【親向け】福岡女学院大学 人文学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!言語・文化・表現を通して“人と世界”を理解する力を育てる

「人文学部」って?“言葉と文化”から人間理解を深める学び

親: 「人文学部」って、昔ながらの文学とかを勉強する学部なのかしら?

子: 昔ながらの文学もあるけど、今はもっと幅広いんだよ。福岡女学院大学の人文学部では、英語・日本語・文化・表現といった“人と人とのつながり”をテーマに学ぶんだ。

親: なるほど。“人を理解する学問”ってことね。

子: うん!外国語だけじゃなく、異文化理解や対話、プレゼンテーション力も大事にしてるんだ。グローバルな感性と同時に、地域や社会とのつながりも考えられるようになるよ。


学科構成|英語・日本語・文化の3本柱で“伝える力”と“読み解く力”を育てる

● 英語学系:英語で「世界とつながる力」を育てる

  • 英語の文法・会話・リスニング・ライティングを基礎から段階的に学習
  • 英語プレゼン、ディスカッション、翻訳演習など、実践重視の授業が豊富
  • 留学プログラム(アメリカ・カナダ・フィリピンなど)も整備されている

親: 英語って、ついていけるか心配なんだけど…。

子: レベル別授業があるから安心!帰国子女レベルの子もいれば、大学から英語を頑張ろうって子も多いよ。サポートも手厚い!


● 日本語・表現系:日本語の“使い方”を学び、社会で活かす

  • 日本語の構造、敬語、作文、プレゼンなど“日本語で考え、伝える”力を鍛える
  • 読み手に届く文章、話し言葉の魅力、ビジネス日本語など実用性重視
  • 日本語教員資格の取得も可能(国内外での活躍を視野に)

親: 日本語って改めて勉強する意味あるの?

子: めちゃくちゃあるよ!社会に出たら“ちゃんと伝える力”が武器になる。敬語・文章・会話力って就活にも役立つから大事なんだ。


● 文化・思想系:多様な価値観を知り、広い視野を育てる

  • 異文化コミュニケーション、比較文化論、ジェンダー論など、現代的なテーマも多数
  • 世界文学、宗教、芸術など、歴史と哲学の視点から“人間を深く見る力”を養う
  • ディスカッション・エッセイ・プレゼンを通じて“自分の考え”を表現する訓練も

学びのステップ|“読む・考える・伝える”力をじっくり育てる4年間

● 1年次:言葉と文化の基礎を固める

  • 英語・日本語ともに基礎科目が充実。語彙・文法・発音・文章構成などを丁寧に習得
  • 初年次ゼミでレポート・プレゼンの練習をしながら、大学での学び方を身につける
  • 少人数授業で「話す・書く」に慣れる時間がしっかり確保されている

● 2年次:関心分野を見つけ、専門的に学ぶ

  • 英語コミュニケーション、日本語表現、文化研究など、自分の興味に応じて分野を深掘り
  • 映画分析・広告表現・国際比較・メディア論など、現代的な切り口の授業も多数
  • 海外研修・地域ボランティア・教育支援活動など“社会とつながる体験”もスタート

親: 海外に行くチャンスもあるのね。短期でも参加できるの?

子: うん!2〜3週間の短期プログラムもあるし、長期留学を目指す人には奨学金もあるから挑戦しやすいんだ。


● 3年次:ゼミでテーマを深め、自分の声を見つける

  • ゼミに所属し、興味あるテーマ(例:英語教育/表現の多様性/ジェンダー表現)を追求
  • グループ発表やフィールドワークを通じて、実践的な学びが深まる
  • 教職課程の教育実習、日本語教育の模擬授業などもこの時期から

● 4年次:卒業研究+就職活動の総仕上げ

  • 卒論では、自分の「問い」に対して文献や調査をもとに考察(例:日英翻訳の違い/SNSと表現文化など)
  • 就職活動では、ゼミ教員+キャリアセンターのダブルサポート体制
  • 卒論発表会やプレゼン大会で、自分の考えを“社会に届ける力”を試す場もあり

キャンパスの雰囲気|あたたかく、真面目で、言葉に向き合う時間がある

  • 穏やかで落ち着いた学生が多く、人間関係もフラットで居心地がいい
  • 英語が好きな子、文章が得意な子、世界の文化に興味のある子など個性は多様
  • 授業外でも勉強会や読書会が盛んで、学ぶ姿勢がまじめな学生が多い
  • 女性中心の大学ならではの“対話と共感”が根づいた安心できる空気

就職・進路|“伝える力”“理解する力”が活きる進路が多数

● 主な進路

  • 教育(中高英語教員、日本語教師、学習塾講師など)
  • 一般企業(広報/営業/人事/販売/企画など文系職種全般)
  • 観光業(航空会社・旅行代理店・ホテルなど)
  • NPO・国際協力団体・留学支援機関など“人とつながる仕事”も
  • 大学院進学(言語学・教育学・文化研究など)

● 取得可能な資格

  • 中学校・高等学校教諭一種免許(英語)
  • 日本語教員養成課程修了証
  • TOEIC/英検/秘書検定/ビジネス文書検定など多数
  • 教職課程・資格支援講座あり

子: “言葉って道具”だって実感するようになった。うまく伝えること、相手の想いを汲み取ること、それが一番の学びだったかも。

親: 社会に出たら、どんな仕事でも人と関わるものね。そういう力を大学で育ててくれるのは、ほんとに心強いわ。


保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです

  • 英語や日本語など「言葉」に興味がある子
  • 海外の文化や多様性に関心があり、留学にも意欲がある子
  • 人とじっくり向き合い、話す・書くことが好きな子
  • 教育・言語・国際協力など“人に伝える仕事”に就きたい子
  • 穏やかな環境で、自分らしく学びを深めたい子

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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