「商学部」って?ビジネスの仕組みと、人と社会を動かす力を学ぶ学部
親: 商学部って、経済学部とは違うの?「お金のことを学ぶ」ってこと?
子: 経済学部が“国や社会のお金の動き”を学ぶのに対して、商学部は“企業や消費者の動き”、つまり「ビジネスの現場」を中心に学ぶんだよ。西南の商学部は、マーケティングとか経営とか、すごく実践的な授業が多いんだ。
親: じゃあ、将来は企業で働きたい子向けの学部ってこと?
子: うん。しかも国際的なビジネスも学べるから、グローバルな仕事にも強いんだよ!
西南学院大学 商学部の特徴|「キリスト教精神×ビジネス×国際感覚」の融合
● “正直で誠実なビジネス”を育てるキリスト教教育
- 「他者への思いやり」「倫理的判断力」を重視する商学教育
- キリスト教系の大学らしく、ビジネスの中でも“人としてどうあるか”を大切にしている
- 地域や世界との“フェアな関係”を築くことを重視
親: ビジネスって競争の世界のイメージだけど、そういう“心の教育”もあるのね。
子: うん。西南の先生たちは「誠実さや責任感もビジネスの力」ってよく言ってるよ。
● 実務につながる専門分野をバランスよく学べる
- 経営学・会計学・マーケティング・国際ビジネスを中心に構成
- 理論だけでなく、ケーススタディや企業との連携授業が豊富
- 企業経営シミュレーション、ビジネスプレゼン演習など“動きのある学び”
● 地域と世界をつなぐ「国際商学」を重視
- 九州・アジアを軸にしたグローカルな視点の授業多数
- 留学生との交流/英語でのプレゼン演習/短期留学制度なども充実
- アジアビジネスやSDGsをテーマにしたゼミもあり
親: 英語力も問われるのかしら?
子: うん、英語は結構重視されてる。でも“話せるようになろう”って仲間と一緒に頑張る雰囲気だから、英語が苦手でもチャレンジしやすい環境だよ。
学びのステップ|知る・考える・発信するビジネス力を4年間で養う
● 1年次:ビジネスの土台を広く学ぶ
- 商学入門/経営学入門/マーケティング基礎など、ビジネスの全体像を理解
- プレゼンテーション・レポート・グループワークの基礎スキルも養成
- 学科専用の少人数ゼミで“考える→伝える”力を練習
親: 最初から専門的なことばかりだと、ついていけるか不安ね。
子: 心配しなくて大丈夫!基礎から段階的に進むし、1年生向けの学修サポートセンターがすごく頼れるよ。
● 2年次:専門分野を選び、応用力をつける
- 経営戦略・財務会計・商品企画・流通論などを選択履修
- チームでのビジネス企画提案や仮想企業の運営演習なども体験
- 「地域ビジネス論」など、地元とつながる授業も人気
● 3年次:ゼミ所属+実践的プロジェクトへ参加
- 各教員のゼミに所属し、マーケティング調査・広告企画・企業研究などをテーマに活動
- 地元企業・団体と連携して課題解決に挑むフィールドワーク型ゼミも多数
- 学外ビジネスコンテスト・就職準備にもつながる実績がつくれる時期
親: ゼミって、研究ばかりするの?
子: 研究もするけど、“社会に出る練習”って感じに近いかな。企業への企画提案とか、現場に出て調査することもあるんだよ。
● 4年次:卒業研究+就職活動の集大成
- 卒論では自分の関心を深掘り(例:地域観光戦略/SNSマーケ/企業のブランド論など)
- キャリアセンターやゼミ教員と連携した個別支援で就活をサポート
- 「社会とつながる自分」を明確にして卒業へ
実践機会が豊富|“学びを社会に出す”経験で成長できる
- 地元企業と連携した新商品PR企画・プロモーション実習
- 公共機関と協働する「観光まちづくりプロジェクト」も人気
- 英語でのビジネスピッチ/国際学生フォーラムへの出場者も多数
- 起業家・経営者を招いたビジネス講義でリアルな話を聞けるチャンスも
学生の雰囲気|明るく柔軟、話しやすい人が多いオープンな空気
- 地元出身と九州外の学生がバランスよく混ざることで多様な価値観が生まれる
- 英語、ビジネス、地域活動、資格取得など“得意分野がそれぞれ違う”仲間と刺激し合える
- 穏やかで親しみやすい学生が多く、グループ活動もスムーズ
- 男女比もほどよく、華やかすぎず落ち着きすぎずの絶妙な雰囲気
就職・進路|“信頼されるビジネス感覚”を武器に幅広いキャリアへ
● 主な進路先
- 地元・全国の企業(商社/メーカー/金融/IT/流通/広告/サービス など)
- 地方公務員・国家公務員(観光/経済/税務など)
- 教員(商業科)や大学院進学(経営学・マーケティング専攻など)
- 起業やNPO立ち上げなど、ビジネスで社会に関わる道を選ぶ人も
● キャリア支援体制
- 学年別に段階的なキャリア教育があり、1年次から就職意識を育てる
- キャリアセンターではES添削・模擬面接・業界セミナーなど支援充実
- ゼミの教員やOBOGとのつながりで“リアルな職場像”に触れられる機会も多数
子: 西南の商学部って、「誠実に人と関わって、ビジネスを通じて社会に貢献する」っていう考え方がベースなんだ。それが就職でも強みになってると思う!
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 経営やマーケティングなど、企業活動に興味がある子
- 英語や国際交流に前向きで、世界とつながりたい気持ちがある子
- 企画・発表・コミュニケーションが得意な子
- 倫理観や他者理解を大切にできる子
- 将来の進路を柔軟に考えながら、自分の可能性を広げたい子
子: “ビジネスって人の幸せをつくる手段なんだ”って、大学で学んでから考え方が変わったよ。
親: 誠実なビジネスを学べるなんて、安心して社会に送り出せるわね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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