「体育学部」ってなにを学ぶの？スポーツの力で人と社会を元気にする！
親： 体育学部って運動が得意な人が行くイメージだけど、実際はどんなことを学ぶの？
子： スポーツって“ただの競技”じゃなくて、「教育」「健康」「地域活性化」「国際交流」にもつながる力があるよね。天理大学の体育学部では、そうしたスポーツの多様な側面を科学的・実践的に学び、教員・指導者・トレーナー・ビジネスパーソンなど幅広い進路につなげていくんだ。
親： 単に「運動する」だけじゃなくて、「人を育てる力」を磨く学部なのね。
学びの柱は「スポーツ教育・健康科学・競技力向上」
- スポーツ教育・保健体育教員養成
教育現場で活躍する中学・高校の保健体育教員を養成
教育実習・模擬授業・指導案作成など教育現場に即した学びを重視 - 健康・体力づくり・運動処方
高齢者や子ども向けの運動指導、メタボ予防、障がい者スポーツなどもカバー
栄養学・運動生理学・健康管理の知識を総合的に学ぶ - 競技力向上・スポーツパフォーマンス科学
スポーツ心理、トレーニング理論、測定分析、動画フィードバックなどを用いて“勝つ”ための支援
トップアスリートのサポート・ジュニア育成にも関わる
子： 「体育を教える人」「体を動かすのが得意な人」だけじゃなく、「人を支えるスポーツのプロ」が目指せるんだ。
学びのステップ｜実技と理論を融合させた4年間
1年次：スポーツ科学と身体の基礎を知る
- 解剖学・運動学・保健学・スポーツ史などの基礎知識
- 基本的な種目（陸上・水泳・体操・球技など）を幅広く体験
- 教職課程に必要な科目もこの年から履修開始
2年次：専門的な理論と実技スキルを磨く
- トレーニング論、栄養と健康、子どもの運動指導法
- 専門種目の技術向上と指導方法の習得
- 教育実習・指導案作成など“現場”を意識した学びがスタート
3年次：現場体験と研究が本格化
- 中学・高校での教育実習や、地域スポーツクラブでの指導体験
- チームスポーツ指導論・障がい者スポーツ論なども選択可能
- 研究ゼミに所属し、テーマを深掘り（例：体力づくりプログラム開発、運動とメンタルの関係）
4年次：卒業研究と進路準備
- 各自のテーマで卒業論文を執筆（例：小学生の体力と生活習慣、部活動の教育的意義）
- 教員採用試験対策・資格取得・就職活動を徹底サポート
- スポーツ業界・教育現場・企業など自分に合った道を選択
天理大学ならではの強み｜スポーツ環境と教育支援が充実
- 競技実績のある体育会クラブ多数（柔道・ラグビー・陸上など全国レベル）
- 専門施設（体育館・競技場・トレーニングルーム）が学内に整備
- 教職支援センターによる個別面談・模擬面接・筆記対策が充実
- 地元・奈良県や自治体との地域貢献プロジェクトにも参加可能
親： スポーツ系の大学って就職が心配だったけど、サポートも施設も整ってるのね。
子： 教員志望にも、トレーナー志望にも、それぞれの道で専門的に伸ばせるよ。
学生の雰囲気｜アクティブで一体感のある仲間たち
- 体育会系の学生も多く、礼儀正しく真面目な雰囲気
- 学年やクラブを超えて仲が良く、横のつながりも強い
- 男女比はやや男性多めだが、女子も増加中
- 体育会で培ったチームワークや責任感が強みになる学生が多数
子： 「元気・素直・協力的」なタイプが多くて、一緒にいて気持ちがいい仲間が多いよ！
主な進路｜スポーツ・教育・健康分野で幅広く活躍
- 中学・高校の保健体育教員（奈良県・大阪府・兵庫県などの公立校に実績あり）
- スポーツクラブ・ジム・フィットネス関連（インストラクター・トレーナーなど）
- 健康・介護業界（介護予防運動指導・地域福祉の現場など）
- 企業の健康管理・人事部門・イベント企画職
- 警察官・消防士・自衛官など公務系職種
- 大学院進学（スポーツ科学・教育学など）
親： 体育学部って意外と進路の選択肢が広いのね！
子： 「スポーツが好き」から始まって、「人を支える仕事」まで広げられるのが魅力だよ。
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
- スポーツや体を動かすのが好き
- 人と関わること、教えることにやりがいを感じる
- 明るく前向きで、チームワークを大切にする
- 教員、トレーナー、健康支援など“人を支える仕事”に興味がある
- スポーツを通じて社会に貢献したい気持ちがある
子： 「体育学部って楽そう」と思われがちだけど、実は人を深く見る勉強でもあるんだよね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント