「子ども教育学部」って?子どもと共に“育ち合う”先生を育てる学び
親: 「子ども教育」って、保育士の勉強?それとも小学校の先生?
子: どっちもだよ!平安女学院大学の子ども教育学部では、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の3つの資格・免許をめざせるカリキュラムになっていて、子どもの育ちを**0歳から12歳までトータルに支援できる“育ちの専門家”**を育てているんだ。
親: 教育現場に強い大学なのね。女子大という点も安心感があるわ。
子: 少人数制で実習サポートも手厚いから、未経験からでもしっかり力がつくって感じてるよ。
特徴①|3つの資格・免許が同時に目指せる“総合子ども支援型”カリキュラム
- 保育士資格:0~5歳の子どもを保育施設で支えるための知識と技術
- 幼稚園教諭一種免許:遊びと学びを通じて育てる、初めての先生
- 小学校教諭一種免許(国語・算数など):子どもたちに基礎学力と生きる力を伝える
※履修モデルにより、3つすべての資格を目指すことも、保育+幼児教育などに絞ることも可能です。
子: 幼稚園・保育園・小学校のどこに進むか迷ってる人でも、在学中に自分に合う現場を見つけやすいのがこの学部の強み!
特徴②|実習が“多くて深い”から、現場対応力が身につく
- 1年次から保育所・幼稚園・小学校を訪問し、子どもたちと関わる機会が豊富
- 2年・3年次では、保育実習・教育実習・施設実習など、複数のフィールドで本格的な実地研修を実施
- 実習先は京都・大阪・滋賀を中心に多数。地元就職にも強いネットワークあり
- 教員や実習指導担当による事前・事後指導も徹底。授業と実習がしっかり結びついている
親: 実習の場で失敗しても、丁寧にフォローしてくれるのね。
子: うん。実習日誌の書き方から、子どもとの声かけのコツまで、具体的に指導してもらえるよ。
特徴③|子ども理解を深める“心理・発達・家庭”の視点
- 発達心理学/教育心理学/障がい児保育/家庭支援論など、子どもと家族を多面的に学ぶ
- 「遊び」「生活」「ことば」「表現」「環境」といった保育5領域の理解も重視
- 保護者対応・保育者のメンタルヘルス・いじめや虐待など現代的課題への備えも強化
- 幼児の感性・非言語表現・心の育ちを読み取る力を育てる科目も
子: ただ“教える”じゃなくて、“子どもに寄り添う”って何なのか、じっくり考えさせられる授業が多いよ。
特徴④|表現・音楽・絵本・自然…「子どもと通じ合う力」も育つ
- ピアノ実技・リズム遊び・音楽表現など、音楽に苦手意識があっても基礎から指導
- 造形/手遊び/人形劇/読み聞かせなど、「子どもと遊びながら育つ」方法を体験的に学ぶ
- 「自然とふれあう教育」「食育」「季節行事の保育」など、豊かな感性と五感を育てる視点もカバー
親: ピアノが弾けなくても大丈夫なの?
子: 大丈夫!ピアノ未経験で入って、いまは童謡を弾き語りできるようになったよ。
学びのステップ|“育ちと学び”を支える力を段階的に習得
◉ 1年次:保育・教育の基礎と子どもの世界への理解
- 教育原論/子ども理解基礎/発達心理学/ピアノ・絵本・手遊び演習
◉ 2年次:保育・教育実践の技術を養う
- 教育方法論/保育内容総論/指導案の作成/実習プレ演習
◉ 3年次:本格的な実習へ
- 小学校・幼稚園・保育所・児童福祉施設などで複数回の実地実習
- 実習報告書作成、クラス運営、保護者対応演習なども経験
◉ 4年次:卒業研究と進路準備
- 子どもに関するテーマをもとに卒業論文を作成(例:発達障がいの理解/絵本教育の効果)
- 教員採用試験・公務員試験対策講座/個別面接練習あり
学生の雰囲気|あたたかく、優しく、子ども思いな仲間たち
- 「子どもが好き」「支える仕事がしたい」という思いでつながる学生が多い
- 授業・実習・ピアノ練習などで自然と仲が深まり、助け合う文化ができている
- 地元出身者と下宿生がバランスよく在籍し、ゼミ・行事を通じて親しみのある空気
- 教員との距離も近く、「話しかけやすい先生」が多いのも女子大ならではの魅力
主な進路|「子どもに関わる」多彩な職業へ
◉ 取得可能な資格・免許
- 保育士資格(国家資格)
- 幼稚園教諭一種免許状
- 小学校教諭一種免許状
◉ 主な進路先
- 保育所/幼稚園/認定こども園
- 公立小学校(教員採用試験合格者)
- 福祉施設(児童発達支援センター/障がい児支援)
- 一般企業(教育系/子ども用品メーカーなど)
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 子どもと関わるのが好きな子
- 保育士や教員など、人の成長に関わる仕事を目指している子
- 真面目にコツコツ努力できる子
- 人の気持ちに寄り添える優しさを持っている子
- 手に職をつけて、安定した職業につきたいと考えている子
子: ただ子どもが好き、だけじゃなくて「どう育てるか」を考える毎日が楽しいよ。
親: 教える側も、子どもと一緒に育っていくんだなって感じるわね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
コメント