【親向け】京都精華大学 メディア表現学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「メディア表現学部」って?アニメや映像が“本気の仕事”になる学び場

親: 「アニメとかゲームが好き」っていうけど、それって大学で学ぶ価値があるのかしら?将来、ちゃんと就職できるのか不安よね…。

子: それ、よく言われるけど、今やアニメやゲームは日本の重要な“輸出産業”だよ。京都精華大学のメディア表現学部では、単に“好き”で終わらせずに、「表現力×技術×社会性」で、コンテンツを仕事にする力を身につけられるんだ。

親: なるほど。趣味じゃなくて“産業”としての目線で学ぶのね。

子: うん。実際にプロとして活躍してる卒業生も多いし、アニメーション・映像・ゲーム・CG・マンガなど、専門分野に分かれて学べるのが魅力なんだ。


多彩な専攻|メディアを使って「伝える・魅せる・動かす」

京都精華大学 メディア表現学部では、以下のような専門領域に分かれています。

● アニメーション専攻

  • 手描き・3DCG・ストップモーションなど多様な手法でアニメ制作を体験
  • ストーリーボード、コンテ、原画、編集まで実際の現場と同じ流れで学習
  • 商業アニメとアートアニメの両軸を学び、個性あるクリエイターを育成

● 映像専攻

  • 実写映像・ドキュメンタリー・MV・インスタレーションなど幅広く対応
  • カメラワーク・音響・照明・編集などの現場技術を実践重視で習得
  • 社会課題や自己表現を映像で表すトレーニングを通じて“伝える力”を強化

● ゲーム専攻

  • プログラミング、ゲームデザイン、UI/UX、3DCG、サウンドなどを横断的に学習
  • チーム制作で「企画から完成まで」現場さながらのプロセスを体験
  • インディーゲーム制作やVR作品も。時代に合った柔軟な感覚を育む

● CG専攻

  • モデリング・レンダリング・アニメーション・VFXなどの3D技術を実践中心に学ぶ
  • 映画やCM、ゲーム業界で活かせる表現力と技術力を高める
  • ZBrush・Maya・Substanceなど、業界標準ツールに対応

● マンガ専攻(旧マンガ学部の系譜)

  • コマ割り・演出・ストーリー設計など「読ませる」力を徹底指導
  • デジタルツールと手描きの両方を活用し、時代に応じた表現方法を習得
  • プロの漫画家による個別指導や、編集者との出会いの場も多い

1年次~4年次の流れ|創作の力を“作品”という成果に

● 1年次:共通基礎で“表現者の土台”をつくる

  • デッサン、構図、色彩、映像構成など、全分野に通じる基礎技術を徹底訓練
  • ワークショップや作品発表を通じて、“自分の表現”とは何かを掘り下げる

● 2年次:専攻配属で専門分野に没入

  • 専攻ごとに専門技術(作画、撮影、編集、エフェクト等)を本格的に学び始める
  • 小作品を多数制作し、創作→評価→改善のサイクルを経験
  • プレゼンや批評会で表現を言語化する力も磨く

● 3年次:チーム制作・学外連携も活発化

  • 映像コンテストや企業コラボ作品への挑戦が本格化
  • 複数人でのプロジェクト型制作が導入され、実社会との接点も増える
  • ポートフォリオづくりが始まり、就活を見据えた準備段階

● 4年次:卒業制作と就職活動のラストスパート

  • 一人ひとりが1年間かけて大型の卒業制作に集中
  • 展示会や上映会もあり、外部への発信と評価の機会が豊富
  • キャリアセンターと連携し、企業面談・作品提出・ポートフォリオ強化を実施

学生の雰囲気|オタク?アーティスト?とにかく熱い仲間たち

  • 映像・アニメ・ゲームなどに圧倒的な熱量を持った学生が多い
  • コスプレ・SNS発信・YouTubeチャンネルをやってる子もちらほら
  • 夜遅くまで教室で作業する姿が定番。制作への執念がすごい
  • 他専攻の学生とコラボする文化もあり、自然と横のつながりが生まれる

親: ちょっと変わった子が多そうで心配…。

子: 確かにクセはあるけど、みんな「本気で作品を作ってる」から、自然と尊敬できるんだよ。競争よりも、“一緒に良いもの作ろう”って空気がある。


卒業後の進路|表現を仕事にする、確かなルートがある

● 主な進路分野

  • アニメ制作会社(作画・撮影・演出・仕上げ)
  • 映像制作会社・CM制作会社・テレビ局関連会社
  • ゲーム会社(キャラデザイン・UI・3DCG・企画)
  • マンガ家・イラストレーター・Webtoon作家
  • 一般企業の広告・広報・Web制作部門
  • フリーランスや作家として独立活動する卒業生も多数

● キャリア支援が手厚い!

  • ポートフォリオの添削・模擬面接の個別対応
  • 企業とのクリエイティブマッチングイベントを学内開催
  • マンガ編集者やゲームプロデューサーを招いた作品講評会も実施
  • OB・OGとの交流機会で「業界のリアルな声」が届く

保護者の方へ|こんなお子さんにぴったり!

  • アニメ・映像・ゲーム・マンガなどコンテンツ制作に熱意がある
  • 一人でコツコツ創作するのが好き、でも仲間とも一緒に作りたい
  • 技術を磨くだけでなく、自分の表現で“誰かに伝えたい”気持ちがある
  • 作品づくりを将来の仕事にしたいと本気で考えている
  • 一般の美大では物足りない。コンテンツ特化型の環境で伸びたい

親: クリエイターって、安定していないイメージがあるけど…。

子: でも、精華の卒業生って、制作会社とかWeb系とか、意外と“就職率”も高いんだよ。ちゃんと支援してくれるし、作品力で勝負できる環境がある。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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