「芸術×教育」で、心を育てる先生になるという選択
親: 教育学部って、教員免許を取る学部よね?芸術大学で教育って、ちょっと意外かも?
子: 実はそこが名古屋芸術大学 教育学部の魅力なんだ。ここでは、**“芸術的な感性をもった教育者”**を育てているんだよ。つまり、音楽や造形・表現活動などを通して、子どもの心を育てる力をもった先生になれる。
親: なるほど。机に向かう勉強だけじゃなくて、感性や想像力も大事にするのね。
子: うん。子どもたちの「感じる力」「表現する力」を引き出せる先生になるために、教育と芸術のハイブリッドな学びを4年間で積み重ねていくのがこの学部なんだ。
学びの柱|「子ども理解」と「表現力」を両輪で育てるカリキュラム
● 教育・保育の基礎理論と実践
- 教育原理・発達心理学・児童理解などの教育の土台
- 教育実習・保育実習・教育インターンなどの現場経験
- 道徳・生活・総合学習など小学校教諭に必要な指導法も習得
● 芸術表現と創造活動
- 音楽・造形・演劇・ダンス・映像などの芸術表現科目
- 子どもに伝える表現力や創造性のある授業づくりを実践
- 芸術学部ならではの専門設備・講師陣から学べる環境
● ICT活用と現代教育への対応
- プログラミング的思考・デジタル教材づくり
- 教育現場で求められるICTスキルやタブレット指導法も対応
4年間の学び|教室と現場を行き来しながら“教育者としての自分”をつくる
● 1年次:教育者としての基礎を築く
- 教職入門/教育心理/子ども理解などの基礎科目
- 学内での音楽・美術の実技、表現活動を通じて自分の感性を養う
- 幼稚園や保育園での見学実習(オリエンテーション型)
● 2年次:教科指導・表現活動を深める
- 小学校教科の指導法(算数・国語・図工・音楽など)
- 造形あそび・音楽表現・身体表現の演習授業が豊富
- 幼稚園・保育所での保育実習(2週間〜)を体験
● 3年次:教育実習と研究活動で“先生の視点”に立つ
- 小学校教育実習(3週間〜4週間)で実際に授業を行う
- 教育相談・特別支援教育の学びも本格化
- ゼミに所属して、自分の関心ある教育テーマを深掘り
● 4年次:卒業研究と就職・進路活動
- 自主研究・卒業論文・表現発表を通じて4年間の学びを総まとめ
- 教員採用試験や保育士試験の対策講座が本格化
- 公立学校・私立園・企業など、自分に合った進路選択へ
実習と現場体験|「子どもと接するリアルな学び」が強み
- 幼稚園・保育所・小学校での現場実習を豊富に配置
- 地元自治体と連携した教育ボランティアプログラム
- 学内に“模擬保育室・模擬教室”を設置し、実践力を高める
- アートフェスや学内発表会で、表現力を子どもたちに伝える機会も
学生の雰囲気|あたたかく、優しく、子どもが大好きな仲間たち
- 「子どもが好き」「先生になりたい」というまっすぐな想いをもった学生が多い
- 表現活動に前向きな学生が多く、音楽・造形が苦手でも安心して学べる雰囲気
- 学生同士の交流も活発で、イベントや勉強会を自主開催することも
- 少人数ゼミや実技中心の授業が多く、先生との距離が近いのも魅力
主な進路|教育・保育・子どもと関わる仕事を多方面に展開
● 就職実績(想定例)
- 小学校教諭(愛知県・名古屋市など)
- 幼稚園教諭/保育士(公立・私立)
- 児童館・放課後児童クラブスタッフ
- 教育系企業(教材開発・教育ICTベンチャーなど)
- 子ども向けのアート教室・音楽教室運営など
● 資格・免許取得支援
- 小学校教諭一種免許状
- 幼稚園教諭一種免許状
- 保育士資格(課程履修で取得可能)
- 教員採用試験・保育士試験対策講座あり
- キャリアセンター+ゼミ教員による手厚い個別サポート体制
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 子どもと関わる仕事にやりがいを感じている
- 絵を描くこと、歌うこと、体を動かすことが好き
- 教えること、伝えることに興味がある
- 芸術や表現を通して、人とつながることが得意
- 人の気持ちを想像したり、寄り添う力がある
子: 「教える」っていうより、「一緒に学ぶ」「一緒に感じる」っていう先生を目指したいんだ。
親: 芸術を通して、子どもの可能性を引き出せる先生って、これからの時代にぴったりね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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