楽を“自分のため”だけでなく“人のために活かしたい”という学生も多い

主な進路|演奏・教育・療法・制作など“音楽の道”が多方面に広がる

● 主な進路例

  • 音楽教員(中学・高校)
  • 演奏家(ソロ/伴奏/オーケストラ団員)
  • 音楽療法士(医療・福祉施設など)
  • 音楽教室講師/ピアノ講師
  • 作編曲家・楽譜制作・録音スタッフ・舞台制作
  • 一般企業(楽器メーカー・文化事業・イベント企画など)
  • 大学院進学(演奏・作曲・音楽学・音楽教育)

● 取得できる資格

  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(音楽)
  • 音楽療法士(日本音楽療法学会認定課程修了)
  • 社会福祉主事任用資格(福祉関連科目履修者)など

保護者の方へ|どんな子に向いている?

  • 音楽を通じて人に何かを届けたいという気持ちのある子
  • 演奏だけでなく、音楽の背景や意味にも興味を持てる子
  • 練習をコツコツ続けられる集中力と継続力のある子
  • 将来、音楽教育や福祉・医療の分野でも力を発揮したい子
  • 自分の表現を社会とつなげたいという思いを持つ子

子: 音楽って、自分が楽しむだけじゃなくて、人に届いてこそ意味があるんだって、大学に入って実感したよ。

親: 音を通じて誰かに寄り添える力。それが、いまの社会に一番求められている表現かもしれないわね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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