「社会学部」ってどんな学部?“今の社会”を読み解いて行動する力を育てる
親: 「社会学部」って、なんとなく幅広そうだけど、どんなことを学ぶのかしら?
子: 社会学部では、「なぜ今の社会はこうなっているのか?」という問いに対して、データや現場から考えていく学問だよ。江戸川大学の社会学部は特に、「メディア」「若者文化」「地域社会」「情報発信」「福祉」など、現代的で身近なテーマを通じて“社会のリアル”に迫れるのが特長なんだ。
親: なるほど、「今」を知って、「これから」をつくる力がつきそうね。
幅広い領域を横断的に学べる!江戸川の社会学
- メディアとコミュニケーション
テレビ、新聞、SNS、YouTubeなど現代メディアの影響を分析
マスコミ業界・PR・広報職を目指す人に人気の分野 - 若者文化・ジェンダー・サブカル
音楽・ファッション・恋愛・ゲームなど若者のライフスタイルを社会的視点で考察
ジェンダー平等・多様性のテーマも扱う - 地域社会・都市と人間関係
少子高齢化、まちづくり、災害支援、地域福祉などを現場目線で学ぶ
実際にフィールドワークに出かける実践型授業が多数 - 社会調査・統計・マーケティング分析
アンケートやインタビューなどの調査手法を学び、データをもとに社会を読み解く
リサーチ会社やマーケティング職にも直結するスキルが身につく
子: 「気になる社会現象」を入り口に、どんどん学びが広がるのが社会学の面白さなんだ!
学びのステップ|興味から専門へ、そして社会へつながる4年間
1年次:現代社会の見方を学び、幅広く触れてみる
- 社会学入門、現代メディア論、若者文化論などを通して「社会を見る目」を育成
- 情報リテラシーや統計基礎も学び、データ分析の素養も身につける
- 多様なテーマに触れて、自分の関心分野を探る一年
2年次:テーマ別に専門的知識と手法を習得
- メディア調査法、地域福祉論、ジェンダー社会学などの分野別授業が本格化
- グループディスカッション・プレゼンなど主体的に考える授業が増える
- SNS分析、映像制作、インタビュー調査など“実践”も交えた学びへ
3年次:ゼミで自分のテーマに深く取り組む
- ゼミ活動が本格化。好きなテーマ(例:若者とSNS、地域防災、アニメ文化)をもとに研究
- 学外調査、現場インタビュー、ヒアリングなど現実社会との接点が増える
- 海外研修や自治体連携プロジェクトに参加するチャンスも
4年次:卒業研究と進路実現へ
- 卒論テーマ例:高校生の進路選択と親の影響/地域における外国人支援/TikTokと若者文化
- ゼミ発表会や学会でのプレゼンも可能
- 就職活動・大学院進学などそれぞれのキャリアを教員が丁寧にサポート
現場とつながる実践教育|地域・社会・人と出会う学び
- 地域の商店街・役所・NPOと連携して調査・企画を行う授業が豊富
- SNS活用プロジェクト、まちあるき、商店街のPR動画制作など“実社会”と直結
- 市民インタビュー、街頭調査、地域イベントの運営協力も経験できる
親: 教室だけじゃなくて、地域とつながった学びが多いのは安心だわ。
子: データを集めて終わりじゃなくて、「誰の役に立つか」を意識する力がつくんだ。
学生の雰囲気|好奇心が旺盛で、発信力のある学生が多い
- 自分の好きなこと・興味のあることを深掘りするのが好きなタイプが多い
- メディア、音楽、旅行、アニメ、まちづくりなど多様な関心を持つ学生が集まる
- 穏やかで話しやすい雰囲気。ゼミの中で自然に仲良くなる文化
- プレゼンや意見交換が多いため、人前で話す力も自然と鍛えられる
子: 個性豊かで、みんな“好き”を大事にしてる感じ。だから、話してて刺激になるよ!
主な進路|社会学をベースに、幅広い業界へ!
- マスコミ・広告・PR業界(広報、企画、編集など)
- 自治体・NPO・地域団体(まちづくり、福祉、政策支援)
- IT・通信業界(データ分析・SNS運用・カスタマーサポート)
- 教育・出版・人材業界(進路支援、研修、就職支援など)
- 大学院進学(社会学・メディア研究・地域政策など)
子: 社会学部の強みは「人・社会・仕組み」に幅広く対応できること。だから、進路も本当に多彩だよ。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 社会のしくみや、人のつながりに興味がある
- ニュースやネット上の話題に敏感で、自分でも調べたくなる
- 人と関わること、話すことが好き
- プレゼン・文章表現・情報発信が得意または伸ばしたい
- いろいろな進路を検討中で、広く社会を見る力を身につけたい
親: 「世の中のことを学ぶ」って、どんな仕事にも通じる力になるのね。
子: 社会を“なんとなく”じゃなく、“ちゃんと理解して行動できる人”になれる場所だと思う!
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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