「人文学部」って？“ことば・こころ・文化”を深く学び、自分らしく社会と関わる力を育てる
親： 「人文学部」って、具体的には何を学ぶの？
子： 西南女学院大学の人文学部では、英語を中心に「異文化理解」「人間の心理や社会のしくみ」「自己と他者の関係性」など、広く“人”について学べるんだよ。
親： 英語だけじゃないんだね。なんだか柔らかくて深い学びって感じがする。
子： うん。特に「相手の立場で考える」とか「違いを認めて共に生きる」っていう視点を大切にしてるところが、この学部の魅力だと思う。
学びの特徴｜英語・心理・文化を通して“人と社会”を多角的に理解
● 英語運用力を徹底的に鍛える
- 少人数制の英語演習でSpeaking／Writingの基礎から実践まで
- ネイティブ教員との授業や英語プレゼンテーション演習も豊富
- TOEIC／英検など資格試験への対策も手厚くサポート
親： 英語が苦手でも大丈夫？
子： レベル別クラスだから心配いらないよ。段階的に学べるし、「話すのが怖くなくなった」って先輩たちも言ってた！
● 異文化理解・国際教養を深める
- アメリカ・イギリス・アジア・中東など多様な文化・宗教・社会背景を学ぶ
- 日本文化を外国人に伝えるスキル（通訳・観光英語・比較文化論）も重視
- キリスト教に基づく“他者理解”の精神をベースに、やさしさと知性を育む
親： “違いを受け入れる力”って、今の社会で本当に大事ね。
子： うん。この学部に入ってから「違い＝怖い」じゃなくて「違い＝知るきっかけ」って思えるようになった。
● 心と社会のしくみを知る心理・社会系科目も充実
- 心理学・社会学・コミュニケーション論など、対人理解に役立つ分野を幅広く学習
- メディア・ジェンダー・福祉・教育など、現代社会とつながるテーマも多数
- カウンセリングの基礎や“対話する力”を育てる授業も人気
学びのステップ｜「ことば・心・社会」をつなぐ力を4年間で育てる
● 1年次：教養と語学の土台づくり
- 英語スキルの基礎トレーニング（読む・書く・聞く・話す）をしっかり
- 心理・文化・社会に関する入門科目で“人を知る視点”を育てる
- 少人数の基礎ゼミでレポート・プレゼンの基礎力も身につける
親： 英語も心理も文化も…こんなに広く学べるのね。
子： “専門が決めきれない子”にもぴったりの学部かも。興味があることを見つけながら進められるんだよ。
● 2年次：専門テーマを深めていく
- 英語の実践的演習、異文化プレゼン、映像文化研究など多彩な選択科目
- 心理学や教育、社会福祉など自分の関心に合わせて履修を組める
- 地域の国際交流やボランティアなど、実社会と関わる経験も増える
● 3年次：ゼミナールで探究＋実践力を育てる
- 興味のあるテーマでゼミを選び、少人数での発表・討論・論文作成に挑戦
- 英語教育・異文化研究・映画と社会・宗教と平和・心と対話 などゼミテーマは多彩
- 留学生との協働や、学外プロジェクトに参加する学生も多数
親： 自分の関心を見つけて深めるって、すごく大事ね。
子： うん。この学部は“無理にひとつに絞らない”ところが魅力かも。人間そのものが多面的だから、それに合った学び方なんだよ。
● 4年次：卒論＋進路決定の総仕上げ
- 卒業研究では、自分の言葉で「世界や人をどう見るか」を問い続ける
- プレゼン・レポート・ディスカッションで鍛えた“伝える力”が就活でも活躍
- 教員・キャリアセンターが個別で進路支援を実施
学外とのつながり｜実践的な学びを地域・世界へ広げる
- 北九州の地域NPOや国際交流団体と連携したイベントに参加
- 留学生とのバディ制度や学内国際イベントの運営に挑戦する学生も多数
- 国内外の短期研修（韓国・フィリピン・オーストラリアなど）も人気
学生の雰囲気｜優しくて、相手を受け入れられる子が多い
- 穏やかで思いやりがあり、話しやすい学生が多い
- 英語が好き、映画や文化が好き、人の話を聞くのが好き、という子が多い
- サークルや学外活動にも意欲的で、バランスよく過ごす人が多い
- “誰かと比べる”よりも“自分のペースで伸びる”雰囲気が心地よい
就職・進路｜“言葉と心を大切にする人材”として幅広い分野で活躍
● 主な進路先
- 一般企業（旅行・販売・サービス・教育・金融・IT・メーカーなど）
- 教育関係（中高英語教員、幼児教育支援、語学スクール勤務など）
- 国際交流団体、地域NPO、観光関連施設など
- 公務員（市役所、文化行政、国際交流部門など）
- 大学院進学（心理・教育・言語文化など）
● 資格・支援体制
- 中学高校教諭一種免許状（英語）取得可
- TOEIC・英検などの語学資格サポート講座あり
- キャリアガイダンス・模擬面接・ES添削など個別支援が充実
子： 英語とか心理とか、ひとつの専門じゃなくて「人間全体」を学べたから、進路の選択肢が自然と広がった感じがする！
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
- 英語や異文化に関心があり、人と関わるのが好きな子
- 心理や人間理解に興味があり、やさしい視点で社会を見てみたい子
- 将来の夢はまだはっきりしないけど、“人の役に立つ仕事”がしたい子
- 自分のペースで成長したい、バランス重視の子
- 女子大ならではの落ち着いた環境で、じっくり学びたい子
子： 英語も大切だけど、「人を大切にすること」を本気で学べる場所だったなって思う。
親： 知識だけじゃなく、あたたかい心を育ててくれる学部なのね。安心して任せられそうだわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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