【親向け】日本大学 生産工学部の学び・雰囲気・進路をもっともっと詳しく紹介!

「生産工学部」って? “現場に強い技術者”を育てる実践主義の学び舎

親:
「生産」っていうと工場のライン作業みたいな印象だけど、大学で何を学ぶの?

子:
実はそれ、よくある誤解なんだ。生産工学部は**「社会の現場で必要とされる技術者」**を育てる学部で、ものづくりだけでなく、社会に役立つ技術の企画・設計・運用までをトータルに学ぶんだよ。

親:
じゃあ、工学系の中でも実践寄りなの?

子:
そうそう!まさに“実学重視”がこの学部の特徴。企業や地域社会と連携したプロジェクト型授業が多くて、学生のうちから「課題解決力」や「現場感覚」が身につくようになってるんだ。


学びの特徴|“つくる”を通して“考える力”を育てる、現場密着型カリキュラム

理論×実験×現場プロジェクトが三位一体!

  • 講義で理論を学びつつ、すぐに実験・実習で体感できる
  • 技術者としての倫理観やマネジメントも重視
  • SDGs・地域創生・スマート社会など、社会課題と結びついた学び

多彩な実習・プロジェクトの中で“本物”に触れる

  • 学生が主導する設計・製作プロジェクト
  • 産学連携による製品開発体験
  • 中小企業や自治体との共同開発プロジェクト
  • 地域防災やまちづくり、エネルギー活用など社会実装型学習

子:
「教室で勉強」っていうよりも、「アイデアを形にする授業」が中心なんだ。例えば、災害時に使える簡易シェルターを実際に設計・試作して、地域に提案したりするんだよ。


学びのステップ|“社会に出て使える力”を4年間で身につける

● 1年次:工学の基礎力をしっかりと固める

  • 数学・物理・化学など理系の基礎力を強化
  • 工学倫理・技術史など「技術者の責任」を考える授業あり
  • 初年次プロジェクトで簡単な製作やアイデア発表にチャレンジ

● 2年次:専門性の広がりと応用を学ぶ

  • 実験やCAD演習、設計製図などを通して「使える技術」を体得
  • 学外での見学・調査も多く、現場の課題に触れる機会が増加
  • チームで製作物に取り組むPBL(課題解決型学習)が始まる

● 3年次:本格的な社会連携・実践プロジェクトへ

  • 地域企業や行政と連携した開発プロジェクトに参画
  • 自分たちでテーマを決めて調査・設計・製作・発表まで実施
  • ゼミでの研究活動もスタート。自分の「得意分野」を深掘り

● 4年次:卒業研究で“社会に届ける技術”を形に

  • 単なる実験で終わらず、「提案→社会実装」の発想を重視
  • 自治体や企業に提案を行い、評価を受けるプロジェクトも
  • 将来の進路(就職・起業・大学院進学)に直結するテーマで研究

学生の雰囲気|「つくるのが好き」「人の役に立ちたい」学生が集う

  • モノづくりが好き、機械いじりが得意という“手が動くタイプ”が多い
  • 一方で、まちづくりや環境問題に関心がある文理融合型の学生も
  • 穏やかで実直な学生が多く、チーム作業が得意な印象
  • 年に数回、学生主体の展示会や技術コンテストも開催され、互いに刺激を与え合う

子:
みんな「地に足ついたエンジニア」って感じ。目立つのが目的じゃなくて、「誰かの役に立つ技術」を地道に磨いてる雰囲気なんだ。


就職・進路|“実践力のある技術者”として高評価。就職率も安定

主な進路

  • 建設・住宅・インフラ企業(設計・施工・管理)
  • 機械・電気・自動車・ITなどメーカー企業
  • 公務員(技術系職種、インフラ管理)
  • コンサルティング・エンジニアリング企業
  • 技術系ベンチャーや起業家も(プロトタイプ製作などで培った力を活かす)
  • 大学院進学(応用工学・設計工学・地域技術開発など)

キャリア支援

  • 学部主催の合同企業説明会を定期開催
  • 技術職・研究職に特化した就職支援講座
  • プレゼン技術・報告書作成・面接練習まできめ細かなサポート

保護者の方へ|どんな子におすすめ?

  • 「手を動かす」ことが好きな子
  • 技術を通じて、社会課題の解決に関わりたい子
  • モノづくりやプロジェクト型の学びに興味がある子
  • 将来、地域や企業の“現場”で動く仕事がしたい子
  • 自分のアイデアを形にする経験を積みたい子

子:
ただ機械をいじるだけじゃなくて、「社会に必要なものをつくる」っていう視点が、他の工学部とはちょっと違うかも

親:
現場に出ても即戦力になる力。それを学生のうちに磨けるって、頼もしいわね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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