「法学部」って？正義・秩序・社会を支える“ルール”の専門家を育てる場所
親： 法学部って難しそう。うちの子、大丈夫かしら？
子： たしかに“六法全書を暗記する”みたいなイメージがあるけど、福岡大学の法学部はもっと“社会とつながる法”を実践的に学ぶんだよ。授業も現実の事例が多くて、考える力がつくって実感してる！
親： 社会に出てからも役立つってこと？
子： うん。法律の知識だけじゃなくて、「考える力」や「伝える力」をしっかり鍛えられるから、公務員、民間企業、法律系資格、いろんな進路につながるんだ。
学びの柱は「法律の基礎」「社会への応用」「現実とつながる実践」
● 法律の基礎力をしっかり身につける
- 憲法・民法・刑法・行政法・商法などを段階的に学ぶカリキュラム
- 判例や時事問題をもとに「自分で考えて答えを出す力」を育成
- 初心者でも安心の基礎演習＆サポート体制あり
親： 六法の勉強って、やっぱり大変なんじゃない？
子： もちろん最初は難しいよ。でも先生が「この条文が社会でどう使われてるか」って教えてくれるから、頭に入ってくるんだ。教科書だけじゃないのが面白いんだよね。
● 社会と法律の“つながり”を学ぶ応用科目
- 環境・労働・医療・消費者問題・福祉・行政改革など、現代的テーマを扱う
- 模擬裁判や政策立案演習など、グループでのディスカッションも豊富
- 法律が「社会の問題をどう解決できるか」に焦点を当てた学びが特徴
親： 法律ってこんなに幅広く社会と関わってるのね。
子： うん、たとえば「騒音問題」「ブラックバイト」「ネット誹謗中傷」も全部法律が関わってくる。自分の生活に直結してるから、関心が持てるんだ。
● 実践・応用力を育てるゼミと演習
- ゼミでは自分で判例を読み、ディスカッションや論文発表に挑戦
- 模擬裁判では原告・被告・裁判官などの役割を体験しながら学ぶ
- 現役の弁護士や裁判官を招いた実務講義もあり
親： 実際に現場を知ってる人から話が聞けるって、心強いわね。
子： うん。「法律を学ぶことが、社会でどう活きるか」がリアルに伝わってくるんだよ。
学びのステップ｜「知る」→「考える」→「動ける」法学力を4年間で育てる
● 1年次：法律の考え方と社会のしくみを知る
- 法学入門／法と現代社会／憲法など、基礎知識を丁寧に学ぶ
- グループ演習で「なぜこの判決になったのか？」を考える力を育てる
- 法律を身近に感じる入門ゼミやサポート講座もあり
親： 最初は法律って、やっぱりとっつきにくくない？
子： そこは大学がちゃんとサポートしてくれるよ。まず「ニュースの中の法律」に注目して、“知ってること”から入っていく感じ！
● 2年次：各法律分野を体系的に理解
- 民法・刑法・行政法など、社会で役立つ法体系を本格的に学習
- ケーススタディや模擬裁判が授業に組み込まれ、思考力がアップ
- 公務員・企業就職・資格取得の方向性が見え始める
● 3年次：ゼミ所属＋実践力を磨く
- 専門ゼミで自分の興味ある分野（例：刑事政策、行政法、労働法など）に集中
- 論文執筆・模擬立法・政策提案など、アウトプットの機会が豊富
- 公務員試験対策講座や司法系の資格支援講座もスタート
親： そのゼミって、どうやって選ぶの？
子： 自分の関心や将来の進路に合わせて選べるよ。たとえば、裁判所志望なら刑事系、公務員なら行政系、企業志望なら商法や労働法を扱うゼミが人気かな。
● 4年次：卒業研究＋進路決定の総仕上げ
- 卒論では「自分の問い」を法的視点から掘り下げてまとめる
- 法律知識だけでなく、プレゼン力・分析力・文章力をトータルに鍛える
- 公務員試験、民間就職、大学院・法科大学院進学に向けた個別支援も充実
社会とつながる実践教育｜リアルな現場を体感できるチャンス多数
- 模擬裁判コンテストで全国レベルの実績あり
- 地元自治体との連携で実際の行政課題に政策提言する実習あり
- 弁護士・警察官・行政官などOBOGとの交流イベント多数
- 法律相談ボランティアやNPO活動にも参加可能
親： 法律って机の上だけの勉強だと思ってたけど、実際に人と関わる機会も多いのね。
子： むしろ“人と関わる力”が求められる学びなんだよ。社会とつながってるって実感することが多いよ。
学生の雰囲気｜真面目だけどあたたかい。議論を楽しめる仲間たち
- 公務員・法曹志望の人だけでなく、民間就職や地域貢献に関心のある学生も多数
- 穏やかで礼儀正しい人が多く、チームワークや対話を重視する雰囲気
- 議論・文章を書くこと・人前で話すことが好きな人に向いている学部
- 勉強とサークル・アルバイトを両立している学生が多い
就職・進路｜“社会で信頼される法的思考力”が幅広く活きる
● 主な進路先
- 地方公務員（福岡市・北九州市・福岡県庁など）
- 国家公務員（裁判所事務官、法務局職員、税務署など）
- 民間企業（金融・保険・不動産・通信・製造など）
- 警察官・消防士など公安職
- 法科大学院進学、司法書士・行政書士等資格取得の道もあり
● キャリア支援体制
- 公務員試験対策講座（学内開催・低価格）あり
- OBOGとの面談機会、面接練習、ES添削、SPI対策を手厚く支援
- ゼミ担当教員が個別で進路相談に乗ってくれる体制が整っている
子： 法律の知識って、意外といろんな仕事に活きる。考える力があるって信頼されるんだよ。
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
- 社会のしくみやニュースに興味がある子
- 正義感が強く、困っている人の力になりたい子
- コツコツ考え、論理的に答えを導くのが得意な子
- 将来は公務員、法務、行政、教育など“人のために働く”仕事がしたい子
- 法律を使って社会をよくしたいという気持ちがある子
子： 法律って、難しいだけじゃなくて“誰かを守るための知識”なんだって、大学で学んで実感したよ。
親： それを聞いて安心したわ。しっかりと“社会と向き合う力”を身につけてくれるのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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