「健康科学部」って？医療と福祉のプロをめざす、実践型の学び場
親： 「健康科学部」って名前は広いけど、どんなことを学ぶの？
子： 一言でいうと、「人の健康を支える多様な専門職」をめざして、理学療法・作業療法・臨床検査・栄養・看護の領域を学ぶ学部だよ。京都橘大学の健康科学部では、チーム医療の現場で活躍するプロになるための実践力をじっくり育てるんだ。
親： 医療系の国家資格を目指せる学部ってことね。
子： そう。でもそれだけじゃなくて、患者さんの生活に寄り添える視点や、多職種連携の力を養う授業がすごく充実してるところが特長なんだよ。
学部の特徴｜医療の「チーム」として動く力を育む
● 5つの専門領域が連携
- 理学療法学：運動機能の回復支援、リハビリテーションのプロ
- 作業療法学：日常生活の「できる」を支える専門職
- 臨床検査学：病気の診断・予防に欠かせない検査のスペシャリスト
- 健康栄養学：食と栄養から健康づくりを支える管理栄養士を養成
- 看護学：命を守り、心に寄り添う看護のプロフェッショナル
● 実習と連携で「本物の現場力」を養成
- 1年次から段階的に臨床現場にふれる実習カリキュラム
- 地域病院、福祉施設、行政機関などと連携した多彩なフィールドワーク
- 模擬患者や医療機器を活用したシミュレーション実習も豊富
● 他分野の学生との連携授業も
- 多職種連携教育（IPE）で、看護・リハビリ・検査・栄養が協働する医療を体感
- ケーススタディや共同発表を通じて、現場でのチーム対応力を強化
学びのステップ｜専門性と実践力を4年間で段階的に育てる
● 1年次：医療の基礎＋人間理解をスタート
- 解剖学、生理学、医療倫理、心理学などの基礎科目
- 各専攻に分かれ、専門職としての初歩的スキルを学習
- チーム医療入門やリフレクション型学習で考える力を育成
● 2年次：本格的な専門知識の習得
- 各領域での専門講義・演習が本格化（例：理学療法評価学、看護過程演習など）
- 医療機関や高齢者施設などでの観察実習が始まる
- グループワークや他学科との連携型授業で実践的思考を身につける
● 3年次：臨地実習・ケーススタディを重ねる
- 臨床現場での実習が本格化（数週間〜1か月単位の実践あり）
- 病院・施設で患者さんや利用者と直接向き合う学び
- 自分の専門だけでなく、チーム医療の一員としての視点を体得
● 4年次：国家試験対策＋卒業研究
- 専門分野ごとに国家資格取得に向けた特別対策授業
- 実習で得た経験をもとにした卒業研究（症例分析、支援プログラム開発など）
- 就職活動・進学支援も個別に行い、プロとしての道を明確化
学生の雰囲気｜まじめで熱意ある、支え合いの文化
- みんな目的意識がはっきりしていて、学びに対して真剣
- 実習前後には相談し合ったり、模擬練習を繰り返す雰囲気あり
- 他専攻の学生とも一緒に学ぶ機会が多く、自然と連携力が身につく
- 「患者さんの役に立ちたい」「人を支えたい」という想いを持つ学生が多い
就職・進路｜医療・福祉・行政で活躍する国家資格職へ
● 目指せる主な資格と進路先
- 理学療法士：リハビリテーションセンター、病院、介護施設
- 作業療法士：病院、精神科病院、発達支援センターなど
- 臨床検査技師：病院、健診センター、研究機関など
- 管理栄養士：病院・福祉施設、学校給食、行政機関、企業
- 看護師・保健師：大学病院、地域医療機関、訪問看護、保健所など
● 国家試験対策とキャリア支援も充実
- 各専攻に応じた少人数制の国家試験対策講座
- 模試・個別面談・復習サポート体制
- キャリアセンターとの連携で医療・福祉業界への就職を支援
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
- 医療や福祉の分野で人の役に立ちたいと思っている子
- 国家資格を取得して、安定した職業を目指したい子
- チームで協力しながら働くことが好きな子
- 実践を重ねながら学ぶタイプで、机上だけでは物足りない子
- 医療と生活、両方の視点で人を支えたいという気持ちがある子
子： 勉強は大変だけど、そのぶん「人の命や生活を支える力」が少しずつ身につくのが実感できるんだ。
親： “手に職”をつけて、人の役に立つ仕事って、やっぱり頼もしいね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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