「経営学部」って？女性の視点でビジネスと社会を学ぶ場
親： 経営学部って、会社の仕組みを学ぶところなのかしら？
子： そうだね。園田学園女子大学の経営学部では、経営・会計・マーケティングを基礎にしつつ、「女性がビジネス社会で活躍するための視点」も大切にしてるんだよ。
親： 女子大学の経営学部って珍しいかも。なにか特色があるの？
子： うん、「女性のキャリア形成」に特化した授業や、地域の企業や自治体と連携したプロジェクトが多いのが特徴だよ。小さな組織でも、大きな企業でも、自分らしく働く力が身につく学部なんだ。
学びの特徴｜“数字”と“人”の両方を動かせる人になる
● 経営の基本から応用までを丁寧に学ぶ
- 経営学／会計学／組織論／マーケティングなど、実社会に直結するビジネスの基礎を1年次から学習
- 経済動向の読み方、財務諸表の見方、企業の戦略思考などが体系的に理解できる
- 経営者・企業人のゲスト講義や、ビジネスケースの分析授業も豊富
● 女性のキャリア支援に特化した授業
- 「働き方とジェンダー」「女性のためのリーダーシップ論」など、キャリアをデザインする力を育む
- 実際に企業で働く女性リーダーとの座談会、キャリアモデル研究なども実施
- 結婚や出産、介護といった人生の変化を前提にした、柔軟な働き方の探究も
● 地域・社会とつながる体験型学び
- 尼崎・西宮・大阪の中小企業や自治体との共同プロジェクトが活発
- 商店街の活性化企画、地域ブランドづくり、SNS広報戦略の提案などを学生が実施
- 現場に足を運び、自ら調査・企画・発表する「動ける力」が身につく
学びの4年間｜教室→地域→社会へ、実践のステップアップ
● 1年次：ビジネスの基礎をまるごとインプット
- 経営学入門／経済学入門／簿記会計の基礎など
- Excel・Word・プレゼン技術などICTスキルも初歩から習得
- グループワークやディスカッションを通じて「考えて伝える」力を育てる
● 2年次：興味のある分野を深めていく
- マーケティング論／組織行動論／ブランド戦略などの専門科目へ
- 地域連携プロジェクトや企業訪問を通じて「リアルな経営課題」に触れる
- プレゼンや報告書作成の訓練も本格化
● 3年次：社会とつながりながら学ぶ
- 企業との共同プロジェクトで市場調査や広報提案を実践
- 長期インターンシップ制度を利用して実際のビジネスに参加
- ゼミ活動では自分の興味に応じたテーマを深く掘り下げる
● 4年次：自分のキャリアを形にする
- 卒業研究では、自分で設定した課題に対し、調査→分析→提案までを行う
- 公務員・民間企業・起業など多様な進路に向けた就活支援がスタート
- 学内外のOB・OGからのフィードバック機会も用意されている
就職・キャリア支援｜“自分らしく働く力”を引き出すサポート
● 主な進路分野
- 一般企業（事務職、営業、企画、マーケティングなど）
- 地方銀行、信用金庫などの金融機関
- 公務員（市役所、自治体職員、観光振興など）
- 起業・家業継承・NPOなど「自分で何かを始める」道も応援
- 大学院進学（経営・地域政策・ジェンダー研究など）
● 資格・スキル支援
- 日商簿記、MOS、FP、秘書検定などの資格取得をサポート
- 公務員試験対策講座（学内無料）
- 就活セミナー、自己分析ワークショップ、面接練習も徹底的に実施
学生の雰囲気｜アクティブ×やさしさのバランスが心地よい
- 授業での発言やディスカッションが活発。人前で話すのが苦手でも少しずつ慣れていける
- 「人と協力して何かを作り上げる」経験が自然と増える
- 学内外のプロジェクトやコンテストにも挑戦する学生が多く、自主性が育つ
- 女子大学らしい穏やかな雰囲気もあって、人間関係のストレスが少ない
保護者の方へ｜どんなお子さんにおすすめ？
- 経営やビジネスに興味があるけど、数字だけではなく“人との関わり”も大切にしたい子
- 将来の働き方を具体的に考えたい、キャリアを自分の手で作っていきたい子
- 地域や社会とのつながりの中で、実践的に学びたい子
- 女性としての生き方・働き方を、しっかり考えながら学びたい子
- 資格取得や就職活動に、安心して取り組める環境で力を伸ばしたい子
子： 経営学って、最初は“ビジネス＝お金の話”って思ってたけど、実は「人を動かす力」や「自分らしさ」がすごく大事なんだって知ったよ。
親： 女性だからこその気づきや発想が、これからの時代にますます求められるのね。大学でそれを引き出してもらえるのは安心だわ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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