【親向け】日本福祉大学 教育・心理学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「教育・心理学部」って?子どもや社会の“こころと学び”を支える力を育てる学部

親: 名前のとおり、「教育」と「心理」の両方を学ぶってこと?
子: そう!日本福祉大学の教育・心理学部は、教育学と心理学の両方を柱にして、「人の成長を支えるプロ」を育てる学部なんだ。学校の先生を目指す人、公認心理師を目指す人、福祉や地域支援をやりたい人、それぞれの目標に合わせて柔軟に学べるのが特徴だよ。

親: 教員か心理士、どちらかじゃなくて両方学べるのはいいわね。
子: うん、実際には「教育×心理×福祉」のトライアングルで学べるから、将来の選択肢もすごく広いんだ。


特徴①|教員免許と心理系資格、どちらも目指せる!

  • 小学校教諭/中学校教諭/特別支援学校教諭などの教員免許取得に対応
  • 心理系進路希望者は、公認心理師対応カリキュラムで専門性を深められる
  • 特別支援教育(障がいのある子どもへの支援)に力を入れているのも大きな特徴
  • 教育実習・福祉実習・心理実習など、フィールド重視の“実践教育”が充実

子: ぼくのゼミの先輩には、「発達に課題を抱える子どもの支援がしたい」って理由で、教育と心理の両方を真剣に学んでる人が多いんだ。


特徴②|「人を理解する」ための心理学が充実

  • 発達心理/教育心理/臨床心理/カウンセリングなどの専門分野を幅広く学べる
  • 実際のケーススタディや心理テスト演習、面接技法の実践もあり
  • 心理学系の国家資格である**「公認心理師」受験資格**が得られるカリキュラム設計
  • メンタルケア・行動理解・支援技術など、将来どの進路でも活かせる力が育つ

親: 心理学ってちょっと難しそうだけど、どんな授業があるの?
子: たとえば「発達障害児の理解と支援」では、ASDやADHDの子どもへの対応法を具体的に学ぶんだよ。


特徴③|教育・心理・福祉を“つなげて”学ぶ総合力

  • 子ども支援の現場では、「教育」「心理」「福祉」が切り離せない課題が多い
  • 日本福祉大学では、学部を超えた連携授業・実習が多数設けられており、多職種連携を学ぶ機会が豊富
  • たとえば、障がい児支援で「教員」「心理士」「福祉職」が連携する体験型演習も
  • 地域でのボランティア活動を通じて、実際の“支援のリアル”にふれることもできる

子: 「ひとりで支えるんじゃなくて、チームで支える」って視点を自然と学べるのが、この学部のいいところだよ。


カリキュラム構成|4年間で“教える・支える・理解する力”を段階的に育てる

◉ 1年次:教育・心理・福祉の基礎を幅広く学ぶ

  • 教育原論/心理学概論/福祉社会入門/発達と学習
  • 初年次ゼミで「人と関わる力」「対話の力」を育てる

◉ 2年次:専門分野を選び、実践的な演習がスタート

  • 教職課程(授業づくり/教育実習準備)または心理課程(心理検査演習/面接技法)
  • 子ども食堂や学習支援など地域でのボランティア参加も増える

◉ 3年次:現場での実習と研究が本格化

  • 小学校や特別支援学校での教育実習、公認心理師対応の臨床実習
  • ゼミ配属で個別テーマに取り組み(例:不登校支援/いじめ防止/家族支援)

◉ 4年次:卒業研究と進路決定

  • 教育研究/心理調査/フィールドワークなどを通じて卒論に取り組む
  • 就職・進学支援も本格化し、教員採用試験や大学院対策も丁寧にサポート

教育現場と連携した“リアルな現場体験”

  • 名古屋市や知多地域の小学校・支援学校と連携した教育実習
  • 教育委員会や福祉施設と協働して行う教育課題研究プロジェクト
  • 「学校に行けない子どもへの居場所づくり」活動に学生が参加
  • 大学附属の心理・教育支援センターでは、発達検査やカウンセリング実習も可能

親: 現場経験が豊富にあるって、本当に実践力がつきそうね。
子: 現場に出て初めて気づくことが多いから、「やってから学ぶ」っていうスタイルが合ってた!


学生の雰囲気|まじめで優しい、支え合う空気感

  • 「子どもが好き」「誰かの力になりたい」という思いを持った学生が多い
  • 教員志望と心理志望で互いに刺激し合いながら学んでいる
  • 授業は活発なグループワークやロールプレイが中心で、他人と関わる力が自然と育つ
  • ゼミでは、お互いに実習の悩みを共有しながら成長していける雰囲気

子: 実習前には、ゼミのメンバー同士で模擬授業をし合ったりして、みんなで乗り越えたよ!


主な進路|教育・心理・福祉のプロとして社会へ

◉ 教員

  • 小学校教諭/中学校教諭(社会・英語)/特別支援学校教諭
  • 地域貢献型の教員として、福祉と教育をつなぐ役割を担う卒業生も多い

◉ 心理・福祉系職種

  • 児童相談所・スクールカウンセラー・病院心理士など(大学院進学後)
  • 福祉施設・児童発達支援センター・放課後等デイサービスなど

◉ その他民間企業

  • 教育系出版社/人材業界/カウンセリング部門を持つ企業など

就職・資格取得サポート|“人を支える”仕事に導く体制が万全

  • 教職支援センターによる模擬面接・小論文対策・教員採用試験講座
  • 公認心理師・臨床心理士を目指す人向けに大学院進学ガイダンスを実施
  • キャリアセンターと連携して、自己分析や企業研究の支援も充実
  • 全国各地の教育・福祉現場で活躍する卒業生ネットワークによる実践的なアドバイスが得られる

保護者の方へ|こんなお子さんにおすすめです

  • 子どもと関わることが好きな子
  • 教師や心理士になりたいという気持ちがある子
  • 人の気持ちに寄り添い、支えることにやりがいを感じる子
  • 教育と福祉、心理をバランスよく学びたい子
  • 実習や現場経験を通じて、社会に出る力を身につけたい子

子: 教育も心理も「人の未来を支える」仕事なんだって実感したよ。
親: この子のやさしさや思いやりが、ちゃんと力になる場所だって思えたわ。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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