【親向け】中央大学 国際情報学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「国際」×「情報」ってどういうこと?文系と理系のハイブリッド

親: 「国際情報学部」って、どういう意味なの?国際系?情報系?どっちの学部なのかしら。

子: それ、よく聞かれるんだけど、両方なんだよ。中央大学の国際情報学部は、「グローバル社会の課題を、情報の力で解決できる人材を育てる」ことがテーマ。つまり国際感覚とデジタルリテラシーの両方を育てる学部なんだ。

親: 英語をやりながら、プログラミングも?ちょっと大変そう…。

子: うん。でも、それが“これからの時代の標準スキル”っていう考え方なんだ。だから授業も、語学とICT、文系と理系がちゃんとつながってるのが特徴なんだよ。


学びのキーワード|「世界×テクノロジー×人間社会」

● グローバルな視野を育てる国際系科目群

・国際関係論、比較文化論、開発援助、環境とグローバリゼーションなどを学ぶ
・SDGs、移民問題、ジェンダーなど現代的な国際課題を深掘り
・英語でディスカッションやレポートを書く授業が多い(CLIL形式もあり)

● 情報リテラシーと分析力を育てる情報系科目群

・Python・Rを使ったデータ分析・可視化の基礎から実践まで
・AI・IoT・情報セキュリティなど、社会実装に近いテーマも扱う
・“数字で語る力”を育てる数理的な訓練も丁寧に行われる

● 社会と人間に目を向けるリベラルアーツ群

・メディア論、政治学、社会心理学、哲学、文化論など
・単なる知識じゃなく、“なぜそれが問題になるのか”という背景に迫る
・多文化共生・アイデンティティ・SNS社会といった身近なテーマが多い

子: 授業の幅がとにかく広いんだ。でも、どの授業も“社会とテクノロジーをどうつなげるか”って視点が貫かれてるよ。

親: 文系・理系のどちらでもなく、「社会と関わる力」をつける学びなのね。


学びのスタイル|アクティブ・バイリンガル・デジタル

● 英語は“使うための英語”

・英語プレゼン、エッセイ、グループディスカッションなどが日常的
・授業によってはオールイングリッシュで国際問題を議論
・英語資格(TOEFL・IELTS)取得支援もあり

● ICTは“分析と表現のツール”として位置づけ

・プログラミングは初学者向けからスタートし、段階的にステップアップ
・統計処理、データビジュアライゼーション、AI活用ができるようになる
・卒業研究では、データ分析レポートやアプリ開発を行うことも

● 課題解決型学習(PBL)が中心

・「移民政策を情報でどう変える?」「地方創生×AIの可能性」など現実的テーマを追求
・国内外のフィールドワークや、企業・自治体との連携プロジェクトもあり
・少人数制ゼミで、教員と一緒に自分の関心を深めていく

子: 見た目は“ゆるめの文系学部”に見えるけど、やってることは社会派エンジニア×リベラルアーツって感じだよ。

親: 使える英語とデジタルスキル、そして社会への視野。欲張りだけど、確かに将来性あるわね。


学生の雰囲気|国際派・探究型・表現好き

・帰国子女・英語好き・IT志向・国際協力志望など、価値観が多様
・「好きなことに真面目」な学生が多く、自主性を重んじる空気
・SNS発信や映像制作、イベント運営など**“自分から動く”人が目立つ**
・服装や雰囲気はやや青学系に近いが、中身はかなり勉強熱心

子: ITガチ勢っていうより、「社会のことをちゃんと考えたい」って人が多いよ。

親: ゆるふわじゃないのね。行動力と知性がある、って感じ。


進路・就職|グローバル&デジタルで“どこでも通用する人材”に

● ICT・IT・デジタル関連職

・コンサル、SIer、広告テック、AIベンチャーなどに強い
・分析、企画、広報、マーケティングなど“伝え方と分析”の両方が評価される
・英語力があるため、外資系やグローバル部署配属も有利

● 国際協力・教育・行政系

・国際NGO、留学支援、公務員(国際交流課など)、教育系NPOなど
・情報と国際の融合分野(例:国際教育×ICT支援)への進路もあり
・教職課程(情報科)や社会調査士などの資格取得も可能

● 大学院・海外進学

・中央大学大学院、東京大学大学院、英国・東南アジアなどへの進学例あり
・修士レベルで社会調査・国際開発・情報工学の専門性を高める選択も現実的

子: ITと国際系って、どの業界でも通用する武器になる。だから進路の自由度はほんとに高いよ。

親: 職業を選ぶってより、「どの社会課題に関わりたいか」で進路を選ぶ時代なのかもね。


保護者の方へ|こんなお子さんに向いています

・英語や国際問題に興味があり、情報やテクノロジーも嫌いじゃない
・自分の意見を持ち、表現したり調べたりするのが好き
・将来は国際的なフィールドで活躍したいと考えている
・“使えるスキル”と“考える力”の両方を大学で身につけたい
・大学では自分でテーマを見つけて深掘りしたい意欲がある

子: 「社会を変えたい」って思いがある人にはすごく向いてる学部だよ。

親: 知識だけでなく、現場感覚や行動力も育つ――そんな大学生活になりそうね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

コメント