【親向け】鹿児島大学 工学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「工学部って、どんなことをするの?」地域と地球の未来を支える“技術者”を育てる場

親: 工学部って、理系の子が行くっていうイメージだけど、具体的には何を学ぶの?

子: 一言でいえば、「社会の課題を、技術で解決する」ための学び。たとえばエネルギー問題、建築設計、防災、AI、交通インフラなんかを、自分の得意分野からアプローチしていくんだ。

親: 身近な生活から、未来のテクノロジーまで広いのね。

子: 鹿児島大学の工学部は、南九州で唯一の国立大学の工学部っていう強みがあるよ。地元に密着しながら、世界にも通用する技術者を育てているんだ。

学科ごとの専門分野|「好きな理系」を社会に活かす学び

機械工学系

・ものづくりの根幹を支える基礎技術(設計・加工・ロボット制御)
・航空機、自動車、医療機器など、幅広い製品の構造を学ぶ
・CADや3Dプリンタを活用した実践演習も豊富

電気電子・情報工学系

・AI・IoT・電子回路・通信など、急成長分野をカバー
・プログラミングやシステム設計を、実験・演習を通じて習得
・ICTの力で地域課題(防災・観光支援・農業IoTなど)にも挑戦

環境・化学・建築系

・火山・地震・気候など地域性を活かした防災・環境工学
・省エネ・再生可能エネルギー技術や持続可能な材料開発
・建築設計・都市計画を通じて、住みよい暮らしをデザイン

子: 「理系の得意」がどんな社会貢献につながるかを学べるのが、工学部の面白さだよ。

教室→実験→地域へ|鹿児島だからこその“体験重視”の学び

地元企業や自治体と連携した実践プロジェクトが豊富

・鹿児島港の再整備に向けたインフラ設計演習
・霧島山系の温泉熱を利用したエネルギー研究
・南九州の豪雨災害に対応する新しい防災インフラの設計提案

フィールドに飛び出す「工学フィールドワーク」

・桜島周辺での地質調査と構造解析
・離島の課題(交通・通信・電力)に対する現地提案活動
・高校生向け「科学教室」や地域講座での教育ボランティア

親: 鹿児島の自然や社会の課題を、実際に現場で学ぶっていいわね。

子: うん、“鹿児島を知ること”が、世界を考える力にもつながるって、ここでは教わるんだ。

学生の雰囲気|まじめで地に足のついた努力家が多い

・国立大学らしい、堅実で努力家の学生が多数
・地元出身者も多く、学年を越えた人間関係もあたたかい
・部活動や研究室の中でも「協力して成し遂げる」文化がある
・教授陣との距離も近く、研究テーマや進路相談も親身に対応

親: 自分のペースで成長できそうな雰囲気ね。

就職・進路|南九州×全国で活躍する技術者を育てる

主な就職先

・九州電力、トヨタ、日立製作所、ソニーセミコンダクタ
・鹿児島県庁、国土交通省、防衛省などの公務員技術職
・地元建設会社・設計事務所・プラント企業
・IT・通信業界(NTT、富士通グループなど)

就職支援も“地域密着+全国志向”

・学内企業説明会や個別面談で一人ひとりに合った進路支援
・インターンシップの受け入れ先は地元〜全国まで豊富
・工学部独自の“技術系キャリア支援講座”を実施

子: 地元志向の子も、全国に羽ばたきたい子も、両方サポートが手厚いのがうれしいところだよ。

保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです

・数学・物理・化学などの理系科目に関心がある子
・モノづくりやIT、建築など「形になること」が好きな子
・地元や社会の課題に対して、自分の技術で貢献したい子
・実験やチーム作業が得意で、地道な努力を重ねられる子
・将来、安定した就職や専門職に就きたいと考えている子

親: 理系の力で社会を支えるって、すごくかっこいいし、実用的ね。

子: 鹿児島大学の工学部なら、「地元を支える技術者」でも、「世界に羽ばたくエンジニア」でも、どっちでも目指せる。自分の夢の大きさに合わせて進める場所だよ。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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