“暮らし”を見つめ、“地域”とつながり、“文化”を生かす女性の学び場
親: 「現代文化学部」って、何を学ぶ学部なの?文学部とも家政学部とも違うような…。
子: そうだね、尚絅大学の現代文化学部は**「暮らし・地域・文化」**を柱に、生活に根ざした社会的な教養を学ぶ学部なんだよ。衣食住や地域活動、多文化共生などをテーマに、社会の中で「女性としてどう関わるか」も含めて考えるんだ。
親: なるほど、文系っぽいけど、実習とか実践的なこともあるの?
子: うん、かなり実践重視だよ。フィールドワーク・地域ボランティア・地域連携プロジェクトが多くて、**「学んで終わり」じゃなくて「社会で使える教養」**を身につけることを大事にしてる学部なんだ。
学部の特徴|「生活・社会・文化」を女性の視点から総合的に学ぶ
● 暮らしの知を学問として深めるカリキュラム
・衣・食・住・家族・ジェンダー・メディア・教育・多文化共生など、身近なテーマから社会の仕組みを見つめる学問領域
・人文学・社会学・生活科学・文化研究などを統合的に学べる
● 地域連携や実習が豊富で“実社会とつながる”
・熊本の地域課題(防災・子育て・高齢化・観光など)を学生が実際に調査・提案するプロジェクトあり
・地域の商店街、NPO、行政、学校との協働機会が多く、“現場で考える力”が育つ
● 女性のキャリア形成を強く意識した教育
・キャリア教育科目、プレゼン演習、インターンシップ、マナー講座などが充実
・就職先に応じて「教育・福祉・観光・地域支援・一般企業」への道を広く準備
学びのステップ|“自分の暮らし”から“社会との関わり”へ広がる4年間
● 1年次:生活文化の基礎と学びの視点を身につける
・現代社会論、生活文化論、ジェンダー論、プレゼン技法など
・熊本の地域を歩いて学ぶフィールドワークや、地域ボランティア体験もスタート
● 2年次:専門性を高めながら、興味分野を見つける
・衣生活文化、食と地域、家族と社会、メディアと消費文化、教育文化、地域観光など
・熊本市や県内の現場で「フィールド調査」や「アンケート分析」も体験
● 3年次:ゼミでの研究活動と地域連携プロジェクトに挑戦
・子ども支援・高齢者交流・地域防災・観光まちづくりなど、自分の関心テーマに沿ってゼミ活動に本格参加
・フィールド調査・グループ研究・プレゼン発表などを通して、実践力と表現力を育てる
● 4年次:卒業研究+進路準備の集大成へ
・研究テーマ例:熊本の食文化と観光資源/若者とSNS消費行動/女性のキャリア観の変遷/商店街と地域活性化
・就職活動、資格取得、大学院進学も個別サポートがあり安心
実践例|“熊本の地域課題”に女性の視点で向き合う学び
・地元商店街の魅力発信イベントの企画・運営
・避難所での生活支援シミュレーション実習
・外国人観光客向け地域ガイドマップ制作
・子育て支援センターでの絵本読み聞かせ+家庭調査
・熊本地震後のまちづくりに関する意識調査と報告書作成
・地元企業とのコラボによる商品企画(地産地消、フェアトレードなど)
学生の雰囲気|「やさしさ×社会性」を持ち合わせた温かな学びの空間
・地域や暮らしに関心があり、やわらかく穏やかな学生が多い
・文系ながら社会貢献志向が強く、「誰かの役に立ちたい」という思いを持った学生が中心
・女子大ならではの“安心して意見を出し合える雰囲気”があり、協働的な学びが進む
・地元熊本出身者が多く、将来は地元で働きたいという志向も強い
就職・進路|生活・地域・人と関わる“文系×実践型”の仕事に強い
● 主な進路先
・公務員(市町村の福祉・観光・地域振興分野)
・一般企業(流通・教育・広告・企画・事務職)
・観光業(ホテル・観光施設・旅行会社など)
・教育・福祉(保育関連・NPO・子育て支援・地域包括ケア)
・大学院進学(地域文化・ジェンダー研究など)
● 資格・支援体制
・中学校教諭(家庭)/高等学校教諭(家庭)※教職課程修了者
・社会福祉主事任用資格/司書/図書館司書教諭などにも対応
・キャリア支援センターによる面接・エントリーシート指導も丁寧
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
・暮らしや地域、文化に関心があり、人と関わる仕事をしたい子
・自分の考えを言葉や行動で伝えることが好きな子
・女性としてのキャリアや働き方をしっかり考えたい子
・実践的な活動の中で、自信をつけていきたい子
・地元熊本や地域社会で貢献できる道を探したい子
子: 学びって、社会の中でどう使うかが大事だって、尚絅大学で気づいたよ。暮らしと文化を“動かす力”が少しずつついてきたかも。
親: 文系でも実践重視で、社会とのつながりが見える学びは安心ね。暮らしに寄り添った学問って、今の時代にすごく意味があると思うわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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