「現代生活学部」って？ 暮らしの知を深め、社会とつながる学び
親： 「生活学部」ってちょっと昔っぽい名前だけど、どんなことを勉強するの？
子： 実は今、とても“時代に合った学び”なんだよ。衣・食・住・福祉・子ども・環境といった生活のあらゆる面を、科学的に・社会的に・実践的に学ぶ学部なんだ。
親： へぇ、暮らしのことを大学で学ぶって、意外と奥が深いのね。
子： うん、東京家政学院大学の現代生活学部では、人の暮らしを支えるプロを目指して、専門性と実践力を育ててるんだ。
学びの特徴｜暮らしの「いま」と「これから」を学ぶ4年間
● 衣・食・住の知識を実践的に学べる
- 被服、栄養、住環境など、生活を形づくる知識を体系的に学習
- デザイン演習や調理実習、住居模型の制作など、“手を動かす”授業が多彩
- 実験や調査も通して、科学的思考力も身につける
● 子ども・高齢者・地域とのつながりも重視
- 子育て支援、高齢者福祉、地域交流など、多世代の生活支援をテーマに学ぶ
- 学内外のボランティアやフィールドワークで、リアルな暮らしに触れる体験が豊富
● SDGsや環境問題にも取り組む
- フードロス、エネルギー、循環型社会など、生活と環境の接点に注目
- サステナブルな暮らしを提案できる力を養う
学びのステップ｜実習・演習で“体験”しながら力をつける
● 1・2年次：生活を構成する基礎力を身につける
- 衣服構成学／調理学／生活デザイン基礎／子ども理解／高齢社会論 など
- 手作業と知識の両輪で、暮らしの基本を深める
● 3年次：専門性を高め、ゼミや課題研究へ
- 進路や興味に合わせてゼミを選び、自主研究を深める
- 調査やフィールド活動を通じて、現実社会と自分の学びをつなげていく
● 4年次：卒業研究と進路への最終ステップ
- 暮らしの課題をテーマに、研究成果をまとめて卒業論文に
- 教員の手厚いサポートのもと、就職や進学へつなげていく
学生の雰囲気｜落ち着いていて、あたたかい人が多い
- 授業や実習にコツコツ取り組む、まじめで素直な学生が多い
- 保育や地域活動など“人のためになること”が好きな傾向
- 「暮らし」を大事にしていて、気配り・思いやりができる雰囲気
就職・進路｜生活の知を活かして、さまざまな業界へ
● 主な進路
- 食品・アパレル・住宅・教育・福祉などの業界
- 保育士・社会福祉施設職員・生活支援員・商品開発職 など
- 地方自治体や企業のCSR関連、生活情報誌編集なども
● 資格取得も幅広い
- フードスペシャリスト／食生活アドバイザー
- 中学校・高等学校教諭一種免許状（家庭）
- 社会福祉主事任用資格／保育士資格（履修条件あり）
子： 就職先はほんとに多様だよ。“衣食住＋人との関わり”を学んでるから、どの道にもつながっていく感じ。
親： “生活力”って、結局はどの仕事にも必要なのね。
保護者の方へ｜こんなお子さんにおすすめです
- 衣・食・住など「暮らしの知識」に興味がある子
- 実習や演習など、体験しながら学ぶことが好きな子
- 子ども・高齢者・地域との関わりに関心がある子
- 優しさや思いやりを活かして、人の役に立ちたい子
- サステナブルな社会や生活に貢献したいという意識がある子
子： 日々の「生活」って当たり前に思ってたけど、学んでみるとすごく深いし、社会にもつながってるんだよ。
親： 丁寧な暮らしが、きっと丁寧な社会につながるのね。
本記事は、早稲田大学国際教養学部に在籍し、進学塾を主宰する筆者が保護者の方に向けて執筆しました。内容は2024年度時点の情報をもとにしています。最新情報は大学公式サイトをご確認ください。
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