「地域に根ざした経済学部」で、社会とつながりながら学ぶ4年間
親: 経済学部って、数字とか理論の勉強が中心なのかしら?
子: もちろん理論も学ぶけど、旭川市立大学の経済学部は特に“地域密着型”の実践が特徴なんだ。経済を通じて、地域の活性化や社会課題に挑む力を育てていくんだよ。
親: 旭川って北海道の中でも大きな街よね。やっぱり地域の経済を支える視点も大事なのね。
子: うん。旭川市と連携して、実際のまちづくりや政策にも関われる機会があるんだ。まさに“経済で社会を良くする”ことを体験しながら学ぶ学部だよ!
地域経済を軸に、「公共」「ビジネス」「国際」まで視野を広げる学び
- 地域経済分野
地方都市の経済構造・人口減少・観光政策など、旭川をモデルに学ぶ
実地調査やヒアリングを通して“足で学ぶ”経済学を重視 - 公共政策・行政分野
地方自治・公共事業・財政制度など、地域の仕組みに関する知識を修得
旭川市役所や道庁との連携授業やインターンシップも - ビジネス・経営分野
経営戦略・マーケティング・会計の基礎を習得し、地域企業を支える力を育成
中小企業診断や起業プラン作成も視野に入る実践型プログラムあり - 国際・グローバル分野
貿易・国際経済・外国語を学び、アジアや欧州の地域経済にも理解を深める
地元企業の海外展開や外国人観光客対応など、グローカル人材育成を意識
学びのステップ|経済を「知る・考える・動かす」力を身につける
- 1年次:基礎知識と地域理解の導入
経済学・経営学の入門/統計とデータリテラシーの習得
フィールドワークで地域経済を“現場から”学ぶ - 2年次:理論と実践をつなげる専門的学びへ
公共経済学・地方財政論・マーケティング論などを学修
地域課題に対する企画提案型プロジェクト授業が本格化 - 3年次:実社会と接続するアクティブな学び
官公庁・企業・NPOでのインターンシップ
地域企業の経営課題を学生チームで分析し、提案発表 - 4年次:卒業研究で自分のテーマを深掘り
統計分析やフィールドデータに基づく卒業論文執筆
「旭川の空き家活用」「地元銘菓のブランド戦略」など地域密着型テーマが多数
実践機会が豊富|地域と一体になって学ぶ“リアル経済教育”
- 商店街活性化イベントの企画・運営
- 地域企業の商品開発・販売支援プロジェクト
- 観光振興に向けた外国人向け案内ツールの制作
- 市議会の政策提案コンテスト参加
- 旭川空港を拠点とした地方創生プランの立案
子: 講義で学んだことを、実際の現場で活かす経験がたくさんあるんだ。だからこそ、自分の将来のイメージもつかみやすいよ。
学生の雰囲気|地元志向+実務志向のバランス型
- 地元志向が強く、北海道に貢献したい学生が多い
- 就職・公務員・起業など将来ビジョンを持った行動的な学生が多い
- 経済学を軸に、観光・福祉・教育など多分野に関心を広げる姿勢
- 穏やかで協調性があり、地域活動に前向きに参加する雰囲気
就職・進路|地域で活躍できる“人材力”を育てるキャリア支援
- 主な進路分野
地方公務員(市役所・町村役場・道庁)
民間企業(地域銀行・観光業・製造業・小売業など)
地域金融(信用金庫・信用組合)
教員・教育関連(高校の公民・商業科など)
起業・家業継承など地域に根ざした進路選択も多数 - サポート体制
公務員試験対策講座や面接指導を学内で実施
地元企業とのマッチングイベント・インターン支援
教員による個別指導とキャリア面談が手厚い
保護者の方へ|こんなお子さまにおすすめです
- 地元・地域に貢献する仕事がしたい子
- 公務員や地方での就職を考えている子
- 経済や社会の仕組みに関心がある子
- 人との関わりや現場体験を通じて学ぶのが好きな子
- 北海道や地方都市で腰を据えて働きたいという希望がある子
子: 経済学って、実はすごく“人の暮らし”とつながっているんだ。自分の学びが、誰かの役に立つって実感できる4年間だよ。
親: 理論だけじゃなくて、地域にしっかり根ざしているのが魅力ね。これからの時代に必要な力が育ちそう。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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