【親向け】立命館アジア太平洋大学 サステナビリティ観光学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

観光から“持続可能な社会”をデザインする、未来志向の学び

親: 「サステナビリティ観光学部」ってちょっと珍しい名前ね。観光のことだけ学ぶ学部なの?

子: 実は観光だけじゃなくて、「環境・地域・文化・経済の持続可能性」をトータルに学ぶ学部なんだ。立命館アジア太平洋大学(APU)は国際的な大学として知られてるけど、この学部もグローバル×ローカルの視点で、観光から社会をよくしていく力を育てるんだよ。

親: 観光ってレジャーのイメージだったけど、そんなに深い学びがあるのね。

子: そう、たとえば観光による地域活性、環境保全、文化継承、貧困対策など、実は社会課題とすごくつながってるんだ。APUのこの学部は、それを英語と日本語両方で学べる、世界にも珍しい学びの場なんだよ。


学部の特徴|観光×SDGs×国際性を融合した“未来型”の社会系学部

● 「観光を通じて社会をよくする」ことを中心に据えたカリキュラム
・観光資源の発掘、地域ブランディング、環境保護型ツーリズム、教育観光などを理論と実践の両方から学ぶ
・UNWTO(国連世界観光機関)と連携した教育方針で、国際的な観光政策やサステナビリティの知識も修得

● 英語と日本語のバイリンガル教育
・講義は英語または日本語を選択可能(一部は英語必修)
・世界約90ヵ国からの学生とともに学び、異文化の中で議論・プレゼンする力を鍛える

● フィールドで学ぶ実践型プロジェクトが豊富
・別府や九州各地での地域観光プロジェクト、アジア諸国での調査演習、現地企業との連携企画も充実
・「社会に出て通用する力」を学内外で身につける


学びのステップ|多文化の中で、観光と社会課題を結びつける4年間

● 1年次:観光とサステナビリティの基礎を学ぶ
・観光学入門、SDGsと地域社会、異文化理解、観光資源論など
・APUならではのグローバル環境に慣れ、多文化の中での自己表現を学ぶ

● 2年次:専門性を深める+地域・企業とつながる
・持続可能な観光政策論、エコツーリズム、観光マーケティング、ホスピタリティ概論など
・地域と連携した観光振興プロジェクトに参加し、実践力を高める

● 3年次:海外・国内でのフィールドワークを実施
・アジアや欧州での現地調査、国際観光イベントの運営体験など
・観光地でのインタビュー調査、現地文化とツーリズムの課題分析などを自分で計画・実行

● 4年次:卒業研究で社会に対する提案力を形に
・テーマ例:温泉地のインバウンド戦略、伝統文化と観光開発、観光公害と住民意識、LGBTQと観光など
・研究成果を英語・日本語でプレゼンし、社会に提案できる形でまとめる


実践例|観光を通じて“社会を変える”リアルな取り組み

・別府市と連携した「外国人観光客向け観光案内アプリ」開発プロジェクト
・アジア農村地域でのエコツーリズム立ち上げ支援
・文化財と観光開発のバランスを考える調査演習(国内)
・観光業界企業とのインターンシップ+新商品提案コンテスト
・災害後の観光地再建に関する研究+現地プレゼンテーション


学生の雰囲気|国際的で開かれた空気感、多様な価値観が交差する環境

・学生の半数が海外出身。日本にいながら“世界の教室”にいる感覚
・英語・日本語ともに飛び交う講義室。多言語・多文化の中で自分を表現する力が自然と育つ
・観光・環境・国際協力など、自分の“やりたい”を見つけて行動する学生が多い
・自由で柔軟な校風と、互いに尊重し合う温かい雰囲気


就職・進路|観光業界だけでなく、社会貢献や国際分野へも幅広く進む

● 主な進路先
・観光・ホテル・航空・旅行業界(ANA、JTB、星野リゾートなど)
・国際機関・NGO・NPO(観光振興、国際協力、地域開発分野など)
・地方自治体(観光課、国際交流課など)
・一般企業(マーケティング、広報、企画部門)
・大学院進学(観光学、社会学、開発学、国際関係など)

● 資格・スキル支援
・TOEIC・IELTSなど語学スコア強化、観光英語検定支援
・キャリアセンターによる多国籍向け就職支援、国内外企業インターンシップ制度も充実
・観光庁や国際観光機関との連携イベントに参加する機会も豊富


保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです

・英語を活かして、国際的な学びと仕事を目指したい子
・観光・地域振興・SDGs・国際協力などに関心がある子
・人と関わることが好きで、多様な文化や価値観を受け入れられる子
・理論と実践の両方を通して、社会に貢献する力をつけたい子
・自分の興味を自分で掘り下げ、将来像を柔軟に描きたい子

子: 観光って“人と地域と未来”をつなぐ手段なんだって、ここで初めて知ったんだ。言葉と行動で、ちゃんと社会に貢献したいって思えるようになったよ。

親: 英語も実践も、そして社会性まで学べるなんて、すごく現代的な学部ね。国際性と地域性の両方を持った大学、安心して送り出せるわ。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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