「建築デザイン学部」って？暮らしと社会をデザインする女性建築士を育てる場
親： 建築って難しそうだし、男性が多いイメージもあるけど…日本女子大学の「建築デザイン学部」ってどんなところ？
子： 一言でいうと、「人にやさしい空間」や「持続可能な暮らし方」を、建築とデザインの力で実現することを学ぶ学部なんだ。建築士になるための勉強もできるし、住まいやライフスタイル全体をデザインする視点も大切にされているよ。
親： なるほど。「建物」だけじゃなく、「人の暮らし」を考えるって感じなのね。
子： うん。女性目線で“空間”や“生活”を捉える力を育てられるのが、日本女子大ならではだよ。設計・インテリア・まちづくり・福祉・防災・環境保全まで、学びのフィールドはとても広いんだ。
学部の特徴｜建築×デザイン×暮らしで空間の可能性を広げる学び
建築士を目指せる本格的なカリキュラム
- 一級・二級建築士受験資格に対応した体系的な授業
- 構造・法規・環境・材料など専門技術もしっかり学ぶ
- 製図・CAD・BIM・模型制作など設計技術も実践的に習得
- 建築設計事務所や住宅メーカーなどでのインターンも多数
暮らしを起点とした「住環境デザイン教育」
- 住宅・福祉施設・商業空間など、人の行動や感性に寄り添った設計演習
- インテリア・照明・色彩・家具配置など空間全体をコーディネート
- 子育て支援、防災、ユニバーサルデザインなど社会課題も扱う
女性視点のまちづくり・住まい研究
- 多世代居住、地域コミュニティ、防災といった視点を建築に応用
- 国内外のまち歩きや見学実習で空間を“体感しながら学ぶ”
- SDGsやカーボンニュートラルへの建築的アプローチも実践
子： かっこいい建物を“つくる”だけじゃなくて、人の生活が“より豊かになる空間”を考えるのが、建築デザイン学部なんだよ。
学びのステップ｜空間を“観て・描いて・つくって・考える”4年間
● 1年次：暮らしと空間に向き合う感性を育てる
- 建築デザイン基礎／生活空間論／造形演習など
- 手描きスケッチや模型づくりで空間を“目と手”で学ぶ
- 空間を観察し記録する“建築見る力”を養う課題も豊富
● 2年次：設計技術と理論を体系的に学ぶ
- 建築設計演習Ⅰ・Ⅱ／建築史／構造力学／建築法規など
- 小住宅・店舗・公共空間など多様な空間の設計課題に取り組む
- CADや3Dモデリングソフトの操作も本格的にスタート
● 3年次：実践的な設計力・応用力を育てる
- 集合住宅・福祉施設・地域拠点など複雑な設計に挑戦
- 実際の敷地条件をもとにした「リアルな設計課題」
- ゼミ活動やまちづくりプロジェクトへの参画も始まる
● 4年次：卒業制作とキャリア形成の集大成
- 自由テーマによる卒業設計（模型・図面・プレゼンボード提出）
- 教員・外部講師による講評で“伝える力”を徹底指導
- ポートフォリオ作成・インターン経験を活かした就活支援も実施
実習と施設環境｜女性のための“つくる・考える”空間が充実
- 製図室、工作室、建築スタジオ、3Dプリンター完備のモデリング室
- 都内や各地の建築見学会、まち歩き、住宅調査も定期開催
- 学外コンペ（設計コンクール）への応募も積極的に支援
- インテリアショップや建築事務所との連携授業もあり
子： 手を動かして、体を動かして、“空間っておもしろい！”って思える瞬間がいっぱいあるよ！
学生の雰囲気｜感性と技術を磨き合う、前向きでおしゃれな仲間たち
- 建築やインテリア、街並みに興味のある感性豊かな学生が多い
- 作業時間は長いけど、模型や設計に没頭できる充実感がある
- ファッションや美術、色彩にもこだわる個性派が多く刺激的
- プレゼンやコンペを通じて、互いに高め合う文化がある
親： 建築って“理系”っぽいけど、感性や美意識もすごく大事にされるんだね。
子： そうだよ。「きれい」「気持ちいい」「使いやすい」をかたちにするのが建築デザインなんだよ！
就職・進路｜「空間づくり」のプロとして、社会のあらゆる場面で活躍！
● 主な進路
- 建築設計事務所（戸建・集合住宅・商業施設など）
- ハウスメーカー・住宅リフォーム企業
- インテリア・空間ディスプレイ関連会社
- 建築系公務員（都市計画・住宅行政など）
- 教員（工業高校や家庭科の住環境領域）や大学院進学
● 資格・支援
- 一級建築士／二級建築士／木造建築士の受験資格取得可能
- 建築CAD検定、インテリアコーディネーター等の対策講座もあり
- ポートフォリオ制作支援、企業との就職マッチングイベント
- 卒業生ネットワークを活用した業界研究・OBOG相談会も実施
子： 「自分の設計した空間で人が笑顔になる」って、すごくやりがいがあることだよ！
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
- 建築やインテリア、まちづくりに興味がある子
- 空間の見せ方、使いやすさ、デザインにこだわりがある子
- 自分の感性やアイデアをかたちにしたいと思っている子
- 手を動かすことやものづくりが好きな子
- 人の暮らしをよりよくすることにやりがいを感じる子
親： 建物のデザインって、思っていた以上に人の気持ちや生活と関わってるのね。
子： うん。だからこそ、**「誰かのための空間を考える」って、すごく温かくて、力強い学びなんだよ。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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