「看護学部」って?“人の命を支える専門職”を国際的に育てる学び
親: 看護師を目指せる大学ってたくさんあるけど、福岡国際医療福祉大学の看護学部は何が違うの?
子: 一番の特徴は、“国際性”と“チーム医療”の両立かな。ここは、看護を「病院の中」だけじゃなくて、「世界」や「地域社会」とつなげて学ぶことができる大学なんだ。
親: 看護で国際性って、なんだか新鮮ね。
子: うん。グローバルな視点を持った看護師って、災害支援・感染症対策・国際ボランティアなどでも必要とされてるから、すごく大事な力になるんだよ。
学びの特徴|“人を支える力”を、現場と世界から学ぶ
● 看護の専門知識+国際的な視野をバランスよく育成
- 解剖・生理・疾患と看護・精神看護など、医学的な基礎を段階的に習得
- 「国際看護論」「災害看護」「多文化理解」など、グローバルな学びが特徴
- 世界の看護制度・感染対策・英語での患者対応も学べる
親: 看護に英語って必要なの?
子: 実はけっこう大事。外国人患者や国際協力の場面では“ちょっとした対応”が求められるし、他国の看護事情を知るのも視野が広がるよ!
● チーム医療に強くなる!多職種連携を学内で体験
- 医療福祉系6学部の連携で、他学科(リハビリ・薬学・福祉など)との合同授業が多数
- 「どの専門職がどのタイミングで介入するか」「看護師は何を担うか」を具体的に理解できる
- 臨床現場での“伝える・伝わる”力(SBARや報連相など)も徹底訓練
親: 看護師だけじゃダメってことね。チーム全体のことを考えるって大事なのね。
子: そう。患者さんのために、医師・看護師・リハビリ・福祉職が協力し合う時代だから、「看護師の視点」もチームの中でどう活かすかが問われてるんだ。
● 地域・在宅・災害看護にも強く、“病院以外”の看護を学べる
- 訪問看護ステーション、地域包括支援センター、保育園や福祉施設での実習も多数
- 地域連携看護、在宅看護論、災害時看護支援など、現代型の看護を深く学ぶ
- 高齢化社会・災害大国・国際化…“未来の看護”を先取りできるカリキュラム
学びのステップ|4年間で“基礎→応用→実践→国家資格”へと成長
● 1年次:医学・看護の基礎とコミュニケーション力を育てる
- 解剖生理学・健康概論・看護技術基礎・人間関係論などを学ぶ
- バイタルサイン測定、ベッドメイキング、移乗介助など実技も少しずつ習得
- 対話型の授業で“人に寄り添う姿勢”を身につけていく
● 2年次:専門科目が本格化。看護の各領域を学ぶ
- 成人/老年/小児/母性/精神など、各領域別の看護学を学ぶ
- シミュレーター演習やペアワークで、状況判断力と実践力を育成
- 英語での医療対応、災害・感染対策の基礎も習得
● 3年次:臨地実習が本格スタート!“患者と向き合う1年”
- 病院や福祉施設での実習を通じ、患者さんとの関係づくり、記録、報告を実体験
- 医師・看護師・多職種と連携しながら、“実際の看護”を学ぶ
- 失敗や戸惑いを成長に変えるための振り返り授業も手厚い
親: 初めての病院実習って緊張するでしょ…。
子: ものすごく緊張する。でも、患者さんの「ありがとう」って一言が忘れられなくて、「もっとできるようになりたい!」って思える瞬間なんだ。
● 4年次:国家試験対策+卒業研究+進路の決定
- 看護師国家試験に向けて、過去問演習・模擬試験・個別サポートを徹底
- 自分のテーマで卒業研究(例:災害時の看護支援/外国人患者の言語不安など)を進める
- 就職活動・病院説明会・進学相談会などのサポートも充実
学生の雰囲気|やさしくて前向き。看護の使命を胸に、努力を惜しまない仲間たち
- 「誰かの役に立ちたい」「支える側になりたい」という想いで入学した学生が多い
- 実習の苦労や感動を仲間と共有し、自然と励まし合う関係性がある
- 穏やかで協力的な人が多く、ピアサポートや学内の助け合いが活発
- 福岡近郊だけでなく、九州各地・全国から志を持って集まる学生たち
就職・進路|“看護+α”の強みで多彩な進路へ
● 主な就職先
- 大学病院・総合病院・地域医療支援病院など(福岡市・北九州・佐賀・熊本など)
- 訪問看護ステーション・保育園・福祉施設など“地域・在宅系”も多数
- 災害医療や国際支援分野で活躍する卒業生も
- 助産師・保健師養成課程や大学院進学などの支援体制も整備
● 国家試験とサポート体制
- 看護師国家試験:合格率は全国平均を上回る水準
- 少人数制の模擬試験・グループ学習・面接指導が手厚い
- 卒業後も継続的に研修や学会参加の機会あり
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 人の命や健康に寄り添いたいという想いが強い子
- 医療の現場だけでなく、地域や国際社会で活躍したい子
- 実践を通して学ぶのが好きで、現場で成長したい子
- 英語や多文化理解など“看護+α”にチャレンジしたい子
- チームの中で協力しながら、自分の役割を見つけていきたい子
子: 看護って、ただ“優しくする”だけじゃなくて、“何をすべきか考え、動ける力”が必要なんだって、実習を通して本当に感じたよ。
親: 技術も人間性も磨けるなんて、これからの社会に本当に必要な学びね。自信を持って背中を押せそうだわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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