「経営教育学部」って?人・組織・社会を“動かす力”を育てる学び
親: 「経営教育」ってちょっと珍しい名前ね。ビジネスを学ぶの?教育を学ぶの?
子: 両方なんだよ。芦屋大学の経営教育学部では、「経営」「教育」「スポーツ」「地域活動」など、人を育てる・組織を動かす・社会に貢献するための幅広い力を育てるんだ。
たとえば起業・マネジメントの学びと同時に、教員免許を目指すこともできるよ。
親: 経営と教育を両方学ぶって、どういうふうにつながってるの?
子: 「人を動かす」「人に教える」「人の力を引き出す」って、本質的にはどれもマネジメントなんだよね。だから、企業でも学校でも、リーダーとして活躍できる力をつけていくのがこの学部の特徴なんだ。
学びの特徴|経営・教育・スポーツ・地域が交差するユニークな学び
● 経営×教育のハイブリッドカリキュラム
- 経営学(マーケティング、会計、マネジメント)と教育学(心理学、指導法、カリキュラム論)を並行して学べる
- スポーツ指導、起業、地域貢献など、実践的なフィールドも多数
- 「ビジネスの知識を持った先生」「教育的マインドを持った経営者」を育てるというユニークな方針
● 教職課程を履修すれば、中学校・高校の教員免許も取得可能
- 中学校教諭一種(保健体育)
- 高等学校教諭一種(保健体育/商業)
- 実習や模擬授業などを通じて、“教える力”も鍛えることができる
● 学びを「体験」から始めるプロジェクト型授業
- 地域の小学校での体験指導や、高校生向けの授業づくり、子ども向けスポーツ教室の企画運営など
- 起業体験/地域マーケティング提案/プロスポーツ団体との連携など、“現場で動く”学びが豊富
学びのステップ|視野を広げ、実践し、自分の進路をつくる4年間
● 1年次:経営と教育の基礎を“広く”学ぶ
- 経営学入門/教育学基礎/情報リテラシー/キャリアデザインなど
- スポーツ指導法や体力づくり実習もあり、体を動かしながら学ぶスタイルも大切に
- 自分の興味が「ビジネス寄りか」「教育寄りか」を考えながら、進路の方向性を探る
● 2年次:テーマを選んで“深める”
- マーケティング戦略/組織マネジメント/教育心理学/教職概論など専門性の高い科目が増加
- スポーツ現場での体験学習/地域フィールドワークなどもスタート
- 教職課程では教育実習の事前指導や模擬授業などが本格化
● 3年次:実践と応用のフェーズへ
- ゼミ活動を通じて、マーケティング調査/起業計画/授業設計などに取り組む
- スポーツイベント運営、子ども向け指導、地域連携プロジェクトなど、学外での活動も本格化
- 教員志望者は教育実習、ビジネス志望者は企業インターンシップも推奨されている
● 4年次:卒業研究+進路実現
- 卒業論文では「スポーツビジネスと地域活性」「商業教育の未来」「教育現場におけるICT活用」など自由度の高いテーマが選べる
- 自己分析と就職活動サポートを組み合わせながら、“経営職”も“教職”も対応できる体制
- 地域や人との関係性を重視した、「人間力」の高い社会人を目指す
実践事例|“地域・教育・ビジネス”をつなぐ現場力
- 小学校や児童館と連携したスポーツ体験授業
- 地域イベントでのブース企画運営(マーケティングや人材配置を学生が設計)
- プロスポーツクラブと協働したマネジメント体験プログラム
- 起業シミュレーションとして、商品開発・販売戦略を立案し模擬出店
- SNSやWebマーケティングの実習で、リアルに拡散データを計測する授業も
子: 授業だけじゃなくて、「誰かのために動いてみる」ってことを、1年生からどんどんやるんだよ。
学生の雰囲気|多様なバックグラウンドと目標が混ざり合う学部
- スポーツが得意で指導者を目指す子
- 商業高校出身で、ビジネスに関心がある子
- 教員免許をとって学校の先生になりたい子
- 自分の経験を活かして地域に貢献したい子
それぞれの個性や目標が交差しながらも、互いに刺激し合える環境です。
少人数制の指導で、一人ひとりに合ったサポートが丁寧に行われています。
主な進路|教育・ビジネス・スポーツ・地域の“リーダー”として活躍
● 教育分野
- 高等学校教諭(商業・保健体育)
- 中学校教諭(保健体育)
- スポーツインストラクター/コーチ/部活動支援員
- 特別支援教育関連職/放課後児童支援員
● 経営・ビジネス分野
- 一般企業(営業・企画・販売・広報など)
- 地元企業・中小企業でのマーケティング職や経営支援職
- スポーツ団体・イベント運営会社などへの就職
● 地域・起業分野
- 地域活動を軸にした就職(NPO・地域おこし協力隊)
- 自ら教室や事業を立ち上げる「起業型キャリア」も多数
子: 「ビジネスか教育か」って迷ってたけど、両方学んだことで、自分の進路に幅が出た気がする!
保護者の方へ|こんなお子さんにぴったりです
- 教育にもビジネスにも興味があり、進路を模索している子
- 将来、人を教える・動かす・支えるような仕事をしたい子
- スポーツ経験を活かしたい、指導に関わる道に進みたい子
- 小さな大学で、先生としっかり向き合って学びたい子
- 地域や人の役に立つ実践的な学びを求めている子
親: 将来の選択肢が広がる学部って、安心感があるわね。何より“誰かのために動く力”が育つっていうのがいいわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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