“つくること”が好きな子が、自分の世界を広げ、仕事につなげる学部
「美術学部」って?「好き」を武器にして、社会とつながる力を育てる場所
親: 美術学部って、絵を描いたり工作したりってイメージだけど、それって将来の仕事になるのかしら?
子: 実は、想像以上に“社会とつながる学び”なんだよ。東北生活文化大学の美術学部では、絵画・デザイン・映像・立体造形・ファッション・プロダクトなど多彩な分野を学びながら、**「つくる力」を「伝える力」や「企画する力」へと育てていくんだ。
親: なるほど、単に“作って終わり”じゃなくて、それをどう社会に活かすかまで考えるのね。
子: うん。だから作品制作+プレゼン+展示+プロジェクト参加って流れが当たり前になってる。作品を通じて誰かに影響を与える力を、実践的に学ぶんだよ。
学部の特徴|“好き”を“強み”にする多彩な学びと実践
● 絵画・デザイン・映像・立体など幅広い表現を経験できる
- デッサンや色彩構成などの基礎力を徹底的に身につける
- グラフィックデザイン、パッケージ、広告、絵本、動画制作まで実践
- 陶芸・金工・木工などの造形演習も充実。手仕事の魅力に触れる
● 地域や企業と連携した「実践型プロジェクト」が豊富
- 地元企業とコラボした商品パッケージのデザイン実習
- 公共施設やイベントでの展示・ワークショップ企画
- 子どもや地域住民とのアート活動を通じて“伝える力”を育成
● 少人数教育×個別指導で、一人ひとりをしっかりサポート
- 1学年30人前後のアットホームな環境で、教員との距離が近い
- 制作過程での壁や悩みも、個別相談や助言で丁寧に対応
- 技術だけでなく、発想力やアイディア展開も一緒に育ててくれる
学びの流れ|1年次から卒業制作までの“表現と成長”のステップ
● 1年次:基礎力の徹底と表現の幅を広げる
- デッサン・色彩・構成など、全員が共通で学ぶ「表現の土台」
- 絵画・立体・映像・デザインなど各ジャンルを横断的に体験
- 美術史・現代アート・批評の読み解きで“見る力”も磨く
● 2年次:自分の興味分野を深掘りし始める
- コース選択で専門分野に進み、より高度な表現に挑戦
- 「どうつくるか」だけでなく「なぜつくるのか」を意識した演習へ
- グループ制作や発表会など、チームワーク力も養成
● 3年次:社会とつながる実践的な学び
- 地域イベント・企業プロジェクトなど、実社会との接点が増加
- フィールドワークや取材活動を通して“課題発見力”を鍛える
- 自主企画展の実施や、SNSを使った広報活動も実践的に経験
● 4年次:卒業制作で「4年間の集大成」を発信
- 自分のテーマで自由に制作。絵画・映像・空間インスタレーションなど形式は自由
- 公開展示や学内審査会で作品を発表し、フィードバックを得る
- ポートフォリオ制作や就職支援指導で、卒業後の道を明確に
学生の雰囲気|個性を尊重し合い、刺激し合えるアートな仲間たち
- 感性が豊かで、こだわりを持って作品づくりに向き合う学生が多い
- お互いの作品を見て刺激を受け、成長し合える風土
- 積極的に学外活動に参加する行動派の学生も
- アットホームで穏やかな雰囲気だから、初心者でも安心して学べる
子: 自分の“好き”を遠慮せずに出せる空間って、ほんとに貴重なんだよ。みんな違っていい、って感覚がある。
就職・進路|“表現力”を武器に幅広い業界へ
● 主な進路例
- デザイン事務所・広告代理店・映像制作会社
- 雑貨・インテリア・アパレルなどの企画・販売職
- 小中学校の美術教員や、特別支援学校の講師
- 公務員(文化・広報関連)、NPO・地域団体
- 作家・クリエイターとしての独立や大学院進学
● ポートフォリオ&面接対策も丁寧にサポート
- 自分の作品集(ポートフォリオ)制作を一から指導
- 模擬面接・企業訪問・合同説明会なども開催
- 一人ひとりの希望を聞いた「個別キャリア支援」が強み
保護者の方へ|こんなお子さんにぴったりの学部です
- 絵やデザイン、映像など“つくること”がとにかく好きな子
- 自分の表現を通じて、人に何かを伝えたいという気持ちがある子
- 個性を大切にしながら、仲間と刺激し合いたい子
- 地域や社会と関わりながら、アートの力を広げたい子
- 少人数で手厚く見てもらいたいタイプの子
親: 「好き」で終わらせず、それを“社会で生きる力”に育ててくれるのは、安心できるわね。
子: うん。「つくること=自分を伝えること」。この大学では、それがちゃんと仕事につながるんだよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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