経済の知識で地域を動かす、自分の未来を設計する4年間
「経済学部」って?お金の話だけじゃない、“社会を動かす仕組み”を学ぶ学問
親: 経済学部って聞くと「数字ばかりで難しそう」っていうイメージがあるんだけど、実際はどんな勉強をするの?
子: 確かに計算も出てくるけど、それだけじゃないよ。たとえば、「どうすれば観光客がもっと増えるか」「地域の産業をどう活性化するか」「物価が上がると何が起こるか」みたいに、社会全体の仕組みや人の動きを分析する学問なんだ。
親: なるほど、そういう視点で見れば、確かに身近なこととつながってるのね。
子: 沖縄国際大学の経済学部は、沖縄という“観光・基地・離島”など独自の経済環境を持つ地域性を生かしたカリキュラムになっていて、他県の大学とはひと味違う学びができるんだ。
学部の特徴|地域と世界を同時に見据える「地に足のついた経済学」
● 経済学の基礎から、地域・国際分野まで幅広く網羅
- ミクロ経済・マクロ経済・財政・金融・経済史などの基本を体系的に学習
- 沖縄経済論、観光経済論、アジア経済など地域と国際の架け橋となる科目群
- ESG投資・SDGs経済・地域共創といった“今どき”のトピックも充実
● 実社会とつながる実践的カリキュラム
- 地元自治体や企業との連携授業(例:那覇市・沖縄銀行・JTB)
- フィールド調査、地域課題プレゼン、観光資源活用プロジェクトなどを体験
- 4年間で論理的思考と課題解決力を着実に養う構成
● 教員との距離が近く、手厚いサポート体制
- 学生数に対して教員が多く、相談やゼミでの面倒見が非常に良い
- キャリア相談や進路指導も個別対応でじっくり支援
- “アットホームな経済学部”として他学部生からも好評
子: 「経済=難しい」じゃなくて、「経済=社会を動かす鍵」って思えるようになる学部だよ。
4年間の学び|「理論→応用→実践→発信」の流れで力を伸ばす
● 1年次:経済の土台をつくる
- 経済学入門、経営学基礎、統計入門、データ分析の初歩
- 沖縄の経済事情を学ぶ地域特化型の導入科目もあり
- プレゼン・文章表現・レポートの基礎トレーニングも徹底
● 2年次:自分の興味を探り、テーマを深める
- 財政学・国際経済・地域政策・観光経済・雇用問題など多彩な選択科目
- フィールドワーク・企業訪問などで学外に出る機会が増える
- データ活用科目で、グラフ・表・統計資料の読み解き力を習得
● 3年次:ゼミ所属で専門性を育む
- 各ゼミで研究テーマを設定(例:沖縄観光と経済成長/地方創生と公共投資など)
- ディスカッション・発表・調査・中間報告と段階的に成長
- 一部ゼミでは県外調査・インターン・海外研修なども実施
● 4年次:卒業研究と進路準備に集中
- 1年間かけて卒業論文を執筆(個人・チーム研究の両方あり)
- 例:「沖縄における最低賃金政策の影響分析」「地域通貨の経済効果」など
- 公務員試験対策・SPI講座・面接練習・OBOG訪問など就活支援も充実
学生の雰囲気|地元愛と好奇心がミックスした“まじめで穏やか”な空間
- 地元・県外・アジアからの留学生が在籍し、多様な価値観が共存
- おおらかで人懐っこい性格の学生が多く、すぐ仲良くなれる雰囲気
- ゼミやグループワークでのチーム意識が強く、協調性が育つ
- 観光・音楽・国際交流など、学外活動にも積極的な人が多い
子: 経済学部ってカタそうに見えるかもだけど、ここは“地に足ついた賢さ”って感じ。派手じゃなくても「社会をよくしたい」って考えてる人が多いんだよ。
就職・進路|沖縄の経済を支える、広がるキャリアの選択肢
● 主な就職分野
- 地方公務員(沖縄県庁、市町村役場、税務職)
- 金融業界(沖縄銀行、琉球銀行、JA、保険会社など)
- 観光・運輸・小売・不動産・IT企業など地場産業への就職多数
- 教育・研究機関/大学院進学/起業志望者もあり
● 就職支援が充実
- キャリア支援課によるエントリーシート添削・面接練習
- 地元企業との就職マッチングフェア
- 公務員試験や資格取得(FP・日商簿記など)の支援講座あり
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 社会の仕組みに関心があり、数字を扱うことにも前向きな子
- 沖縄の観光・経済・地域課題に関心がある
- 公務員や地元企業に就職したい気持ちがある
- 論理的に考えることや、人と協力して行動するのが得意なタイプ
- じっくり学び、地に足のついたキャリア設計を望む子
親: 経済って聞くと難しそうだけど、意外と身近で“社会に役立つ学問”なのね。
子: うん。「生活・地域・人の動き」全部に関係してるから、ここで学んだことって、将来どんな分野にも応用できるんだ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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