「国際学部」って?“共に生きる”世界を目指す人のための学部
親: 「国際学部」って聞くと、英語を勉強するってイメージだけど…?
子: 英語はもちろんだけど、日本福祉大学の国際学部はそれだけじゃなくて、**“国際協力”や“多文化共生”を実際に現場で学ぶ”**学部なんだよ。国際NGOでの活動や、海外の地域づくりに関わるフィールドワークが特徴的なんだ。
親: 机の上だけじゃなくて、現地で体験する学びなのね。
子: うん。アジアやアフリカなどの国に行って、人と協働しながら社会課題に向き合う。それが、この学部らしさだよ。
特徴①|国際協力×英語×フィールドワークの三本柱
- 国際開発・教育・人権・環境問題など、地球規模の課題に向き合う学問
- SDGsを軸にした問題解決型学習(PBL)を重視
- 東南アジアやアフリカを中心に、フィールドワーク型の授業や海外研修を多数実施
- 英語力だけでなく、異文化での“行動力”と“現場適応力”が磨かれる
子: 「話せる英語」より「行動できる英語」を大事にしてるって、先生がいつも言ってるよ。
特徴②|英語と多文化理解を“使える力”に変えるカリキュラム
- ビジネス英語/ディスカッション/プレゼン演習など、実践型英語教育を重視
- 第二外国語(中国語・スペイン語など)も選択可能
- 移民・難民・外国人労働者など、日本社会の“多文化共生”課題にも深くアプローチ
- 日本国内の外国人支援NPOや教育現場でのボランティア活動も豊富
親: 海外のことを学びながら、日本社会の課題にも関われるのはいいわね。
子: うん、実は「国際」って、“遠くの話”じゃないんだって気づいたよ。
特徴③|国際福祉の視点があるのが日本福祉大学ならでは!
- 貧困・障がい・ジェンダー・子どもの権利など、福祉と結びついた国際課題を重点的に学ぶ
- NGO/国連機関/JICAなどと連携したプログラムあり
- 学部を越えて、社会福祉学部や看護学部との合同授業も経験可能
- “国際的に活躍するソーシャルワーカー”や“国境を越えて支援する人材”を目指せる環境
子: 「国際学部って語学でしょ」って思ってたけど、実は“人の生きづらさ”に寄り添う学びなんだよ。
学びのステップ|課題を知り、行動し、未来を考える4年間
◉ 1年次:国際学の基礎と語学力を固める
- 国際協力論/グローバル社会入門/異文化理解
- 英語基礎/スピーキング/ライティング演習
- 地元の多文化共生プロジェクトやNPO見学も実施
◉ 2年次:現場への入口としての体験を積む
- 海外フィールドワーク(例:タイ・フィリピン・カンボジア)
- NGO活動体験/地域の国際イベントへの参加
- フィールドノート作成や現地報告書作成で“伝える力”を養う
◉ 3年次:自分の関心分野を掘り下げ、実践へ
- 難民支援/国際教育/災害復興支援などからテーマ選択
- ゼミ活動で自主プロジェクト立案・調査・報告
- 海外インターン(JICA連携、国際協力機関)も選択可
◉ 4年次:卒論・将来設計へ
- 調査データを分析し、卒業論文にまとめる
- 卒論発表会では、学外の専門家からフィードバックも
- 大学院/国際系就職/起業など、多様な進路設計に対応
実践の場|“世界の現場”と“地域の現場”を行き来する
- 海外スタディツアー(バングラデシュのスラム、ネパールの農村など)
- 現地NGOと協働したワークショップ・教育支援プロジェクト
- 日本の学校での外国人児童支援ボランティア
- 在日外国人向けの生活相談会、災害時支援プロジェクト
子: 「一人の子どもに寄り添う体験」が、「世界を変える行動の原点になる」って先生が言ってたよ。
学生の雰囲気|行動派であたたかい“挑戦型コミュニティ”
- 世界の課題に関心を持ち、「何かしたい」と思っている学生が多い
- 海外経験者だけでなく、「大学から初めて英語に挑戦」という学生も多数
- 学年やゼミを越えた交流が盛んで、現地研修やボランティアを通して自然と絆が生まれる
- 教員との距離も近く、進路・留学・実習の相談がしやすい
親: 初めての海外でも安心して送り出せそうな雰囲気ね。
子: 仲間がいるから、ひとりで不安にならないんだよね。
主な進路|「世界とつながる仕事」へ多彩なキャリアが広がる
◉ 国際分野
- NGO・NPO(開発支援・教育支援・災害支援など)
- 国際機関(JICA/UNESCO連携団体等)
- 国際協力事業に関わる企業・自治体
◉ 国内グローバル職
- 観光・航空・商社・外資系企業などでの海外対応業務
- 通訳・翻訳・日本語教師(国内外)
- 移民・難民支援団体、国際交流協会など
◉ 大学院進学
- 国際関係学/開発学/教育学/社会学などの分野で進学実績あり
キャリア・留学サポート|“世界で働く力”を具体化する支援が充実
- 学部専属のキャリア支援担当者が在籍
- 英語面接・志望動機添削・インターン紹介も個別対応
- TOEIC/IELTS対策講座や留学前英語ブートキャンプも実施
- 卒業生のネットワークを活かした進路相談イベントを定期開催
子: 就活の面接でも、現地での経験を話すとすごく興味を持ってもらえるんだ。
保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです
- 英語や海外に関心がある子
- 国際協力やNGO活動に興味がある子
- 多文化共生、異文化理解に敏感な子
- 「社会を変えたい」という意識を持っている子
- 地域・日本・世界の“つながり”の中で何かを実現したい子
子: 「何ができるかは分からない。でも、何かしたい」って気持ちがあれば、この学部で見つかるよ。
親: 世界を変えるって、難しいことに聞こえるけど…その一歩は、目の前の人を助けるところからなのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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