「国際地域学部」ってどんな学部?地域も世界も見つめる学び
親: 「国際地域学部」って、国際学部と地域学部のあいがけみたいな名前ね?
子: まさにその通り!鈴鹿大学の国際地域学部では、“地域をよくする”と“世界とつながる”を両立させる力を育てているんだ。英語や国際理解をベースにしながら、観光・まちづくり・異文化共生・教育などのテーマを現場で学べるのが特徴だよ。
親: なるほど、地域密着でありながら、グローバルな視点も育てられるのね。
学びの柱は「国際理解・地域創生・多文化共生」
- 国際理解と語学教育
英語を中心に、中国語・韓国語などの第二外国語も学習。
文化・歴史・国際関係の理解を深める授業が充実。 - 地域創生・観光振興
地元・三重県や鈴鹿市と連携したまちづくりプロジェクトを展開。
観光資源の発掘、イベント企画、SNSでの情報発信なども実践。 - 多文化共生・国際協力
在日外国人との共生、留学生支援、地域の多言語対応などを考察。
SDGsを基軸にした“持続可能な社会”づくりへの視点も育む。
子: 地域の中にある“国際”を見つける視点が身につくんだよ。
学びのステップ|講義・演習・フィールドがつながる4年間
1年次:基礎づくりと多角的な視点の獲得
- 英語基礎演習、国際理解入門、地域社会論など
- 自分の興味を探すための「探究型学び」スタート
- 地域探訪ワークショップや異文化交流イベントに参加
2年次:興味分野に沿った専門学習と体験
- 地域観光論、多文化共生論、グローバル・スタディーズなど
- 地域企業や行政と連携した調査・ヒアリングの実践
- 学内の留学生との交流型授業も活発
3年次:プロジェクト参加・留学・インターンシップへ
- 三重県・鈴鹿市と連携した観光振興プロジェクト
- 地域の小中学校や自治体でのインターン体験
- 短期海外研修や語学留学制度(タイ・マレーシア・韓国など)
4年次:卒業研究と進路選択の年
- 各ゼミでの卒業論文執筆(例:外国人支援政策、地域観光の改善提案)
- 学外発表会や学会参加も奨励されている
- 公務員試験や教員採用試験の対策講座も充実
地域とともに学ぶ|地元密着・現場主義の学びが魅力
- 鈴鹿市の地域資源調査(神社・歴史建造物・自然環境など)
- 観光地でのフィールドワークと外国語案内体験
- 地域のお祭り・国際イベントにボランティアとして参加
- 留学生と協働で地域向けの多言語パンフレットを制作
親: 地域の中で動いて、実際に人と関わる経験が多いのね。
子: 机の上じゃ学べない“生の地域”がそこにあるんだ!
学生の雰囲気|地元愛と国際感覚をあわせ持つ仲間たち
- 地域に関心がある学生、語学が得意な学生、国際ボランティアに興味がある学生など多様
- 普通科出身の学生が中心で、専門知識は入学後にしっかり学べる
- 穏やかで協調性のある雰囲気、グループワークも活発
- 留学生も多く、多文化な学びが日常にある
子: いろんな背景を持った仲間と関われるから、視野がどんどん広がるんだよね。
主な進路|地域にも世界にも貢献できる仕事へ
- 公務員(市役所・観光課・国際交流関連部署など)
- 観光・ホテル・航空業界(接客・企画・外国人対応)
- 教育関係(中学・高校の英語教師、日本語教師)
- 企業(営業・広報・地域密着のサービス業など)
- 留学や海外ボランティアを経て、国際NGOへ進む例も
- 大学院進学(国際学・地域政策など)
子: 「地域」と「国際」のどちらにも進めるのが、この学部の強みだと思う!
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 地域社会やまちづくりに興味がある
- 英語や外国語を学びながら社会に役立ちたい
- 地元志向だけど、国際的な視点も持ちたい
- 自分で現場に行って、体験を通じて学ぶのが好き
- 将来、教育・観光・行政など人と関わる仕事がしたい
親: 世界と地元の両方を見る力って、これからの時代にぴったりね。
子: うん、自分の“根っこ”を大事にしながら、世界に羽ばたける学部だよ!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント