「鍼灸学部」って?“からだと心を整える”プロフェッショナルになる学び
親: 「鍼灸」って聞くと、東洋医学のイメージだけど、いまどきの大学ではどう学ぶの?
子: 明治国際医療大学の鍼灸学部では、古くからの東洋医学の知恵に加えて、現代医療や科学的な根拠も重視した学びができるんだ。国家資格取得を目指しながら、医療・福祉・スポーツ・美容まで幅広く活躍できる力を身につけられるよ。
親: 医学的な裏付けもある教育って安心ね。それに将来の選択肢が広そう。
子: そう、鍼灸師って“治す”だけじゃなくて、“支える”医療の担い手としていろんな場面で活躍しているんだよ!
学部の特徴|東洋医学×現代科学のハイブリッド教育
● 臨床に強い「即戦力」鍼灸師を育成
- 東洋医学の理論(経絡・気血水・証)と、解剖・生理・病理などの基礎医学を並行して学習
- 大学附属の鍼灸センターでの臨床実習が豊富
- スポーツ・美容・難病ケアなど、応用分野への展開も可能
● 現代医療との連携を重視
- 西洋医学の医師や理学療法士と連携する「統合医療」教育
- チーム医療や症例報告演習など、実践的なトレーニングを多数実施
- 医療現場に即した“使える鍼灸”を身につけるカリキュラム構成
● 多彩な進路に対応
- 病院・接骨院・鍼灸院はもちろん、プロスポーツ・美容医療・訪問医療など多様な現場へ
- 大学院進学や教員・研究職への道もあり
子: 「肩こり」「腰痛」だけじゃなくて、「不妊症」や「自律神経」などにも鍼灸が使われるんだよ。
学びのステップ|基礎→応用→実践へと進む4年間
● 1年次:医療人としての基礎を築く
- 解剖学・生理学・東洋医学概論などを学び、医学の土台をつくる
- はり・きゅう実技の基礎を段階的に習得
- コミュニケーション・倫理など“人と接する力”も大切に
● 2年次:専門性を深め、応用力を磨く
- 経絡・経穴・病証などの東洋医学理論と、臨床技術の演習が本格化
- 実技試験や模型実習で手技を徹底的に訓練
● 3年次:臨床実習で「現場」を学ぶ
- 附属鍼灸センター・連携医療機関での本格的な臨床実習
- 診察・施術・記録まで一連の流れを体験
- スポーツ・美容・小児など興味に応じた分野にも挑戦できる
● 4年次:国家試験と卒業研究で総仕上げ
- 国家試験対策講座+模擬試験+個別指導で合格を徹底サポート
- 卒業研究では、臨床テーマや東洋医学的分析に取り組む
- 就職・開業・進学など、それぞれの目標に応じた進路指導
実践教育の魅力|“患者さんと向き合う力”が育つ環境
- 大学附属の鍼灸臨床センターでの多様な症例に対応
- スポーツ現場での帯同経験(部活動・大会帯同・プロチーム研修)
- 地域住民への無料鍼灸体験会・健康イベントへの参加
- 美容鍼灸・メンタルケアなどの特別講義や実技セミナー
- 災害時医療支援・高齢者訪問施術など社会貢献活動も多数
親: 医療って、技術だけじゃなくて“人を見る力”が大切なのね。
子: うん、ここではその「両方」をちゃんと学べるんだ。
学生の雰囲気|医療にまっすぐ、でもあたたかい空気感
- 医療職を目指す責任感のある学生が多く、真面目な雰囲気
- 実技や実習を通して自然と助け合いが生まれ、仲も深まりやすい
- 鍼灸に対する熱意だけでなく、患者さんを思いやる姿勢が重視される
- 京都府南丹市の自然豊かな環境で、心も落ち着いて学べるキャンパス
就職・進路|“手に職”+“人に寄り添う力”で広がる可能性
● 主な進路
- 鍼灸院・接骨院(独立開業/グループ院)
- 病院・クリニックの鍼灸外来担当
- スポーツ関連施設(チームトレーナー、アスリートサポート)
- 美容鍼灸サロン・エステ・リラクゼーション施設
- 高齢者施設・訪問鍼灸サービス
- 大学院進学(鍼灸学・統合医療・リハビリ系など)
● 国家資格とサポート体制
- はり師・きゅう師 国家試験受験資格(卒業で取得)
- 個別指導・模試・メンタルサポートまで含む国家試験対策
- 就職先紹介・独立開業セミナー・卒業生ネットワークも活用可能
保護者の方へ|どんなお子さまにおすすめ?
- 人の役に立ちたいという気持ちが強い子
- 医療や体の仕組みに興味がある理系・実技系の子
- コツコツ学ぶ力と、細かい作業が得意な子
- スポーツや美容にも関心があり、人と接するのが好きな子
- 将来は資格を持って安定した仕事に就きたい子
子: 「鍼灸師」って、昔の職人って感じかと思ってたけど、実は“人を支える現代の医療者”だったんだ。
親: 知識と技術、そして思いやり。バランスのとれた専門職って魅力的ね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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