「経営法学部」って?ビジネスと法律、両方から“地域社会”を支える学び
親: 経営法学部って、経営と法律が一緒に学べるの?ちょっと不思議な組み合わせね。
子: そうなんだ。でも実は、今の社会では「ビジネス」と「ルール」を両方理解している人が本当に重宝されてるんだよ。青森中央学院大学の経営法学部は、まさにそれを目指す学部なんだ。
親: たしかに、会社でも役所でも法律と経営の両方がわかる人って必要そうね。
子: うん、特にこの大学では、青森という“地域の現実”を学びの出発点にして、実践的な力を身につけるスタイルが特徴。小規模大学だからこそ、一人ひとりの成長をしっかり支えてくれるんだ。
経営×法学の融合型カリキュラム|地域を動かす“総合的な視点”を育てる
◆ 経営学の基礎から応用まで
- 経営戦略論、マーケティング論、会計学、起業論、組織マネジメントなど
- 地元企業や商店街を対象としたマーケティング調査・販促提案演習あり
- 中小企業診断士や日商簿記2級など、資格取得支援も充実
◆ 法律的な思考力と実務感覚を育てる
- 憲法・民法・商法・労働法・会社法など、企業経営に直結する法律を学習
- 模擬契約書作成演習や、判例分析を通じた法的思考の訓練も
- 地元行政・企業法務との連携講義で“使える法律感覚”を養成
◆ 地域課題へのアプローチ
- 地域産業論/青森経済論/地方自治法/観光政策/NPO論など、地元の課題に直結した講義群
- フィールドワーク・まちづくり提案・ビジネスプラン発表など“動く学び”が豊富
- 「地域社会を経営の視点で元気にする」「行政と連携してルールを作る」力を育てる
子: 教室で学んで終わりじゃなくて、“青森で何ができるか”を考えて動ける力が育つんだよ。
学びのステップ|1年〜4年で“経営法の実践家”になる
1年次|社会の仕組みと地域の現実を知る
- 経営入門、法学入門、情報リテラシー、青森学 など
- 地元企業の見学や行政職員との座談会など、現場感を大切にした導入教育
- ゼミ形式の「キャリアスタートプログラム」で自分の強みを発見
2年次|理論とスキルを広げる
- 経済学・財務会計・民法・地方自治法・ビジネス法 などを系統的に履修
- グループワークや実地調査で「問題を見つけ、分析する力」を養う
- 青森市・弘前市の商業エリアにおける販促分析など地域課題と連動した実習も開始
3年次|ゼミ+実習で“考えを社会に届ける”学びへ
- ゼミナール活動本格化(観光まちづくり/地域企業支援/法政策提案など)
- 公務員試験対策講座、企業インターンシップ(金融・不動産・行政など)
- 商工会議所・地域企業と連携したマーケティング支援プロジェクトに参加可能
4年次|卒業研究とキャリア形成の集大成
- 卒業論文テーマ例:「青森県の観光産業における人材定着の法的支援」「中山間地域の持続的経営支援政策」など
- エントリーシート・履歴書添削、模擬面接、就職ガイダンスで個別サポート充実
- 「地元で働く」「公務員を目指す」「起業する」など、多様な目標に対応
実践例|“経営×法”を地域で活かすリアルな学び
- 弘前市商店街の若者向け再生プロジェクト(企画+法的リスク管理)
- 契約書・業務委託文書の基礎演習(起業者向けリーガルサポートの実地体験)
- 青森県の移住・定住支援策に関する政策提案
- 地方創生ビジネスプランコンテストで優勝した学生チームも輩出
- 青森市の観光アプリと連動したマーケティング分析レポート提出
学生の雰囲気|地域志向が強く、まじめで協調的
- 地元出身者が多く、「青森を元気にしたい」という思いを持った学生が多い
- 素朴で誠実な人柄が多く、グループワークでもしっかり支え合う雰囲気
- 公務員志望・ビジネス志望・家業継承志望など、キャリアの方向性は多様
- 少人数制ゼミによって、教員と学生の距離が非常に近く、相談しやすい環境
主な進路|“経営と法の教養”を武器に、地域で活躍する人材へ
◆ 公務員・行政職
- 青森県庁、青森市役所、弘前市役所、十和田市役所など多数合格者あり
- 国税専門官・裁判所事務官など、国家公務員への進路も視野に
- 公務員試験対策講座+面接練習のサポート体制が整っている
◆ 民間企業・ビジネス職
- 金融(銀行・信用金庫)/流通/建設業/観光業など地域密着企業への就職多数
- 企業の総務・経理・営業・法務など幅広い部署で活躍できる実力を育成
- 日商簿記や宅建など資格取得を軸にした就職支援あり
◆ 起業・家業承継・大学院進学
- 地元で起業(小売・農業・IT関連など)した卒業生もあり
- 実家の会社や商店を継ぐために経営+法務を学ぶ学生も多い
- 公共政策・地域経営系の大学院へ進学する学生も
保護者の方へ|こんなお子さんに向いています
- 将来は地元・青森に貢献したいと考えている子
- 経済・法律・経営にバランスよく興味がある子
- 公務員や安定したビジネス職を目指したい子
- 地域の課題解決に対して「自分ごと」で取り組みたい子
- 小規模でしっかり面倒を見てもらえる大学で学びたい子
親: 小さな大学だけど、“経営”と“法”を両方学んで地域に役立てるなんて、実践的でいいわね。
子: うん、「青森の未来をどうよくするか」って本気で考えられる4年間なんだ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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