「発達教育学部」って?子どもの“育ち”に、まるごと向き合う学び
親: 「発達教育」って、保育と教育の中間みたいな感じ?
子: うん、まさにそんなイメージで正解!京都橘大学の発達教育学部では、子どもの発達段階に応じた支援や教育を総合的に学べるんだ。保育、初等教育、特別支援教育など、幅広い視点から“育ち”にアプローチできるのが特長だよ。
親: じゃあ、保育士も教員も目指せるの?
子: そうそう!保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭など、子どもに関わるいろんな仕事に対応していて、資格の組み合わせも自由度が高いんだ。
教育の特長|乳児から思春期までの「育ち」と「学び」に深く関わる
● 発達段階を“縦”に学ぶ
- 乳幼児期(0~6歳)、学齢期(小学校)、思春期(中高生)と、子どもの成長全体を見通して学習
- 各年代での心と身体の発達、教育支援、家庭や地域との関係も総合的に理解する
● 実践重視!地域とつながる学び
- 京都市・宇治市などの保育所、幼稚園、小学校での現場実習
- 子育て支援施設や地域ボランティアとも連携
- 実習とフィードバックを何度も繰り返して、子どもへの理解を深める
● 多様な子どもへの支援も学ぶ
- 発達障がいや学習障がいなど、特別な支援が必要な子への理解と対応力を育成
- 特別支援教育や心理学の専門科目も充実していて、インクルーシブ教育への備えも◎
学びのステップ|子どもと向き合う4年間
● 1年次:子ども理解の基礎をつくる
- 教育原理、保育内容総論、発達心理学などを学ぶ
- 子どもの絵本読み聞かせや遊び体験など、初期段階の実践授業もあり
- 幅広く「子どもと教育」に関わる視点を得る
● 2年次:実践を交えて深めていく
- 小学校教科指導法、保育内容(健康・環境など)、特別支援教育基礎など
- 週1〜2回の教育ボランティアや観察実習を通じて現場経験
- 子どもとの関わり方の中で「実感として理解」できるように
● 3年次:現場実習で本格的に学ぶ
- 小学校や幼稚園、保育所での教育実習(2〜4週間)を複数回経験
- 子どもとの接し方、指導の組み立て方、保護者とのコミュニケーションも習得
- ゼミでは教育現場の課題(例:多文化対応・不登校支援など)に取り組む
● 4年次:卒業研究+進路への準備
- 子どもに関するテーマで研究発表(例:遊びと社会性、発達障がいの早期支援など)
- 教員採用試験・公務員試験・就職活動に向けた個別支援も手厚い
- 子どもと関わる“専門職”としての自覚を固める1年
学生の雰囲気|あたたかくて誠実、子ども想いの仲間たち
- 子どもが好きで、まじめで穏やかな学生が多い
- 教育実習やグループワークを通じて、自然と仲が深まる環境
- 語り合いながら成長する文化があり、「一人じゃない」と思える雰囲気
- 男性学生も少数ながら在籍しており、多様性のある学び場に
就職・進路|“子どもの専門家”として幅広く活躍できる
● 主な進路
- 公立・私立小学校の教員
- 幼稚園教諭、保育士(認定こども園含む)
- 特別支援学校の教員(知的障がい・発達障がいなど)
- 放課後等デイサービス・子育て支援センター職員
- 公務員(福祉・教育系職種)、大学院進学
● 資格とサポート
- 小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、保育士資格
- 特別支援学校教諭一種免許(要選択)
- 教員採用試験対策講座・模擬面接指導など支援充実
- 就職ガイダンスや個別相談で1人ひとりに合わせた進路指導
保護者の方へ|こんなお子さんに向いています
- 子どもが好きで、誰かを支えることにやりがいを感じる
- 教育や保育の仕事に興味がある
- 話を聞くのが得意、または人と深く関わることが好き
- 社会のなかで困っている人を支える力を身につけたい
- 実践を通じて成長することに前向きな姿勢がある
子: 子どもって、日々いろんな表情を見せるから、すごく面白いし、学ぶことがいっぱいあるんだよね。
親: 教えるっていうより、共に成長していく仕事なのね。素敵だと思うわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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