“こころ”の専門家を、確かな科学とやさしさで育てる学びの場
親: 「心理学って面白そうだけど、将来どう活かせるの?」って、ちょっと気になっていて…。
子: うん、たしかに。北海道医療大学の心理科学部は、単なる“興味”で終わらせず、実際の人の支援に活かす力を身につけるのが特徴なんだよ。将来は「公認心理師」や「臨床心理士」を目指すこともできるし、医療・福祉・教育・企業など幅広い現場に出ていける学びなんだ。
親: 医療大学だから、医療と心理を一緒に学べるのかしら?
子: まさにそれが魅力! 看護・薬学・歯学・リハビリと連携しながら、**“チーム医療の中の心理専門職”**として成長していける環境が整ってるよ。
特徴①|医療系総合大学で学ぶ、臨床に強い心理学
- 「こころ」と「からだ」のつながりを科学的に学べる
心理学の基礎から脳科学・生理心理・行動科学まで幅広く網羅
医療現場に必要な知識(発達・認知・感情・精神疾患)も重点的に習得 - 対人援助に必要な“聴く力”と“支える力”を育む
カウンセリング技法・心理アセスメント・心理検査の演習を豊富に実施
実習前からロールプレイで対話スキルを徹底トレーニング - 公認心理師対応カリキュラムで国家資格を目指せる
病院や学校で働ける心理職の国家資格「公認心理師」に対応した科目編成
大学院進学後には「臨床心理士」も目指せる道がある
特徴②|心理の実践力を磨く「フィールド連携」と「地域実習」
- 学内「心理臨床センター」での実習
大学附属の心理センターで、模擬カウンセリングや来談対応のトレーニング
教員によるケース指導やグループ演習で、実践的スキルを育成 - 医療・福祉施設との連携実習
・精神科クリニック
・高齢者福祉施設(認知症予防・回想法支援)
・児童発達支援センターや特別支援学校など
多様な現場を経験し、自分に合った進路を見つけやすい - 地域連携プロジェクトに参画
被災地の心のケア支援活動/発達障がい啓発イベント/自殺予防キャンペーンなど
現実の社会課題に心理学で関わる機会がある
4年間の学び|“興味”から“実践力”へ段階的に育つカリキュラム
● 1年次:心理学の世界にふれる
- 心理学概論/発達心理/社会心理/医療入門
- 大学生活に慣れる支援(リメディアル授業・学習サポート)
- 看護・薬学など他学部との合同授業あり
● 2年次:理論と方法を身につける
- 臨床心理学/行動分析学/知覚心理/統計・研究法など
- 心理検査演習(WAIS、ロールシャッハなど)もスタート
- 模擬面接を通じて、対人援助の基礎スキルを実践的に学習
● 3年次:心理実習とフィールド体験
- 心理演習/ケース検討会/地域フィールドワーク
- 高齢者施設や教育現場での観察・支援活動を経験
- ゼミに配属され、自分の研究テーマと向き合い始める
● 4年次:研究と進路を仕上げる年
- 卒業研究(実験・調査・インタビュー分析など)を本格的に実施
- 国家試験対策講座(公認心理師対応)+進路ガイダンス
- 大学院進学希望者は面接・小論文などの準備もサポート
雰囲気|穏やかで思いやりある仲間に囲まれた安心感
- 人の気持ちに寄り添う学生が多く、温かく落ち着いた雰囲気
- 「勉強だけでなく、自分の心も大切にできる空間」という声が多数
- 1学年は40〜50人程度の小規模制。教員との距離も近く相談しやすい
- 男女比は女性がやや多め(6:4〜7:3)、全国から進学者あり
進路・就職|“こころ”の専門性を活かせる多彩なフィールドへ
- 目指せる主な職種
・公認心理師(医療機関/福祉施設/学校など)
・臨床心理士(大学院進学後)
・スクールカウンセラー/教育相談員
・企業の人事・メンタルヘルス担当
・福祉・行政系の相談員(児童相談所・市役所など) - 進学支援・就職支援の両輪体制
・大学院進学のためのゼミ指導・模擬面接・研究指導あり
・履歴書添削、個別相談、業界研究セミナーも充実
・医療系大学としての連携先病院・施設ネットワークを活かした紹介制度もあり
保護者の方へ|こんなお子さまにおすすめです
- 心の仕組みに興味があり、人の役に立ちたい気持ちが強い子
- 医療・福祉・教育など、対人支援に関わる仕事に興味がある子
- 話をじっくり聴ける力や、相手の気持ちを想像する力がある子
- 将来は国家資格を活かして専門職として活躍したいと考えている子
- 小規模であたたかい環境の中で、自分のペースで成長したい子
子: 「心のケア」って、特別な人の仕事じゃなくて、誰かの隣で静かに支える力だと思うんだ。
親: 優しさと専門性、その両方を育てていける場所なのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント