【親向け】西日本工業大学 デザイン学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「デザイン学部」って?“美しさ”と“使いやすさ”で人と社会を豊かにする学問

親: デザインってセンスがある人だけの世界じゃないの?うちの子、絵は上手いけど、美術系に進ませるのはちょっと不安で…。
子: 大丈夫!西日本工業大学のデザイン学部では、アートっぽい表現だけじゃなくて、「社会の役に立つものをどう作るか」「誰かの課題をどう解決するか」っていう“実用的なデザイン”も学べるんだよ。

親: でも、デザインの勉強って、将来の仕事につながるのかしら?
子: 意外と幅広いよ!プロダクトデザイン、空間デザイン、グラフィック、UI/UX、Web…就職先はメーカー、広告、建築、IT、行政とか本当に多い。大学では地域連携プロジェクトも盛んだから、実践力もかなり鍛えられる!

親: 工業大学の中のデザイン学部って、ちょっと珍しいわね?
子: そう!だからこそ、“理系×感性”のハイブリッドな学びができるんだよ。工学的な視点から“使えるデザイン”を追求するのが西工大流なんだ。


学びの特徴|“つくる力”と“伝える力”を融合した、実践型デザイン教育

● 専門は「プロダクト」「空間」「ビジュアル」の3領域

  • プロダクト:家具・雑貨・家電など「使えるモノ」のデザイン
  • 空間:店舗・公共空間・インテリアなど「人が過ごす場」のデザイン
  • ビジュアル:ロゴ・ポスター・Web・映像など「伝える表現」のデザイン

親: どれも実用的な内容なのね。アートっぽすぎないのが安心かも。
子: “おしゃれ”だけじゃなくて、“どう使うか”“どう伝えるか”ってことを常に考えるから、現実社会とちゃんとつながったデザインができるようになるんだよ。

● 工業大学ならではの“つくる技術”にも強くなる!

  • CAD・3DCG・レーザーカッター・3Dプリンタなどのデジタル技術が学べる
  • 工学部と連携したプロジェクトもあり、「設計×デザイン」の力を伸ばせる
  • モックアップ制作や展示会出展など、アウトプットの機会が多数

学びのステップ|“アイデアをカタチにする力”を徹底的に鍛える4年間

● 1年次:デザインの基礎と手の動かし方を学ぶ

  • デッサン・色彩・構成・デザイン概論などの基礎演習
  • さまざまな素材に触れながら“手で考える力”を養う
  • 工業大学らしく、製図やCADの初歩も習得

親: 最初は感性より“基礎づくり”が中心なのね。安心したわ。
子: むしろ“描く力”より“考える力”が重要かも。手を動かしながら「なぜこの形なのか」って理由づけできるようになるんだ。

● 2年次:専門分野に入り、実制作で表現力を磨く

  • 各コースに分かれ、プロダクト・空間・ビジュアルの実践演習が本格化
  • 地域企業・行政との共同課題、商品デザインや空間提案などリアル案件も
  • チーム制作の機会も増え、協働力・提案力を育成

● 3年次:ゼミ活動×実践プロジェクトで“社会とつながるデザイン”へ

  • ゼミ例:「ユニバーサルデザイン」「地域ブランドデザイン」「まちづくり×空間演出」
  • 学外展覧会・プレゼンコンテスト・産学連携イベントに参加
  • ポートフォリオ制作と並行してインターン・企業訪問もスタート

親: 発表の機会が多いのね。就活に役立ちそう!
子: 自分の作品を“言葉で伝える力”も大事だからね。学内でのピッチ練習も多くて、プレゼン力がすごく鍛えられるよ。

● 4年次:卒業制作と進路の集大成

  • 自分のテーマで卒業制作を企画・設計・発表
  • 学内外での展示、企業や地域へのプレゼンも多数
  • キャリア支援と並行して、作品集(ポートフォリオ)のブラッシュアップ

実践の舞台|“地域や企業と一緒に作る”経験がめいっぱいできる!

  • 地元企業との商品デザイン(パッケージ・販促ツール等)
  • 公共空間や駅前のベンチ・看板・サインの提案・製作
  • まちづくりイベントの空間演出・ブランディング支援
  • 商店街ロゴ・ポスター・動画制作の受託プロジェクト
  • インターンを通じて企業の制作現場を体験

子: 実際に人に使ってもらえるものを作ると、「デザインって社会の中で生きてる」って感じられるよ!


学生の雰囲気|“静かに熱い”、個性と協働力を兼ね備えた仲間たち

  • 絵が得意/考えるのが得意/手を動かすのが好き…多様なタイプが共存
  • コンペや展示などの“見せる場”に積極的な学生が多い
  • 男女比はほぼ半々、チーム制作で男女混合が普通
  • 一人で黙々も、チームでわいわいもOKな“自由×誠実”な空気

親: 絵や美術だけじゃなくて、“考える力”や“人と関わる力”も育てる場所なのね。
子: うん、作品は「自分だけの世界」じゃなくて「誰かに届くもの」って意識が強くなる。だからこそ、社会で必要とされる力もついてくるよ。


就職・進路|“デザイン×〇〇”で、業界も地域も広がる進路選択

● 主な進路先

  • デザイン事務所(グラフィック・プロダクト・インテリアなど)
  • メーカー(商品開発・設計・パッケージデザインなど)
  • 建築・空間系企業(店舗・オフィス設計・空間演出)
  • 広告代理店/Web制作会社/印刷会社
  • 公務員(まちづくり・都市整備・広報など)
  • 大学院進学(デザイン・建築・芸術分野)

● 資格・サポート

  • 一級建築士・二級建築士受験資格(空間系コース)
  • 色彩検定、CGクリエイター検定、Photoshop/Illustratorなどの実習サポート
  • 就活用ポートフォリオ制作サポート、模擬面接・企業紹介も充実

保護者の方へ|どんな子におすすめ?

  • ものづくりや表現が好きで、自分のアイデアを形にしたい子
  • デザインを通じて社会に貢献したい、誰かの役に立ちたい子
  • 感性と理論、アートと技術の両方を学びたい子
  • プレゼンや実習を通じて実践力を身につけたい子
  • 将来、幅広いデザイン系・企画系の仕事に就きたい子

子: デザインって、“かっこいい”を作ることじゃなくて、“人に届くもの”をつくることなんだよね。それを学んでから、世界の見え方が変わった!

親: それなら、安心して応援できるわ。“好き”がちゃんと“仕事”につながるなら、すてきな4年間になるわね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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