【親向け】大阪大学 工学部の学び・雰囲気・進路をやさしく紹介!

「工学部」って?“未来の社会をつくる”技術と思想の拠点

親: 工学部って、機械とかロボットとか“ものづくり”ってイメージがあるけど、大阪大学だと何をするの?

子: うん、たしかに“ものづくり”もあるけど、それだけじゃなくて、人間の暮らし・環境・情報・社会そのものをデザインするのが阪大の工学部だよ。
たとえばAI、自動車、宇宙材料、医療ロボット、エネルギー問題、都市再生とか、全部ここで学べる。

親: すごく幅広いのね。文系じゃ思いつかないような社会課題に挑戦してる感じね。

子: そうなんだ。阪大の工学部は、「工学を“人”のために」っていう視点が強くて、ただ技術を学ぶだけじゃない、“哲学のある工学”なんだよ。


阪大工学部の構成|11専攻で、社会のあらゆる課題に挑む!

大阪大学 工学部は、以下のような専攻(分野)に分かれています。

  • 応用自然科学科(物理・化学の応用、材料・生命工学)
  • 応用理工学科(ナノ・量子・光・デバイス)
  • 電子情報工学科(半導体、通信、AI、コンピュータ)
  • 情報システム工学科(情報科学、ソフトウェア、IoT)
  • 環境エネルギー工学科(再生可能エネルギー、水資源、気候変動)
  • 地球総合工学科(インフラ、建設、防災、都市設計)
  • 機械工学科(ロボット、熱・流体、設計・製造技術)
  • マテリアル科学科(金属、セラミック、バイオマテリアル)
  • 建築工学科(建築設計、都市デザイン、構造・環境設計)
  • 生命先端工学科(医療工学、バイオメカニクス、再生医療工学)
  • 化学工学科(化学プラント設計、環境化学、分離プロセス)

子: どの専攻も「世界の課題に答える」ために、理学+工学+社会学+情報を融合させてるんだ。文理横断型って感じ!


学びのステップ|基礎から最先端へ、“社会に実装する力”を育てる4年間

● 1年次:理工の基礎+問題発見力を育てる

  • 数学・物理・化学・情報リテラシーの徹底
  • 工学倫理・工学入門ゼミで「社会と技術のつながり」を意識
  • 他専攻と横断的に学べる“基幹教育”が充実

● 2年次:専攻に分かれ、専門性を深める

  • プログラミング、回路設計、CAD、構造解析、分子設計など
  • 実験・設計・シミュレーションの授業が本格化
  • グループワーク型授業で“技術の社会実装”を体験

● 3年次:研究室配属に向けた準備+演習が本格化

  • 先端技術の講義+演習で、視野を広げながら知識を深掘り
  • 実社会のデータを使った“課題解決演習”も導入
  • 企業インターンや学外施設での研修の機会も

● 4年次:卒業研究で、自分のテーマに本気で向き合う

  • 研究室で実験・開発・設計・検証に取り組む
  • 国際会議・学会発表・論文執筆にも挑戦可能
  • 技術職・大学院進学・起業など、多様な進路と接続!

親: 理論だけじゃなくて、実際に社会に“使えるもの”をつくる学びなのね。

子: うん、阪大工学部のすごいところは、「研究」と「社会」を“同時に見る”視点があるところなんだ!


最先端の研究|阪大だからできる「未来をつくる工学」

  • 医療×AIロボット:自動で歯科治療補助するロボット
  • 宇宙材料開発:超軽量・高耐熱素材の開発
  • 次世代バッテリー:全固体電池・水素エネルギー研究
  • スマートシティ設計:IoTと都市設計を融合した街づくり
  • 再生医療支援デバイス:人工心臓ポンプ、3Dプリント臓器
  • 量子情報通信:超高速・超安全な通信インフラ構想

子: これ全部、阪大の工学部の研究室から出てきたプロジェクトなんだよ。
まさに「未来って、工学でつくられてる」って実感するよね!


学生の雰囲気|誠実で実践的。でも自由で創造的な仲間たち

  • 勉強熱心だけど、のびのびした雰囲気(“関西気質”も)
  • プログラミング・電子工作・設計などを趣味にする学生が多数
  • 工学系サークル(ロボコン、建築模型、ものづくり企画)も活発
  • 海外インターンや英語プレゼンに挑戦する学生も多い
  • 学科の壁を越えて「つくる楽しさ」でつながる交流文化

親: “まじめ”で“面白い”って感じがするわね。

子: そう!「自分の好きなことに夢中」ってタイプが多いから、刺激もあって、毎日楽しいよ!


就職・進路|“作れる×考えられる”技術者として、どこでも活躍!

● 主な就職先

  • トヨタ、日立、三菱重工、ソニー、パナソニックなど製造業
  • NTT、NTTデータ、楽天、ソフトバンクなどIT・通信
  • 大手ゼネコン、環境コンサル、都市開発企業
  • 医療機器・エネルギー・化学・鉄鋼など産業基盤企業
  • 国家公務員(技術系)、JAXA、産総研など研究機関
  • 大学院進学(大阪大学大学院、東大・京大・海外含む)

● 強みと特長

  • 実験・設計・プレゼン・情報活用すべてを兼ね備えた人材として高評価
  • 学会・研究実績が就職時の武器に
  • “技術で社会を変えたい”という志を実現しやすい進路環境

子: 「阪大工学部って、ただの技術屋じゃなくて、“課題解決人”として認められる」って言ってたOBの言葉が印象的だった!


保護者の方へ|どんな子におすすめ?

  • 数学・理科を使って“役に立つもの”を作りたい子
  • 手を動かしながら考えるのが好きな子
  • テクノロジーと社会課題をつなぐ仕事に関心がある子
  • チームで協力して何かを形にするのが得意な子
  • 技術者としてだけでなく、人として成長したいと思う子

子: 工学部って、「未来を形にしたい」って思いを持つ人には、最高の場所なんだ。
阪大工学部なら、それを実践できるチャンスがそろってるよ。

親: 技術だけじゃなく、社会のこと、人のことも考えられるって、まさに“令和のエンジニア”って感じね。

本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。

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