人の「こころ」と向き合い、支える力を育てる心理学の専門教育
親： 心理学って最近よく聞くけど、実際にはどんなことを学ぶの？
子： 心理学っていうと“カウンセリング”のイメージが強いかもしれないけど、札幌学院大学の心理学部では、脳・行動・発達・臨床など、心の仕組みをいろんな角度から学べるんだよ。しかも、国家資格の「公認心理師」を目指せるカリキュラムになってるのが大きな魅力！
親： 国家資格が取れるって聞くと、安心するわ。大学で学んだことがそのまま仕事につながるのね。
子： うん。しかもこの大学は北海道の中でも心理学教育に力を入れていて、地域の福祉施設や学校と連携して、現場体験の機会も豊富なんだ。
心理学部の学びの柱｜“こころ”を科学し、実践につなぐ
- 1. 基礎心理学をしっかり学ぶ
心理学の基本（認知・学習・発達・社会・感情）を理論と実験で理解
科学的手法（統計・データ分析）を通じて“こころ”を客観的に見る力を養成 - 2. 公認心理師対応カリキュラム
医療・福祉・教育・司法・産業などでの活躍を前提にした専門教育
「心理的アセスメント」「面接技法」「関係行政論」などの必修を網羅
卒業後、大学院に進学して国家資格を取得する道が開かれている - 3. 実習・体験を重視した実践教育
地域の学校・福祉施設・病院などでの実習
心理相談センターでの体験実習、模擬面接などもあり
子どもから高齢者まで、幅広い“心の現場”に触れられる
学びのステップ｜4年間で「知識」から「実践」へステップアップ
● 1年次：心理学の入口と社会での役割を知る
- 心理学概論／人間関係論／心理学史などで広く基礎を学ぶ
- 統計の基礎や、心理学的レポートの書き方も学ぶ
- 心理職の働き方（学校・病院・企業など）を知り、将来像を描く
● 2年次：専門分野ごとに理解を深める
- 発達心理学／臨床心理学／パーソナリティ心理学などを本格的に学ぶ
- 実験や調査レポートの経験を通して、観察・分析力を強化
- 地域連携型授業で“現場”を意識した学びもスタート
● 3年次：演習・実習を通して「現場対応力」を育てる
- 心理検査演習／面接法演習など、実践的スキルの習得
- 学外施設での見学・体験型実習（発達支援・高齢者福祉など）
- 公認心理師対応科目が本格化し、国家資格への道が見えてくる
● 4年次：卒業研究と進路への準備
- 心理学研究法に基づく卒業論文（例：不登校の心理・SNS依存・高齢者の孤立など）
- 教員の個別指導でテーマを深掘り、論理的にまとめあげる力を育成
- 大学院進学や就職活動に向けた実践的支援も充実
地域とともに学ぶ｜「現場で学ぶ心理学」を実感できるフィールド多数
- 札幌学院大学附属「こころの相談センター」での実習
- 江別市の教育委員会・福祉団体と連携した体験プログラム
- 発達障がい児へのプレイセラピー見学・補助実習
- 高齢者施設での回想法活動・傾聴ボランティア体験
- 災害時のメンタルケアなど社会課題と結びついた心理学教育
子： 「現場で何が求められるか」を実感しながら学べるのって、すごくリアルなんだ。机の上だけじゃない心理学がここにあるって感じ。
学生の雰囲気｜優しさと好奇心にあふれた、穏やかで前向きな仲間たち
- 人の話をよく聞く“聞き上手”タイプが多い
- 明るくて優しい雰囲気の学生が多く、助け合いの文化が根づいている
- 女性がやや多めだが、男女ともに学びへのモチベーションは高い
- 心理支援職だけでなく、教育・企業・福祉など多様な進路意識
就職・進路｜「人を支える」職業へ。心理の力を社会に活かす
- 主な進路先（過去実績）
・公務員（教育相談員・福祉相談員など）
・一般企業（人事・販売・マーケティング）
・医療・福祉施設（支援スタッフ、心理アシスタント）
・教育現場（スクールサポーター、特別支援教員補助）
・大学院進学 → 公認心理師・臨床心理士資格取得を目指す - 進路支援体制
・心理職・公務員志望向けの個別進路相談
・公認心理師対応大学院への進学支援（模擬面接・研究計画指導）
・企業就職にも対応したキャリア講座・面接対策も
卒業生の声（例）
「人と向き合うって、すごく難しいけど、同時にやりがいも大きいと感じました。札幌学院大では、理論だけじゃなくて“人との関係性の中で自分も変わる”という経験ができたことが、今の福祉の現場での仕事にすごく生きています。」
保護者の方へ｜こんなお子さまにおすすめです
- 人の気持ちや心のしくみに興味がある子
- カウンセリングや支援の仕事に関心がある子
- じっくり観察したり、文章を書くのが得意な子
- 優しさや思いやりを大事にできる子
- 学びながら、自分自身とも向き合いたい子
子： 心理学って、“他人のこと”じゃなくて、“自分を知る学問”でもあるんだ。
親： 心と心をつなぐ力って、どんな時代でも必要になるわね。社会の中でその力を活かせるって、素敵なことね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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