「子ども教育学部」って？子どもの未来を支える“先生のたまご”が育つ場所
親： 子ども教育って、保育士や先生になるための学部なの？
子： うん、でもそれだけじゃないんだよ。尚絅大学の子ども教育学部は、「子どもを育てること」「子どもとともに育つこと」をトータルに学ぶ場所なんだ。保育士・幼稚園・小学校の先生など、子どもに関わる仕事を幅広く目指せるし、地域とつながった実習も多いから、“人として成長できる学部”って言われてるんだよ。
親： 勉強だけじゃなくて、人間性も育つのね。
子： うん。子どもと関わる仕事って、心を通わせる力が大事だから、そこもすごく大切にしてる学びなんだ。
学びのポイント｜子どもの成長を支える力を、理論と実践の両方から
教育と保育の基礎をしっかり学ぶ
・教育原理、発達心理学、保育内容総論など、理論的な基礎を重視
・乳幼児〜小学生まで、子どもの成長段階に合わせた支援方法を学ぶ
・小学校教諭・幼稚園教諭・保育士の養成課程が統合されているのが特長
実践力を育てる授業と現場体験が豊富
・キャンパス内に「附属こども園」があり、日常的に子どもと関わる機会がある
・保育実習、教育実習、施設実習を段階的に実施
・子どもへの絵本の読み聞かせ、遊びの指導、生活支援などを体験しながら学ぶ
心を育てる学びを大切に
・「共感する力」や「聴く力」を高める少人数制授業
・いじめ・不登校・障害のある子どもへの支援など、多様性を尊重した教育
・人間関係を築く力を、授業だけでなくグループワークや実習を通じて育む
4年間のステップ｜理論と実習をバランスよく積み重ねる
1年次：教育・保育の基礎を身につける
・教育心理、子ども家庭福祉、教育原理などの講義で土台を築く
・校内外でのボランティア活動を通じて、子どもとふれあう初期体験を積む
2年次：観察・実践の場を広げる
・模擬授業・模擬保育で実践感覚を養う
・幼稚園や保育所での観察実習がスタート
・児童文化・発達支援・家庭支援論など専門性の高い授業が充実
3年次：本格的な実習に挑む
・保育士実習、小学校教育実習、特別支援教育実習などを複数実施
・教育現場での課題を発見し、学内でふりかえりを行う体験重視の学び
・ゼミに所属し、子どもと教育についての個別テーマに取り組む
4年次：卒業研究と進路準備
・4年間の学びを活かして卒業研究に挑戦（例：保育環境と子どもの主体性など）
・公務員試験対策、教員採用試験対策、就職ガイダンスも充実
・実習・ボランティア先とのネットワークを生かして進路を具体化
地域に根ざした実習・ボランティア活動
・附属こども園での保育補助や読み聞かせ活動
・熊本市・菊池市などでの幼稚園・保育園実習
・地域イベント（親子広場、自然遊び体験）の企画・運営
・放課後児童クラブ、障害児支援施設での実習
・災害時の子ども支援活動（熊本地震後など）も学びの一環に
親： 地域と連携してるって、子どもたちにとってもいい影響がありそうね。
子： そうだね。学びながら地域の役に立てるって、やりがいも感じられるよ。
学生の雰囲気｜やさしさとまじめさが同居するあたたかい空気
・子どもが好きな学生が多く、温和で思いやりのある雰囲気
・「人の話をよく聞く」ことを大切にする文化
・グループワークやペアでの練習が多く、仲間との絆も深まりやすい
・女子が多めだけど、男子学生も一定数いて、ジェンダーを問わず学びやすい環境
就職・進路｜“子どものそばで働く”夢を形に
主な就職先
・幼稚園、保育園、認定こども園（公立・私立）
・小学校教員（熊本県内・他県含む）
・放課後児童クラブ、子育て支援センター
・児童養護施設、発達支援施設、福祉関係の事業所
・大学院進学（教育学・臨床心理学など）
資格・免許
・小学校教諭一種免許状
・幼稚園教諭一種免許状
・保育士資格
・社会福祉主事任用資格（希望制）
・特別支援教育に関する知識もカリキュラム内で学べる
子： 免許や資格がしっかり取れるうえに、現場の感覚も身につくから、卒業後もすぐに働ける力がつくんだ。
保護者の方へ｜こんなお子さんにぴったりの学部です
・子どもと関わる仕事に強い関心がある
・人と深く向き合い、相手の気持ちを大切にしたい
・教育・福祉・地域に貢献したいという気持ちがある
・優しさと責任感をあわせ持って、誰かを支えたい
・将来の夢をまだ模索中でも、「子ども」がキーワードになる人
子： この学部に入って、ぼく自身も“育ててもらった”感じがするよ。子どもたちと一緒に、ぼくも成長できたって思うんだ。
親： 子どもの未来を支えるって、自分の人生も豊かにしてくれるのね。とても素敵な学びだわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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