「データサイエンス学部」って？AI・統計・ビジネスを横断的に学ぶ新しい学部
親： 「データサイエンス」って最近よく聞くけど、どんな勉強をするのかピンとこないわね…。
子： 簡単に言うと、「社会にあふれる膨大なデータを分析して、問題を解決したり、新しい価値を生み出したりする力」を育てる学部なんだ。AI・統計・プログラミング・ビジネスなどを組み合わせて学ぶ、すごく実用的で将来性のある学びなんだよ。
親： 数学が得意な子じゃないと難しそう？
子： 最初からハードな数学をやるわけじゃないよ。基礎からステップを踏んで学べるカリキュラムになってるし、先生たちも「文系でも安心」と言ってる。実際に「高校時代は数学苦手だった」って学生も活躍してるよ！
学びのテーマは「社会×データ」。リアルな課題をデジタルで読み解く力
● 社会に役立つ「データリテラシー」を基礎から育てる
- プログラミング（Pythonなど）や統計の基礎からスタート
- AIや機械学習の初歩にも触れ、「ブラックボックスにしない」理解を目指す
- 「ただ作る・使う」ではなく「なぜそうなるか？」を考える授業設計
● 現場とつながる「実践型プロジェクト」
- 企業や自治体と連携して、実データを活用した課題解決プロジェクトを実施
- 例）地域の観光データ分析／交通データを使った混雑緩和策／SNS分析による商品企画
- 教室で学んだ知識をリアルの課題に応用できる力を鍛える
● 文理融合型の“データ活用力”を伸ばす
- 「統計×ビジネス」「AI×マーケティング」「プログラム×社会課題」などの横断型授業
- 技術を学ぶだけでなく、“どう伝えるか”“どう行動に移すか”を重視
- プレゼン・レポート・ディスカッションの機会も豊富
学びのステップ｜0から始めて、社会を動かす“数理思考人材”に！
● 1年次：基礎スキルの習得と情報リテラシー強化
- 数学・統計・情報処理の基礎
- Python入門／Excel活用／プレゼン演習
- グループでの課題解決型授業も早期から実施
● 2年次：応用技術と実社会との接点を広げる
- 機械学習・データ可視化・Webアプリ開発の導入
- 社会データの分析演習（人口動態、経済、観光、医療など）
- 地域の企業や団体とのPBL（課題解決型学習）に挑戦
● 3年次：実データを使った課題解決と専門性の深化
- AIモデル構築演習／BIツール（Tableau等）の活用
- 長期インターンシップや自治体連携プロジェクトに参加
- ゼミ活動では「興味×データ」で研究テーマを設定（例：災害時SNS分析、ESG企業評価、教育データ分析など）
● 4年次：卒業研究＋未来の進路づくり
- 論理的思考とデータを活かした課題提案・分析・プレゼン
- 卒業研究では実際の社会データを活用し、研究＋提案の形にまとめる
- ビジネスコンテストや学外発表会で外部評価を受ける機会も
他学部との違い｜「理論だけ」「技術だけ」じゃ終わらない実社会直結型
- 統計解析やAIだけでなく、それをどう活かすかに焦点を当てた学び
- 企画書づくり、伝える力、デザイン思考など“実務力”も鍛えられる
- 経営・観光・教育・福祉・防災・行政など、文系分野への応用も豊富
学生の雰囲気｜論理派と感性派がミックスされた“思考と対話”の場
- 「数字が好き」な学生だけでなく、「社会の仕組みに興味がある」子も多い
- プログラミング初心者からスタートする人が多数
- まじめで探究心があるタイプが多く、落ち着いた雰囲気
- 他者との議論やグループワークにも積極的な学生が目立つ
就職・進路｜“DX時代の人材”として幅広い業界から求められる！
● 主な進路分野
- IT企業（SE、データアナリスト、AIエンジニア）
- 金融業界（リスク分析、投資支援、フィンテック）
- コンサルティング（デジタル支援、マーケティング解析）
- 公務員（統計分析、行政デジタル化、自治体のDX推進）
- 一般企業のマーケティング・経営企画・情報管理部門
- 大学院進学（情報科学、統計学、社会情報学など）
● 資格・スキル支援
- 統計検定／ITパスポート／Pythonエンジニア認定試験
- MOS／データサイエンティスト協会認定の育成プログラム
- キャリア支援＋OBOG交流＋企業連携の3点セット支援体制あり
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめ！
- 数字やデータに興味がある子
- 将来性ある分野で“社会の役に立ちたい”という思いがある子
- 文理の枠を超えて、実践的な学びに挑戦したい子
- プログラミングやAIに関心があるけど、基礎から学びたい子
- 就職に強く、汎用的なスキルを身につけたい子
子： データサイエンスって難しそうに見えるけど、実は“人のために動く力”を育てる学問なんだよ。
親： 確かに、社会の中でどんどん需要が高まっている分野ね。これからを生きる力がつきそう！
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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