地域と経済と行政をつなぐ“未来のマネージャー”を育てる学び
親： 「総合管理学部」って、名前は聞いたことがあるけど…何を学ぶ学部なのかピンとこなくて。
子： 一言でいうと、「社会の仕組みを理解して、実際にそれを動かす力＝マネジメント力」を育てる学部だよ。経済・経営・行政・地域政策・データ分析・環境問題まで、幅広いテーマを横断的に学べるんだ。
親： 経済とか行政って、別々の学部で学ぶイメージがあるけど、まとめて学べるの？
子： うん、それが熊本県立大学の特徴だよ。“文理融合”＋“地域密着”がキーワードで、「社会を動かす側」に立つための学びがギュッと詰まってるんだ。公務員や企業、NPO、観光や防災の分野まで、将来の選択肢が広いのも魅力だよ。
学部の特徴｜文系・理系を超えた“公共マネジメント”の実践型教育
● 文理融合の幅広い学び
・経済学・経営学・行政学・環境学・情報科学などを横断的に学修
・「数字に強い文系」「政策を動かせる理系」など、現代の社会課題に強い人材を育てる
● 地域課題に根ざした実践プロジェクトが豊富
・熊本の防災・観光・子育て・高齢化・環境保全などを題材に、調査・分析・提案を行う「地域連携型PBL」
・県や市と連携した“行政参加型授業”もあり、学生が実際の政策提言を行う機会も多い
● データを“読んで動かす”力を重視
・Excelや統計ソフト、GIS、プログラミングの基礎までしっかり指導
・数的処理能力＋社会的文脈を理解する“実践知”を育てる
● 「地域と世界」どちらにも目を向けた人材育成
・熊本の地域課題をベースにしつつ、SDGs・グローバル政策・多文化共生といった国際的な視点も学べる
学びのステップ｜1年次から“社会の現場”に出て学ぶ4年間
● 1年次：社会の仕組みを広く理解し、興味の軸を見つける
・経済学入門、公共政策概論、情報リテラシー、社会調査法などを学ぶ
・フィールドワーク・現地視察を通じて“体験的”に学びの幅を広げる
● 2年次：専門分野を深めながら、自分の関心分野を明確化
・マクロ経済学、経営戦略論、地方自治論、環境政策論、統計学など専門科目が本格化
・地域企業や自治体との共同プロジェクトも開始
● 3年次：ゼミ所属＋実践プロジェクトで現場とつながる
・指導教員のゼミで自分の研究テーマ（例：災害政策、観光開発、地域交通、教育支援など）に本格的に取り組む
・フィールド調査や政策提言の発表、プレゼン機会も多い
● 4年次：卒業研究と進路選択の集大成へ
・卒業論文では、統計・現場調査・政策分析・企業分析など多彩な手法を用いて研究
・公務員試験・民間就職・大学院進学に向けた個別サポートも充実
実践例｜“地域を動かす”プロジェクト型の学びが豊富
・熊本城周辺の観光活性化戦略の提案
・水害リスクのある地域の避難行動改善モデルの構築
・商店街の再生プロジェクトと地域住民との協働イベント
・外国人観光客向け地域資源マップ制作＋翻訳演習
・子ども食堂の運営支援＋子育て支援NPOとの政策提言
・地方創生のための空き家活用に関する費用対効果分析
学生の雰囲気｜「地域に関わりたい」「人の役に立ちたい」学生が集う
・まじめで協調性があり、フィールドで“人と関わる”ことを大事にする学生が多い
・公務員志望・地域企業志望・教育NPO志望など、将来像が多彩
・チームでのプロジェクトに前向きに取り組む、温かい空気感
・文系・理系の垣根がないため、多様な価値観の中で刺激を受けながら学べる
就職・進路｜社会とつながる“マネジメント力”を武器に多分野で活躍
● 主な進路先
・地方自治体（県庁・市役所など技術職／行政職）
・公的機関・団体（観光協会、農業支援団体など）
・金融・保険・不動産・流通・観光など民間企業
・大学院進学（地域政策、経済学、環境マネジメントなど）
● 公務員試験対策も充実
・学内での講座・模試・面接練習・OBOG相談制度あり
・ゼミ単位での対策グループや自主勉強会の文化も定着
・教職課程（高校「公民」など）や社会福祉士受験資格も対応可
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
・地域の課題や社会の仕組みに興味がある子
・人と協力しながら動くことが好きな子
・公務員や地域に根ざした仕事を志している子
・経済・行政・環境など幅広い視点で社会と関わりたい子
・理系か文系か迷っているけれど、“社会に役立つ学び”をしたい子
子： 経済のことも、政策のことも、環境のことも全部“地域の現場”でつながってるって、この学部で学んで実感したよ。
親： 学んだことがそのまま社会の役に立つって素敵ね。地に足のついた学びができる熊本県立大、安心できそうだわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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