「人文学部」って？人と社会を深く知る、これからの時代に必要な学び
親： 「人文学部」って、どんなことを学ぶの？なんだか漠然としているようにも聞こえるけど…。
子： 一言で言うと、「人間と社会の本質を多面的に考える学び」だよ。京都先端科学大学の人文学部では、心理学・歴史文化・社会学・国際理解といったテーマを通して、「どう生きるか」「どう社会と関わるか」を探究していくんだ。
親： なるほど。知識を詰め込むというより、“考える力”を育てるのね。
子： うん。AIの時代だからこそ、人の心や社会の構造を深く理解する力が必要だと感じるよ。
学部の特徴｜広い教養＋深い専門性を両立
- 心理・文化・社会・言語・国際など、人間に関する多角的な分野を学べる
- 少人数制のゼミ・演習で、自分の「問い」を深掘り
- 社会課題やSDGsに対するアクティブ・ラーニングも重視
- 京都という文化都市を活かしたフィールドワークや地域連携が充実
- 教養教育だけでなく、キャリア教育・資格支援も明確に設計
学びのステップ｜人間を「知る・感じる・考える・伝える」4年間
● 1年次：教養と基礎の土台づくり
- 心理学入門、社会学概論、日本と世界の文化などを広く学ぶ
- アカデミックライティングや論理的思考など大学での学び方を習得
- 京都の歴史文化施設や地域イベントへの参加もあり
● 2年次：関心分野の専門性を深める
- 臨床心理、文化人類学、社会調査法、SDGs論などから選択
- 自分のテーマに沿って、調査・分析・発表のスキルを高める
- 国際交流イベントや留学生との協働プログラムにも参加可能
● 3年次：ゼミでの研究＋実践活動
- 各ゼミでディスカッション・調査・フィールドワークに挑戦
- 地域福祉・国際協力・教育支援・観光文化などの現場に関わる
- 学内外の学会・発表会で自分の研究成果をプレゼンテーション
● 4年次：卒業研究と将来の具体化
- これまでの学びをもとに卒論執筆（例：SNSと若者の孤独、外国人支援と地域社会）
- キャリアセミナーやOB/OGトークを通じて、進路を現実のものに
- 教職・公務員・企業など、自分の強みを活かす道を選ぶ準備
学びのテーマ例｜「今とこれからの社会」に触れる探究
- メンタルヘルスと若者の心理支援
- ジェンダー平等と社会変革
- 災害とコミュニティの関係性
- 少子高齢化と地域活性
- 京都文化と現代観光
- SNSとアイデンティティ形成
- 多文化共生と外国人支援
実践の機会｜教室を飛び出して“人間のリアル”に触れる
- 京都の伝統産業や地域行事へのフィールドワーク
- 福祉施設・教育機関・NPOなどとの連携プロジェクト
- 京都市や宇治市と連携した地域課題解決プログラム
- 心理学実験やインタビュー調査などの実践活動
- 海外の大学との短期オンライン交流・スタディツアー
学生の雰囲気｜自分と社会を真剣に考える、穏やかで多様な仲間たち
- 本を読むのが好き、考えるのが好き、という静かな熱量を持った人が多い
- ボランティアや地域活動に参加するアクティブな学生も
- 話し合いが多く、互いの価値観を尊重しあう空気感
- 自分の「やりたい」を見つけながら、着実に力を伸ばしていくタイプ
親： じっくり考える力と、人と向き合う力が同時に育ちそうね。
子： そう。「自分の言葉で社会とつながる」って感覚が得られるんだ。
就職・進路｜人と社会を見つめる学びは多様な未来につながる
● 主な進路分野
- 教育・福祉・行政（スクールカウンセラー、児童福祉、地方公務員）
- 一般企業（企画・広報・人事・営業・サービス）
- 観光・文化事業（博物館、地域観光、文化イベント企画）
- NPO・NGO（国際協力、社会支援団体）
- 大学院進学（心理学・社会学・文化研究など）
● キャリア支援
- 一人ひとりに合わせたキャリア相談・面接指導
- 履歴書・エントリーシート添削、SPI対策なども丁寧に
- 教員採用試験、公務員試験対策講座の実施
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめ！
- 人や社会に関心があり、自分の考えを深めたい子
- 心理や文化、歴史などに興味がある子
- コミュニケーション力を活かして働きたい子
- 大学4年間で「なりたい自分」をじっくり見つけたい子
- 地域や国際社会と関わりながら行動してみたい子
子： ここに来て、「知識は自分の考えを深めるための道具」なんだって気づいたよ。
親： どんな仕事に就いても、“人を理解し、社会に貢献する力”ってきっと役に立つわね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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